前回の費用・使用葬具・追加条件は勿論大事ですけど、それ以上に大事なのが『温かく送れたと思える事』これが葬式の良し悪しを大きく左右するポイントのようです。
凄くは駄目だけど、多少高かった気がしても、使用葬具が思ったより貧弱だったり、豪華な葬式で無かったとしても、家族、会葬者、担当者の全員で造り出す温もりのある葬式になれば、ある程度の満足感は得られるらしい、最も高額な葬式、貧弱な葬具を使った経験は無いので程度は分かりません。
その点は施行担当だけでは成立せず、家族と参加者全員が同じ方向を向かないと成し得ないのは、僕の実力不足を差し引いても絶対条件だと思う。その意味では当支援センターの葬式が温かいと言われるのは家族親族を筆頭に集まった人達全員が温かい葬式を望んでるからだろう。
どうすれば温かい葬式に成るか!? ですが、自分が介入しない葬式は17年間1度も経験が無いので、当支援センターの一般的な家族葬の流れを書いておきますから参考にしながら、自分達家族が求める葬式を家族で相談したり依頼する葬儀屋に伝えてみては如何だろうか、、
あんしんサポートの葬式イメージ
① 搬送直後
何も無い部屋の片隅にポツンを置かれた棺、施行側の僕でも寂しさを感じるから、クリスチャンで無ければ豪華に飾られた祭壇前で山型蓋付白布棺に納棺、エンゼルバンドで無く専用具で口を閉じると穏やかな顔になり、身体には白い布団が掛けられ、末期の水を取って線香を供える。
税込75,000円(68,182円+税)の直葬プラン~家族葬プランまで全て同じ、料金格差の無い葬式を目指した結果の設定で家族の心が和み、終幕に駆けつけてくれた親戚がいても家族が引け目を感じる事はない。
② 葬式の最終打ち合わせ
「どんな葬式を考えてますか? でも絶対に無理をしてはいけません」から始まるからか、家族の事情と価値観で希望プランを依頼するか、迷ってる家族なら最大でも二択提案をするが勧めるのは低価格のプランなので、家族の本心で決められる。通常なら5分もあればプランは決まる。
家族葬は最大20名としてるが、近所、友人等の会葬希望者がいれば葬式後のお別れの時間に可能と伝え「火葬前日午後3時~家族葬を執り行い最長午後7時までお別れ時間として使える旨を伝える」簡単に言えば午後4時30分~7時までは会葬者もお別れできる時間として設定できる。
翌日「朝一火葬」は高崎斎場以外は10名に抑えれば有料待合室を使わずに済み、午前10時前から食事は要らんでしょ!?と伝えると殆どのかぞくは納得するので、前日の葬式、火葬中の食事は99%しない。食事をするなら午前中には斎場を出られるので家族ならランチでも充分だろう。
予備軍まで含めると2千万人とも言われる糖尿病患者にすれば食事の提供はもてなしではない。また飲酒運転も厳しく提供者にも罰則のある時代ですから、過去の食えない時代の慣習を引きずるべきではなく食事無用の時間を設定すれば良いだけの事です。
③-1 家族葬例(読経・戒名付17万円税込)
家族葬プランは当支援センター以外は逆立しても不可能なので葬式プランとして参考にはなりませんが、プランに含まれる項目を見れば「これ要らないんだ」と思える項目もあるので参考になるでしょう。
司会アナウンスで導師入場・読経20分程・導師退室・戒名説明・家族毎に合わせた仏教の話・一旦退室・お別れの儀(花入れ等)・棺を囲んでの故人談義(代表先導)・時間内はお別れタイム(写真撮影もする)・全員で棺の蓋閉じ・線香を供えて閉式・解散、以上が火葬前日午後の葬式となります。
③-2 直葬系プラン(お別れ時間設定時)
家族葬は当方スタッフは必須ですが、自分達で送りたい家族用に場所提供のみの設定(お勧めです)
④ 斎場集合 – 最後のお別れ – 火葬 – 待機 – 拾骨 – 終了
①③は説明無用だろうと思いますが、②だけは大半が未体験ですから少し説明します。
素手の拾骨をするのは、故人が祖父母や両親なら自分が生れて来れたのは故人がいてくれたから、ありがとうの「感謝の念」終幕を迎えた「労い」の心を持って欲しいからです。
焼骨が熱い時は冷めるまで焼骨や色の説明、僕も素手で触りますし各自が素手で首から下の焼骨は全て拾骨、但し生理的に駄目な人は箸を使います。
マニュアルでは出来ない葬式
当支援センターの葬式はマニュアル化できず同じように考えてる葬儀屋があるとしたらマニュアル化はできないでしょう。マニュアルで動く葬儀屋では絶体に味わえない『温もり』を感じられるはずです。勿論マニュアルに沿った常に同じ流れの葬式を好む家族もおられるでしょう。
僕自身や家族の葬式ならどうしたいかと、葬式経験者の後悔や意見を参考にしており「葬式は宗教儀式に非ず家族で送るのが基本」の考えで17年走り続けています。
葬儀屋と僧侶は故人の供養、供養と言いますが、どんな葬式をしても故人が戻ってくる事はありませんが、残された家族はこれからも生きていくし、それを一番心配してるのが故人ですから、故人に代って家族の生活が守れる手伝いをするのが葬儀支援センターを語る者の使命と思っています。
他社の思考や理念や使命感は分かりませんので、あんしんサポート葬儀支援センターが17年間貫き通している事が参考になるならと書きました。家族の終幕が残る家族の人生や心を、より豊かにしてくれる分岐点となる参考資料となってくれたら幸いです。
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