未来予測に超能力は要らない
11日の合同盆法要、12日の家族葬で「5万円火葬支援パック」が必要になるとか、火葬+散骨がセットされた「ぱっく60」、などの需要が増えるとの未来予測がどうして出来たのか、未来が見える特殊な能力があるのですか?と聞かれ思わず苦笑――、こんな未来予測に特殊な能力は要りません。
何処が不思議に感じるのか確認すると、過去16年間の足跡から、直葬は葬式では無いと言われた時代から「直葬は増える」と言ってたし、散骨なんて殆ど無い時代から「山林散骨場を所有」して、「火葬+散骨プラン」を初めて設定したのも、あんしんサポートが最初でしょ?との事でした。
言われてみれば葬儀屋が真似ををする事はあっても、葬儀屋の真似をした事はなく、立ち位置が全く違うから葬儀屋を気にしたことはない。葬儀屋は過去の慣習に拘る傾向が強いけど、当支援センターは過去でなく未来を想定した上で、こうなるであろうの想定で全て設定してきました。
過去と今が分れば未来予測は誰でも出来る
生まれた子は20年後は20才の大人になる――、人は誰でも80~90年後には終幕を迎える――、と言ったら大半の人達は「そんなの当り前でしょ」って言うでしょ? でも、この発想が未来予測の基本、あとは足元だけを見るか、目線を10年後、20年後に向けるかの違いだけです。
少子化と核家族化から見えるもの
【葬式について】
- 団塊世代が生きてるうちは特に「年金は下り続ける」
- 介護保険料と医療費は上がり続ける
- 年金生活者の生活は苦しくなる
- 老夫婦世帯なら配偶者の葬式に高額な費用は掛けられない
- だから超低料金、出来れば高品質の葬式が必要になる
- 火葬だけの葬式でも当たり前の世の中にしておく必要がある
【墓の在り方について】
- 寺と付き合うと金が掛かり過ぎ、墓は子供の足枷になる
- 少子化により墓守がいない、墓はいつか行けなくなる
- 樹木葬より法律で縛られない散骨が増えるのは確実
- 海洋散骨は漁民に迷惑を掛ける事に成り兼ねない
- ゆえに自分名義の山林散骨が最善と考え実行した
- されど手を合わせる場所が欲しい人達も沢山おられる
- ならば粉骨を手元に置けばいつでも手を合わせられる
- だから火葬+散骨プランの発想となった
- 自分達だけの墓として最長33回忌までの永代供養墓建立
発想の根底にあるのは「利益?」「喜び?」
当支援センターのプランに国内初が多いのは、全てこの発想から生まれたものだから、何も無い所から考えたものでなく、実態と誰でも分かる未来予測を基にした発想に過ぎません。
あえて言うなら過去の慣習に捕らわれず、これからの時代に最善と思われるものを創り出せば良く、価格設定に於いても適当でなく明確な計算の上で設定するのが全ての始まりの基礎となります。
例えば、かつて美容室に材料を納める営業をしてた頃、5人用で1,000円のパーマ液を使用したパーマが5,000円の店が5人用2,000円のパーマ液を使用すると経営者の大半は「原価が倍なら出来れば料金も倍にしたいけど、せめて8,000円は頂かないとだね」と言うのです。皆さんはどう思いますか?
1人前200円の原価が倍の1人前400円になるとは原価は200円高くなっただけでしょ? なら5,000円を5,200円にすれば利益高は同じなのに倍額にしたいとか、せめて8,000円(+2,800円利益増)という発想が理解できません。利益とは率でなく額なのと適当過ぎる設定方法が問題です。
この発想の根底にあるのは自分の利益、それが間違いだとは思いませんが、利用者が喜んでくれたり、希望してた施術内容であるか否かのほうが問題、自信があるなら一度だけ5,000円の同一価格で利用して頂き、次回からはいくらになりますと試してみれば良いんです。
値上以上の価値があると思えば利用者は増え、価値が無いと思えば以前のパーマで良いと言われるでしょう。極論で言えば料金値上げせず5,000円のままで質が向上、利用者数が倍に増えれば利益率は下っても、利益高は増え、且つ顧客数が増えれば増収に繋がります。
商売、事業の大半は有っても無くても問題の無いものだから存続が難しい、しかし絶対必要な事業で利用者目線なら存続させるのは決して難しくありません。その見極めも含め近未来予測は大事だと思う。
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