5分の我慢で半年の安心

我想う支援日誌
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4日逝去の故人は2019年11月胃痛で胃カメラ検査、初期胃癌発見ならステージ1の可能性が高かったろうと思われますが、家族の話しでは腹腔鏡下手術も含め開腹手術を頑なに拒否されたそうで3年後の2022年6月4日深夜87才で人生の幕を引きました。

僕が癌のESD治療をしたのは2019年11月26日ですから同時期だったわけです。無症状の健康診断でステージ0での発見という違いはありますが、話しを聞く限り完治してた可能性が高いだけに残念です。

胃癌治療に対する『拒否』と『受諾』の違いを考えると、故人の真意は今となっては誰にも分りませんが僕の場合で言うと、治る確率が90%を超えると聞けば当然とも言えますが、同時に『まだ死ねない』の思いが強かった気がします。

》我々を頼って入会した数千名会員の為
》あんしんサポートを千明一人に任せるのは負担が多き過ぎる
》嫁さんを始めとした家族の為

あれから3年半の時が経ち、片や故人となり、片や施行する立場の差は大き過ぎる。これからも胃癌や大腸癌など消化器系の癌が発見される人は多数おられるでしょうから、経験談としていくつか記しておきますので参考にされると良いでしょう。

》最低でも1年に1度は口からの胃カメラで検査しましょう
・鼻から胃カメラもありますが、画像が暗く見難いそうです
・口から胃ラメラは辛いですが5分我慢しましょう
・数年に1度は大腸カメラ(大腸ポリープは癌に移行するそうです)

》個人的な主観ですが『専門医』がお勧めです
・ステージ0発見は毎日覗いている専門医だから見えたと言えるでしょう
・又、ESD治療は相当な技術が必要、間違えば穿孔せんこう(穴あき)もあり得ます
 胃壁は3層で1層1㎜全体で3㎜ほどです

ESD治療動画

2019年11月ESD治療後、退院時、1か月、3か月、6か月、その後半年毎と7回の胃カメラと2回の大腸カメラ検査をしていますが何度しても慣れることはありません。

のどの麻酔薬の段階で気持ち悪くなり、胃カメラを飲む瞬間から始まる5分間(多分)ほどは辛いけど、その5分間の我慢とエコー検査、胃カメラ検査、7,370円で半年間が無事過ぎた事と今現在は綺麗な状態であると専門医に直接確認できます。

餅は餅屋と言いますから、自分の身体でも分らないのが現実、だから定期的に専門家に確認して貰えば何もしないより安心して過ごせるし、検査は嫌だし、治療や手術はしたくないけど自分の為だけでなく自分を頼ってくれる人達の為、自分が居なければ心配になる人の為と思えば5分、10分の我慢はできるものです。

もうひとつ、多分、僕も故人も2019年11月の早期発見時はツキがあったはずですが、その後の対応の違いが生死を分けたように思えるのです。早期発見でなく最初から余命宣告される事だってあります。だから早期発見された病は前向きに『治す』の一択ではないでしょうか。

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