樹木葬より散骨を勧める理由
2008年支援センター設立時、すでに樹木葬なる言葉もありましたが散骨のほうが増えるであろうと予測した理由は『墓参りはいつか行けなくなる』からで、墓閉じで出した遺骨、火葬後の焼骨を永代供養墓に入れるのは墓から墓への移転「改葬」ですから「墓地、埋葬等に関する法律」が適用されます。
墓から出した遺骨を「散骨」又は「手元供養」は改葬には当たらず行政の許可不要ですから、墓から出した焼骨でも、火葬した焼骨でも全て粉骨にした後、一部手元供養して他は散骨するのがお勧めです。
故人が過ごした居間にジップロックで密閉し可愛い小物入れの中に置き、時々テーブルに出してお茶を入れたり、愚痴を言ったり、出掛ける時は一緒に持って行けるし、故人の大好きな場所に少量の粉骨を撒くことも可能、最後は自分の焼骨と一緒に散骨して貰えば何も残さない究極の断捨離です。
正月、彼岸、盆、命日、自宅ならいつでも手を合わせられ、墓参りは行けなくても自宅なら問題なくいつでも側にいられますので考えられる遺骨処理と供養の中では最善の方法に思えます。
永代供養墓もありますけど、一番のお勧めは手元供養です
山林に線香を供えた方がいたのを確認してから全て代行散骨となりましたが、手を合わせる場所が欲しい方用に寺墓所に永代供養墓は建立してあり、一部納骨して年会費2,000円だけで檀家にはならず墓参自由ですから墓に入る事も可能ですが個人的には手元供養が一番に思えます。
散骨は国が認めている訳ではありません
大半の方が勘違いしてるのが「散骨は認められた遺骨処理」だと思ってる事「節度をもって行う散骨は処罰の対象としない」と非公式ながら見解を出した事で法律違反では無いとの認識が成されてはいますが国や行政が認めてる訳ではありません。近隣では埼玉県本庄市、秩父市などは実質散骨はできない状況の地域もあります。ちなみに群馬県内で禁止されてる行政はありません。
石屋さんが81才になったそうです
石屋さんも我々同様で儲ける気はさほどありませんので何処より低価格で墓閉じしてくれますが、いかんせん81才になったと聞くと、そう長くは対応できないのは必然――、もしもの時に対応してくれる石屋さんがいれば別ですが、高額になるくらいなら墓閉じ業務は中止しようかと思ってます。
もし会員さんの中で墓閉じを考えてる方がおられましたら早めの相談と実施をお勧めします。当方の墓閉じは会員限定サービスの一環として行っておますので非会員さんからの依頼はお受けできません。
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