2022年12月31日午前1時45分起床、寝不足のまま事務所のパソコンで書いてます。
きっと今年も正月の搬送はあるだろうと思ってはいましたが、年始を待たず年末の時点で入ってきましたけど、こればかりは家族の意思ではどうにもなりません。
昨日12月30日は隣接市で今年最後の火葬待機中、非会員さんから2件の依頼電話がありましたが、ホームページやパンフレットに明記してあるようお断りしました。断る理由は2つです。
第1理由「何も分らない家族の支援は不可能です」
葬儀支援は個々の家族が持つ様々な事情を知った上で、更にその時点で最善と思われる葬式内容や流れを企画立案施行する事ですから何も知らない家族では最善の判断ができないからです。
第2理由「赤字が減りプラスに作用・後悔の素になる」
各プラン料金は人件費や諸経費を計上すると確実に赤字設定もありますので、断れば儲けが減る葬儀社と違い断ることで損失は無く、逝去まで何もしない家族は基本的に一般葬儀社を探してる方なので立ち位置の違う当方では互いに後悔する可能性があるからです。
葬儀社の行う事前相談とは葬式形態を決め一応の見積もりを出せば終わりでしょう。しかし葬儀支援として行う事前相談は全く違い葬式の内容と料金は5分~10分もあれば終わりますが、個々の家族の事情と当方理念の擦り合わせと生前、逝去後の手続きアドバイスは長く1時間では終わらない事が多い。
ゆえに「葬儀支援を行うには事前相談は絶対条件です」とゆーか、葬式で「世間体・見栄」が価値観の最初にある家族もいて当方が受けるべきでない家族もおられるのです。
時々「生きてる時に葬式の話しなんて出来ないじゃないですか」と当然のように言う人もいて、それ自体をとやかく言う気はありませんけど、その考え方をする家族は流れ作業のような葬式を良しとする方であり、費用面で心配の無い家族ですから葬式代行業の葬儀社に依頼すべきです。
逝去後に突然電話して来られる方で「死ぬとは思って無かったので――、」と言う方もおられますが、主治医から「今日明日でしょう」とか「今晩が峠です」とでも言われない限り多くの家族は家族が死ぬことなど考えません。自動車保険や生命保険もですが、泊りで出掛ける際に風邪薬や解熱剤を持っていく人が多いのは熱が出ると思っているわけでなく「もしも」対策としての準備です。
逝去後、保険会社に電話して「死ぬと思って無かったので保険加入してませんが亡くなったので保険に加入したい」と電話する人がいないのは電話しても加入できないからです。
葬儀支援会員は生命保険に近いものがあり主目的は『死後費用の心配をする事なく生きられる』こと。
団塊世代が本格的な終幕期を迎える2030年代までには遅かれ早かれ、あんしんサポート葬儀支援センター同様の支援事業が各地で誕生したり、市長に先見の明があれば葬儀支援事業が福祉最重要課題になるのは分ってますから葬儀支援を考える行政が出ても不思議ではありません。
儲けたいが先の方には向いてませんが、頭を下げる事が嫌いで、人の役に立てる事を喜びと感じる資質の方なら、葬儀支援は全国何処の地域でも未開発ですから食える程度の事業になるし、秘訣や手法が知りたければ16年間の実績から最適なアドバイスもできるでしょう。
また葬儀支援事業は50代~の人達でも心身の健康があれば若い人達より安心感を持って貰える利点がありますので、柔軟な思考のできる人なら生涯現役も可能(ちなみに僕は68才になりました)
残る家族の生活が守れ、尚且つ高品質で超低料金の葬式施行は、大多数の家族から感謝されるのは経験上間違いなく、精神的にも肉体的にも若くいられるようで僕を68才だと思う人は無く、歩き方、動き、話し方が年齢を感じさせないそうです。
15年半で2,000施行担当して多くの人達から「人助けしてるのだから、いつかきっといい事がありますよ」と言われ続け『何もねぇなぁ』と思ってきましたが、最近同級生が爺さん、婆さんになってるのを見ると『肉体的・精神的・思考・話し方』などの全てに於いて年齢を感じさせない、それ自体がお金では買えない『良いこと!?』かもしれないと思う自分がいます。
2023年も業界のタブーを破り利用者目線で書き続けますので宜しくお願いします。
1年間ご来訪頂きありがとうございました。 良い年をお迎えください。 <m(__)m>
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