初心は皆同じ、、

我想う支援日誌
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余程の変人か自信過剰でなければ初めて事業をする人は、儲けることより、自分の商売や事業を少しでも多くの人達に知って欲しい、気に入って欲しい、気に入って貰うにはどうしたら良いか利用者目線で考える。

才能のある人なら自分の主張で繁盛店にしたり企業化に成功する人もいますが、過去の歴史でも分かるように実現させられるのは限られたほんの一摘ひとつまみの人でしかなく、大多数の僕のような凡人が自分の利益や傲慢さを前面に出せば、せつな的な繁盛はしても永続させられるものではありません。

僕の知る限り、成功者の著書を読んでも俺には無理と思い知らされるだけ、成功者は個々の個性が強く共通点は思いつかないが、成功できない人というか失敗する人には共通点がある。

後者は失敗の原因を全て自分以外の他者のせいにしたり「客が悪い」と言い出す経営者さえいる始末、でも成功者の著書で悪口を読んだ記憶はなく、顧客、社員、家族、世間まで褒める人もいる。

だから本気で利用者目線を実行して時代が求めてる事業なら繁盛店も不思議でなく、繁盛店と言えなくても事業存続できるのは、サラリーマン時代は社員の立場で、美容業時代、そして葬儀支援センターでは経営者の立場で経験してきたので、おそらく間違ってないだろう。

分岐点でどう考えるか

ある程度繁盛すると事業拡大の欲も出て当然だとは思うけど、お客は来て当然と考えたり、初心を忘れた対応になったり、利用者目線から自分、会社、利益中心の発想になれば顧客離れを加速させる。なまじせつな的繁盛した事が良くも悪しくも分岐点となった経営者も沢山見てきた。

サラリーマン時代、経営指導してた各美容室で月1回は様々な会議や勉強会をしてたら、社長から「武井さん、毎晩遅くまで頑張ってるけど裏切られたらどうするんですか?」と言われましたが、代償を求めてた訳では無かったので社長の言葉が理解できませんでした。

一国一城の主があるじ一介の営業マンの言う事を聞いて経営内容をさらけ出し、経営施策を聞き入れ従ってくれるって凄くないですか? だから毎日が全力投球で帰宅は夜中、休日は半日以上グタァーッとしなければ身体がもたないほどでしたが、任せてくれる経営者の笑顔と絶対信頼の言動に満足でした。

あれから35年以上の時を経て倍の70才になり、当時は若造の話しを真剣に聞いてくれる経営者への恩義、2024年の今は70才の爺さんを頼ってくれる人達の要望に最大限応えようとする性格は変わらんようで、喰えなければ状況は異なるのでしょうが、喰えてるうちは利用者の満足が実感できれば充分です。

低料金でも喰える理由わけ

最近は人件費という言葉が当然になりましたが、僕が生れた家は魚屋で八百屋、肉屋、どんな商売も家族経営が基本で人件費を別枠で計上する商店などありませんでした。当社プラン価格当社単価合計の半分ほど、例えば「6尺山型ふた付白布棺22,000円税込」は実質1万円で販売してる事になります。

1万円では購入できませんから明らかな赤字、でも全ての項目が赤字ではありませんから、可能な限り役員報酬も含め経費を抑えれば何んとか経営は成り立ち、全てを2人で行うから無駄や改善できる点が直接見えるので素早い対応になったり、全ての面でスキルアップするメリットもあります。

但し超低料金の支援で喰うには補填事業をしなければ無理ですが、設立当初から想定できたので翌年には散骨場を所有、墓閉じ、散骨増も想定通りです。仕事が趣味のような人間で葬儀支援は生き甲斐になってますから、収入を得られる趣味と思えば最高の選択と成り得る初心だったようです。

初心は仕事だけじゃない

業種問わず純粋に利用者目線で始めたビジネスなら成功する確率は各段に上がりますから、初志貫徹で利用者目線を限りなく次々と実現させ続けることが事業存続の最短で最善の方法、例え好評を得たとしても現状に満足して前進を止めた時点で衰退の一途いっと辿たどることになるだろう。

夫婦関係も同様で時間の経過とともにお互い自我を優先すれば亀裂が入り、互いが歩み寄れば足らない部分を補い合え、互いに労わり合えるなど、かけがえのない関係になれる可能性があるのが配偶者ではありませんか? 自分の一生を託し共に人生を歩きたいと思った人なのです。

もし関係が思わしくない夫婦は、付き合い始めた頃、互いに夢中だった頃、子供が生まれた頃、楽しかった日々、相手のいい所など、昔撮った写真でも眺めながら振り返ってみては如何でしょう。

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