慣れ合いより我が道を行く

我想う支援日誌
この記事は約4分で読めます。

同業者で本音を語れるはずがない

競合がなければ同業者の話しはプラスだけど競合すれば本音で話せるはずはなく、建前の会話に意味は無く、同業他者の動向を気にしない人間に同業者の友人は要らず同業組合にも加入はしない。

同業者同士は利用されるか、ねたみを買うか、探り合いで疲れると思うけど、俗に言う人間関係の多くは、この手の付き合いを指す――、前職の経営者時代、建前や世間体、損得最優先の生き方は『俺には合わないと悟れた』だから今は自分が疲れない生き方をしてる。

周囲の目や風潮、慣習でなく、対象者目線での判断と行動でなければ、対象者が必要とする支援活動などできるはずも無く、この点が通常の商売とは決定的な違いです。

一般的な商売であれば「優越感」が付加価値と成る事もあるが『支援』とは助ける事、対象が弱者なら「高額・優越感」でなく『低価格で高品質』が最大であり必須の付加価値となる。

当支援センターと葬儀屋は同業で無いが世間一般からすれば同業者に見えるだろうけど、事業設立趣旨が全く違うことから、事業年数が増えるほど格差は広がり双方利用した人は納得する。

例えば「儲けたい医者」なら治療を長引かせ、投薬量を増やし、保険適用外の治療を好むかもしれませんが「医は仁術」を地で行く医者なら、患者の経済状態を考慮した治療や投薬を心掛け保険適用内の治療優先、勤務医でも出世第一の医師もいれば、患者に寄り添う医師もいるはずです。

ようするに同じ資格の医師でも似て非なる存在、これは医師だけでなく全ての業界に言えること、イベント会社の様相が強い葬儀屋は多く、それを否定する気はありませんが利用者を騙すのは邪道で商売の正道ではない。大半の葬儀屋は「嘘」「騙し」をしてる自覚さえ無いだろう。

きっと同業者間でも当然の事として認識しているのだろう。だから尚更のこと葬儀業に染まった人達との交流はしないと言うより、避けるべきだと考えた行動を続けてきた。

葬儀屋に当支援センターの姿勢は理解できない

どんな商売でも事業でも必ず相手は存在するから、対象者の言葉、本音、想いを形にすれば良いだけの事、ただ対象者の希望は必ずしも叶えられる訳でなく、商売として成立しない希望はいくらでもあり、一見無理な希望でも叶えようと最大限の努力を続けるのが支援活動だろう。

一方、広告宣伝にでも成らない限り儲からない事はせず「嘘」「騙しごまか」と言われる事でも当然と麻痺した発想を続ける葬儀屋からすれば、当支援センターの実態は『儲けられるのに儲けない馬鹿な奴』と思われるかもしれませんが、この発想の違いこそが同業では無い根本的な違いです。

「馬鹿な奴」この部分を見て納得する人と葬儀屋に葬儀支援は絶対できません。

葬儀支援が偉い訳ではない

錯覚する人も多いでしょうから、あえて書きますが葬儀屋が間違い、葬儀支援センターが偉いと言ってるのではありません。先述した医者も同様「医は仁術」を実践する医者は素晴らしいと思うし、人として尊敬に値するのは確か、でも医者という職業で儲けたい人がいても否定される必要はない。

高〇クリニックのTVコマーシャルは、ヘリコプターを操縦してドバイの空を飛び回る動画が流れますが「自慢動画!?」と思うのは僕だけではないでしょう。患者なら羽の1枚は自分が買ってやったようなものと思う人もいるかもしれませんが悪いことをしてる訳ではない。

自分で稼いだ金でしている事、その動画を見て患者が増えるからCMを流すのでしょうから、問題はなく「当医院は安いですよ」と宣伝して高額な報酬を得てる訳でもなく問題はない。

言いたいのは価値観は人それぞれ、我が家・自分の価値観に合う店・医者・葬儀屋等々を選択すれば良く、自分の価値観を相手(店・葬儀屋・医者等)に伝えれば、自分や我が家と同じ価値観を持つ人達にとって、よりよいものになる可能性が高くなるんじゃないかなぁ。

共通点がある人達

当支援センターの会員には現職の医師、看護師、経営者なども多く「金はあるんだから葬儀屋に行けば!?」と伝えますが「金の問題でなく考え方がさ――、」と僕と思考が似てる人達が多い、同業者の意見は余り参考にはなりませんが異業種の人達の意見はとても参考になります。

業種は違いますけど、話しを聞いてると勇気付けられたり、元気を貰える人達、その人達との共通点は『今の仕事が好き』『楽しい』そして『誰かの為になれる満足感』です。

コメント