独居老人750万人時代
日本の人口1億2400万人のうち埼玉県民より多い750万人が独居老人(65才以上の独居者)と言われてますが、なぜだろうと考えると、ひとつの原因が見えてきます。
僕が子供の頃は祖父母、両親、子供達と三世代同居が当り前でしたが、今は子供夫婦と親が同居しない人達が増えてることが、独居老人が増え続けてる最大要因でしょう。
老夫婦だけで生活して配偶者が逝去後は子供の配偶者との関係もあり、突然の同居は互いに面倒でもあり、動けるうちは独りで暮らし、最後は施設入所と考える老人も多く、子供夫婦もそれを望む人が多いようです。
別居しても終幕間近は子供達が面倒を看てくれる事が多いですが、親子関係が上手くいってないと疎遠のまま数十年音信不通の親子も決して珍しくありません。このケースは親も子供の世話になりたくないとハッキリ明言ますので、死後の不安を抱えて過ごす必要の無いようしてあげたいと思うわけです。
下記条件で死後の不安は無くなります
完全委託で火葬+散骨してくれる業者を探す
病院、施設等へのお迎えから始まり、手続き、火葬、そして散骨まで全て委託できる業者を探します。
現時点で設定してる業者は少ないでしょうが絶対に増えるプランです。
「参考例」
完全委託プラン12万円税込 追加一切不要プラン・事前予約・事前入金限定、施行内容が全く同じ「税込11万円ぱっく60」との違いは安置日数・保冷剤使用量の追加が一切無いことです。
「依頼時の注意点」
「搬送距離、時間帯等の追加」と「安置日数、使用保冷剤の追加」その他で追加発生するプランの場合、生前の段階で支払いを含めた全ての手続きが完了できないからです。死後に頼める人がいて託せるなら完全委託プランを利用する価値のある対象者は激減します。
例えば年末年始の逝去なら普通に1週間位の火葬予約は取れず、48時間安置を含んでも安置5日間追加、更にはドライアイスも2~3回追加となります。火葬予約が取り難い状態は2030年代まで右肩上がりですから、安置と保冷剤で稼ごうとする葬儀屋は増えますが、安置1日5万円の葬儀屋も実在するのです。
依って生前の段階で明確な追加は問題ありませんけど、死後に追加が発生するプランは使えません。その点を考慮せず依頼した場合、迷惑を掛けたくない人達に迷惑を掛ける事になる。また完全委託とは言えないプランですから現在でも多い嘘つきプランに過ぎません。
「死亡届の注意点」
死亡届人は「親族(血族6親等・姻族3親等以内),同居者(届出住所が同一なら他人で構いません),家主(病院長、施設長も可),地主,家屋管理人,土地管理人等,後見人,保佐人,補助人,任意後見人,任意後見受任者」と決められており下記の届出人情報は事前確認しておく必要があります。
「届出人記入情事項」
「対象者との関係・氏名・現住所・本籍住所・戸籍筆頭者の氏名・故人との続柄・連絡電話番号」以上を事前に預かっておけば死亡届は完了します。2024年現在、火葬場を所有する市町村役場は印鑑不要、火葬場を所有してない行政への届出は印鑑が必要です。
「死亡届書を提出できる役所」
1. 逝去した地域の役所 2. 故人の本籍地役所 3. 届出人の居住地役所の3か所だけです。
「火葬は全国区」
火葬許可証があれば全国何処でも火葬可、但し指定地域住民以外の火葬は、都内民営火葬場の約10万円、前橋斎場63,000円、高崎斎場55,000円、いせさき聖苑30,000円と各斎場毎に料金は違いますが市民外火葬料が葬儀屋費用とは別途必要です。
また指定地域住民が届出人なら何処の誰でも無料で火葬してくれる斎場もありますので、利用する葬儀屋に事前確認しておきましょう。群馬県は渋川市・伊勢崎市・太田市が対応してます。
余生くらい気楽に過ごして欲しい
完全委託プランは都内在住の女性が前橋の叔母の葬式をする必要があると相談に来られた際、車を所持しておらず夜中の急変でも短時間で来られず、仕事事情も考慮して特例として設定したものですが、今では独居者、特定の信仰者を中心に続けており、今後は希望者が確実に増えるプランです。
老人の多くは「100万円あれば死ねるかね?」のような不安を抱え、少額年金にも拘わらず生活費を抑えて死後費用を貯めるという馬鹿げた現実があります。金は生きてる時に使うもの、死後費用が明確な低額(12万円)なら、あとは食べたい物を食べ、したい事をしたりと全て生きてる時に使えます。
自分で頑張れば稼げる人達は頑張れば良いけど老人、障害のある人、諸事情で余裕の無い人達もいるのですから、誰でも迎える終幕費用は本来「福祉」で対処すべきとの思いはNHKの動画でも言ってる通り、10年以上経った今も全く変わってませんから、その思いを実行しようとしてるだけです。
本日午前3時、今回の記事にピタッと当て嵌まる会員が逝去、指定先病院までお迎えして納棺安置されており、本日昼過ぎ死亡届提出、明日午前10時の火葬、予定では19日の散骨となりますが、4年前の10月に入会、その後支払いまで済ませてからは、きっと心穏やかな余生を過ごしてくれた事でしょう。
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