赤字設定は利用者のせいではない
前回ブログ最後に当支援センターの価格について「適性価格かと言われたら「異常」」と書きましたが、赤字設定が適性なはずは無く対象者目線を追求し続けた結果、でもそれは僕の好き勝手に過ぎません。
人助けが目的? 良い人なの? と言われたら「NO」、助かる人達がいるのは事実、でもそれは結果論で根底にあるのは単なる自己満足だから恩に着せる気は無い、但し寺の葬式は受けない、利用対象者も限定、お客様扱いされたい人も受けないと公言してる時点で自己満足だと分かる。
当方対象者枠に納まり、理念・信条・目的に納得した上で事前入会した方は、その時の自分に最適なプランを利用すれば良く例え赤字でも恐縮する必要はありません。僕自身が思う葬式の在り方を形にしたら赤字設定だったのは自分の判断だから寸志の類は一切受け取りません。
それも遠慮ではなく、初心を守り支援の道を外れない為の措置に過ぎず全て自己満足の延長線上です。
言い訳セールスを聞く義理はない
入会相談で時々聞くのが葬儀屋で聞かされたらしい言い訳セールス発言!?、「当社は建物が大きいから」「スタッフが多いから」、そんなの全て葬儀屋が好き勝手にやってる事なのに「だから高額になる」とする言い訳セールストークを聞き入れる義理はない。
社屋、社員数、霊柩車、そんな物は全て葬儀屋が好き勝手にした事で利用者には何の責任もありません。20名の社員を抱えてるから料金が高くなる――、到底理解不能な言葉、なら20名がフル稼働できる施行数を確保すれば良く、仕事量が足らない事や好きで採用した社員の給与を利用者に補填させるのは間違い。
簡単に言うと「ならスタッフ減らせよ」「滅多に使用しない大式場の管理費用を上乗せするな」「高額なリムジン売れよ」って事、それらは全て葬儀屋が勝手にした事で家族が求めた事ではありません。
超低料金の実現と維持は2名体制が限度で増員できないのが支援内容を維持する為であっても、それらは全て自分の好きで決めた事で利用者に責任転嫁する気はない、だから「多少値上げしても良いからスタッフを増やして長く続けてください」と言われる事は多いが、多少の値上げでは不可能だから増員はしない。
「年中無休・24時間体制で超低料金支援」と「料金値上げで待遇改善」を天秤に掛けると自分の中で前者のほうが重いから、赤字覚悟の超低料金で設定してるに過ぎず、豪華で派手等の価値観が勝る経営者が高額にするのは当然だろうが、それを高額料金の言い訳をするのはおかしい。
料金以上の価値がある事をセールスすべき、後は利用者の判断だから利用後に「高い」と言われたら、それほどの価値は無いと思われただけ「高いけどそれ以上の価値はある」言われる商売をすべきだろう。
過去の慣習や概念で話す人は貴方の味方ではない
葬式はこうすべきもの――、これが葬儀屋の大多数じゃねぇかなぁ、そもそも葬式に決まりが無いのは各宗教、宗派別に全て違うことからも分かり、無信仰者の僕に宗教儀式は無意味、葬儀屋の経営者はどうであれ、社員が本音で今の葬式が正解だと思ってる人のほうが少ないだろう。
ってゆーか、葬式とは大切な人、親しい人達と存命中に永遠の別れを受け入れる為の時間、受け入れるのは残った人達だけでなく対象者自身も同様なので死んでから騒ぐ意味が分からない。この感覚は17年前より2千数百件施行した今のほうが強く間違ってないと言い切れる。
坊さんが戒名つけて読経して引導を渡せば本当に成仏できると思ってますか? そんな法力があると思いますか? 信じてる人を否定する気はありませんけど、その費用が30万円、50万円は霊感商法、生花等で派手に飾られた祭壇、香典額の半分程度の欲しくもない返礼品、めっちゃ高い冷めた料理、これらの何処が供養なのか今だ理解できません。そんな費用があるなら全て残る家族に残すべしと思う。
と書き出せばきりがありませんけど、この主張、理念、信条、目的も全て僕の勝手な意見ですから、納得させたり賛同を強制するものではありません。
葬式とはなんぞや、自分の心に問うて欲しい
僕の言葉も含め、葬儀屋の言葉、好き勝手言う親戚の言葉は鵜呑みにせず『自分の終幕』『最愛の人、家族の終幕』と考えてみれば、全ての対象者が同じ発想にならない事が分かるはず、まずは自分なら――、と考え自分が思い残す事なく逝ける方法を具現化すれば良いんです。
それを形にしてくれる葬儀屋を探して依頼すれば少なくとも『後悔』は避けられるでしょう。
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