2017年から目指したのは以下「5プラン」でした。
①「必須項目だけの設定、必要なら追加できる料金を抑えた直葬プラン」
※使用品が少なく誤魔化しが効かず利益を出し難い為、業者は避けたいが利用者は望むプラン
②「直葬と残る焼骨が全散骨、手元供養、永代供養墓納骨と三択できるプラン」
※焼骨は「何も残さない」「一部手元供養」「一部永代供養墓納骨」の三者択一、お勧めは「一部手元供養」
※いつか墓参りは行けなくなる事、手元にあれば彼岸、盆、正月、命日、いつでも手を合わせられる
※時には愚痴を言ったり、お茶入れて一緒に飲んだり、旅行に持って行く事もできます
※親の墓、好きだった場所、畑などに少し撒く事もでき、最後は自分と一緒に散骨も良いでしょう
③「お一人様が死後の不安無く過ごせて生前全て依頼できる完全委託プラン」
※厳密には天涯孤独では無い人が殆どですが誰の世話にもなれない、成りたくない人も多い
※独居老人700万人の中には自分が死んだ後の遺体処理をどうすれば良いか不安な人達が多いです
※遺体処理の明確な流れ、明確な低料金、死後に不安の無い全ての手続きで死後の死体処理に不安は無くなる
※死体処理、葬式は家族が行うとする考え方では対処できない人達がいくらでもいる時代です
④「読経、戒名付き家族葬が一般葬儀社直葬料金で実現を目指したプラン」
※個人的には無用と考えますが過去の慣習と既成概念は無視できないと設定したプラン
※一般葬儀社の直葬料金で読経・居士大姉戒名付の家族葬、一般葬儀社では逆立ちしても不可能な料金と内容
⑤「墓終い後の遺骨は「②」が実現できる低料金プラン」
※少子化、仏教離れと墓の在り方、焼骨処理は変化しなければ成らない時代の最先端を行く提案
※墓閉じが増えたのは高額な布施を要求し過ぎた仏教離れも多く檀家が続く永代供養墓は意味がない
※費用は一切掛からず「焼骨への愛着」「故人を近くに感じたい」と思うなら迷わず「一部手元供養」
※墓に行って手を合わせたいなら「一部永代供養散骨」(要年会費1軒2,000円納骨する遺骨数関係なし)
2008年設立当時から「直葬」はありましたが、内容は全プラン日本初のオリジナルプラン、料金設定は例え赤字となるプランがあっても支援に必要と気付いてしまった内容優先しなければ「いつかは――」では何事も達成できないとの発想から現在の内容まで毎年変更し続けました。
2024年には僕は70代突入、千明も若くはありませんので、あんしんサポートの成長より「2名体制支援事業の継続最優先」を目指すと「免税事業者」が受けられる消費税の恩恵を赤字補填する方向性が最善と確信、支援充実の為の売上減らしと前向きな目的が持てました。
葬儀支援の目的は「残る家族の生活が守れる事」「最後まで温かく送れる事」そして「親族等からの無責任な言葉を聞かずに済む内容」と上記各プランの実現と売上減らしを意識して走った7年間でした。
次回作成するパンフレットは新年度2023/7月から実効予定ですが「消費税」も内税とする事で消費税導入以前のような「直葬プラン75,000円」と全て含まれた分り易い料金表示とする予定です。
ただ原油価格の高騰も長く、インフレ基調でライフラインである電気代の暴騰により値上げされた葬具類もあり、使用する項目が最も多い「家族葬プラン」は消費税利益の補填でも賄いきれず赤文字の設定がほぼ確定、他プラン料金は各社が新年度を迎える4月確認後の決定となります。
設立当初目標とした「5万円火葬を残したぱっく60」「お一人様が死後費用を余分に残す必要のない完全委託」は据え置き、逝去時に余裕の無い家族の選択肢の「直葬プランは75,000円」とする方向で試行錯誤してる最中「永代供養散骨」は現時点で値上されるものは無く据え置き予定です。
上記各プランは2020年02月01日~暫定始動した結果、利用者の反応は上々で微調整期間もとれ料金、内容ともに目標達成です。
暫定始動時の懸念材料のひとつ「全プラン納棺安置はドライアイス追加減らしと棺内低温化で腐敗進行と腐敗臭の逝去と、更に料金も抑えられる為でしたが家族から違和感の声はありませんでした。
また病院、施設は有料の死体処置は必ずあり、綿花やゲルで開口部を塞ぎ、死体は清浄綿、ぬるま湯で清拭してくれますので重複させる必要は無いと「湯かんは外し」家族葬プラン以外は逢えない安置を基本とする事で低価格の維持をしましたが全くと言えるほど異議やクレームはありませんでした。
ただコロナ感染で面会すら出来ませんから、午前式で慌ただしく斎場に向かい午後火葬では安置所に行った人しかお別れはできず、費用を抑える為の火葬予約の都合もあるので当方お手伝いの住職と相談して設定したのが以下の葬式です。
よく「ピンチはチャンス」なる言葉を耳にしますが、コロナ感染で当たり前と思ってた葬式の流れでは会葬者か故人の顔さえ見ない現実が浮き彫りにされ、どうすればゆっくりお別れできる葬式になるかの実例施行が沢山できた事はコロナ感染最大のメリットと言えるでしょう。
次回「6」社会貢献の在り方と独居者対策
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