オリジナル支援誕生

我想う支援日誌
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本音を聞きだす

葬儀屋は家族に対し「葬式を教えてあげる」立ち位置で話しをしますが、葬儀屋の持つ葬式の知識は仏教葬を中心とした過去の慣習の押付けと葬儀屋が好き勝手に決めたプランの押し売りです。そもそも葬式は法律に触れない限り決まりはなく家族の自由、依って葬儀屋の常識は偏見です。

当支援センターの事前相談は建前抜きで今現在の本音を聞きだすことが最優先、その為には和んだ雰囲気を作り出す事を意識しながら、色んな意味で緊張する家族の気持ちをほぐす事が最初の目的です。

家族が本音を語れる相手と認識すれば終幕を迎えた時点で、予想以上の出費が重なり金銭的な余裕が無かった場合でも依頼プラン、支払い等で相談に乗り無理をさせずに済みます。

事前相談は電話で予約した日時に来館して1時間~3時間もの時間を掛けますが、その理由は当支援センターの目的が『残る家族の生活が守れる葬式の提案』『死後費用の心配をせず生きられる』事だからです。

無駄なようでも雑談が大事

当方の考え方、設立までの流れ等を話していると、過去の葬式経験を話し始める家族は多く、その大半は葬儀屋と菩提寺へのクレームと同時に家族としての希望や要望、更には後悔や失敗談も出ます。

但し「こうして欲しい」のような具体的な話題はありません。雑談感覚で様々な話題に触れながら、支払いに不安がありそうな家族なら75,000円を数回で支払った家族、毎月1万円で払った家族の話題に触れたり、談笑しながら雑談で家族の中にある不安要素を話せる空気になるまで最低でも1時間は必要です。

家族の生活が守れる葬式

葬儀屋でも同様の謳い文句を見掛けた事がありますけど、単なる宣伝のお題目でしかない料金と内容、例えば医師が手術をする際「絶対に治します」とは言わず「最善を尽くします」と言うはず、世の中に絶対は無いと考えれば、嘘をつかない言葉とも言えるでしょう。

しかし当支援センターの会員家族の中に81才で終幕迎え、ゴッドハンドと呼ばれ、アメリカを拠点して年間600手術をしてこられた脳外科医・福島孝徳医師の手術を受けた家族がいて、脳腫瘍である息子さんのレントゲン画像見て「僕が治してあげるから」と言われたそうです。

過去には病院と福島医師に対して1億円以上の損害賠償訴訟を起こした家族もいるようですが、安全策を取り死を迎えるか、信頼に足る医師に任せて短命か完治の二択を選択するかは家族と本人の自由ですけど、同意書にサインをすべきではない家族と思えます。

「僕が治してあげる」は覚悟の言葉

過去の実績による自信もあるでしょうが「最善を尽くします」でなく「僕が治してあげる」は、自信以上に覚悟の言葉に思えます。医師、それも脳外科なら失敗=「死」か「廃人」、医者の多くは実践を積んで経験値と腕を上げると思ってるはずで当然とも思えます。

でも医師は沢山の実践例の中での成功と失敗だけど失敗した患者に次回はありません。そんな現実は素人の僕が能書きを垂れるまでもなく、多くの家族と接して来られた福島孝徳医師は分っておられる人、にも関わらず「僕が治す」と言い続けた覚悟には尊敬と敬服しかありません。

やってる事の内容には雲泥のうんでい差があるのは承知で言わせて貰えば、当方の『残る家族の生活が守れる葬式の提案』『死後費用の心配をせず生きられる』の言葉も僕の覚悟の現れなんです。

できない理由は有り過ぎるほどありますけど、そんな自己防御の言葉は対象家族にとって何のメリットもありませんし、出来もしない癖に、本気でやる気も無い癖に軽々しく『残る家族の生活が守れる葬式』と広告宣伝に使う葬儀屋は、人を騙すことを目的とした詐欺師か、単なるお馬鹿のどちらかでしょう。

事業倒産前夜、家族を捨て蒸発した弱い人でしたが、父親としての彼を軽蔑した事はなく、どちらかと言えば自慢の父親ですから父親の教えのひとつ『無理に家業を継ぐ費用はない、何をするのもお前の自由だよ。但し自由の裏に責任がある事だけは覚えておきなさい』

そう『残る家族の生活が守れる葬式の提案』『死後費用の心配をせず生きられる』は誰かにに押し付けられた事でなく、強制された事でも無く、僕自身が勝手に公言してるに過ぎません。自分の好きで公言してる責任として周囲や対象者が納得する葬儀支援センターを目指してるに過ぎません。

ただ根が軟弱ですから『有言実行』という覚悟の17年間、それだけの事です。

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