僕も千明も『地代家賃など必要経費が支払い出来る』事と『食えればいい』突き詰めれば経営者、サラリーマン問わず同じだと思う。
僕の場合『誰もが死後費用の心配をせず生きられる世の中』が最終目的だから、千明や僕の家族にひもじい思いをさせなければ全く問題ありません。
社長室に座って指示する経営者には向いておらず、自分で現場で動きながら臨機応変に動く事が性に合ってるし少し追われるくらいでいい。
時間が空けば、散骨、掃除、パソコン仕事、出来る事をするのが当り前、仕事柄もあって酒も飲めないからその点でもお金は使いません。
また洋服、車、持ち物、食事なども拘りが無く、全て仕事着だし食べ物も肉の脂身以外は拘りが無いから「食」にも費用も掛かりません。
元旦でも電話一本入れば出動、仕事馬鹿の毎日でも笑顔で送り出してくれる家族から笑顔が失せない人間でいる事が大事、年中無休は僕の自己満足で家族のせいではない。
あと一緒に仕事をする千明が毎日を元気な笑顔で誇りをもって仕事ができるよう忙しい中でも小さな楽しみを作ることを心掛けています。
毎年千明の家族十数名が県内外から元旦に集まるから、大晦日の夜は手製のおせち料理を作り、元旦は神社に行って家族分のお守りを渡すのもそのひとつ。
世の中にある夫婦喧嘩の80%はお金で解決できると思ってますが、家族間の温もりや心の繋がりだけはお金では買えません。一年間仕事最優先の生活を強いるのですからせめてそのくらいしてあげても罰は当たらないし――、我慢はいつか爆発しますからね。
個人目的に於いて「金」を最優先する人もいますが、お金は上限が無いし、お金よりも心身の健康のほうが遥かに大事だと思ってます。
若い頃は金を追いかけた時期もありましたが過去の経験からお金の為に全力投球を続ける――、僕には向いてないしできません。
嫌々始めた葬儀支援ですが15年続けて『多分天職だろうな』と思う最大の理由は、いつ呼び出されても嫌になった事がなく、時に喜びさえ感じる自分がいるからです。
またどんなに寝不足で疲れていても心が穏やかで生き甲斐もあり、人に優しくなれるせいか、相手も優しくなる――、そんな気がしてます。
前回は事業目的、今回は個人目的でしたが、皆さんはいくつ目標がありますか?
次回 『代償と覚悟』 です。
個人目的
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