》なぜ、宣伝しないのですか?

我想う支援日誌
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》なぜ、棺がこんなに安いのですか?
》なぜ、死後の手続きに詳しいんですか?
》なぜ、棺用生花がこんなに量があるの?
》なぜ、追加が出ないのですか?
》なぜ、たった2人で続けているのですか?

》なぜ、式場祭壇が飾ってあるのですか?
》なぜ、前橋市にしか存在しないのですか?
》なぜ、非会員の依頼は受けないのですか?
》なぜ、宣伝しないのですか?
》なぜ、寺への布施も安いのですか?
》なぜ、墓閉じ、墓誌彫り費用が安いの?

》なぜ、こんなに豪華なのですか?

》なぜ、宣伝しないのですか?

広告宣伝しない理由は以下の通りです。

『広告宣伝費を使うなら少しでも費用を抑えてあげたい』

2007年6月NPO法人設立から現在までの流れをずっと見て来られた方なら分りますが、利用者が増え利益が増える度、各プランの値下げをし続けてきました。

途中、消費税8%への引き上げからの便乗値上げで5万円火葬支援パックは69.000円と値上げした以外は一律値下げし続け2021年現在に至っています。

すでに限界料金まできており、これ以上の値下げは不可能な所まで来ました

広告宣伝費は皆さんが思うより高額でB3両面印刷パンフレットを作成して前橋市内全戸に配布するだけで100万円ほど掛かります。ネット広告、役所等のモニター広告、印刷物広告、道路広告等で仮に毎月100万円の広告宣伝費を計上すれば売上でなく『利益での100万円』を全て利用者の料金に上乗せする事になります。

弱者中心の葬儀支援に於いて料金設定はとても大事、少しでも安くと考える必要があるのに広告宣伝で上乗せしたのでは本末転倒これが一番の理由です。

『全ての家族が対象者ではない』

広告宣伝の対象者は消費者全てなのに対し、あんしんサポートは事前入会してる会員しか受けず、菩提寺の行う葬式も受けない、一般葬も受けないなど対象者が限定されている為、一般向けの広告宣伝をする意味がありません。

もし、あんしんサポートが大々的に広告宣伝したら年間500施行を超える依頼になるでしょうけど、だから利益が増えるわけではないのです。人件費ゼロ計上の赤字プランもあるからです。

もっと言えば施行数を増やす事より一軒、一軒の持つ家庭事情を最優先した支援をする事のほうが大事、そのひとつである料金設定に於いて、施行数増=増員=経費増大となれば現在の料金設定は不可能となります。

『大きいから出来る事もあれば、大きくなるとできない事もある』

また社員が増えればスタッフレベルは必然的に下がりモチベーションや支援意識も確実に低下しますから現在の支援内容は維持できません。

工場生産可能ならスケールメリット(大きくする事で得られる効果)は必ず発生しますが、個々の家族毎に違う事情に最善の支援提供するには思考、人間性、独創性等個人能力を発揮するしかありません。

社内で決められた通りに進める『流れ作業の葬式を行う葬儀社』『その家族にとって最善と考える葬儀支援』これが葬儀社と葬儀支援の決定的な違いであり葬儀支援は誰でも出来る訳ではないと分ってからは、この人は――、と思う葬儀屋さんがいても強く勧めて来ませんでした。

社員を増やせば料金値上げは必然と書きましたが、人員面で言うと時々利用家族がボランティアで働きたいと申し出てくれます。気持ちはとても有難いですがお断りしています。

自分の時間が空いた時に手伝うボランティアに対し、人の死はこちらの都合は考えてくれず、盆も正月も僕が病気の時でさえ関係ありません。365日24時間の仕事でも時間が空く時はいくらでもあり我々も時間のある時にできる事はするから困っていません。

多くの人は『大きな規模の会社で出来ないものが小さな会社でできるはずがない』と考えがちですが明らかな間違いです。

葬儀支援に必要なのは規模でなく少数精鋭の組織、されど少数では出来る数に限界があるのも事実、だから事業拡大より全国各地で個人事業として広がってくれたらと考えると広告宣伝の必要性はさほどありません。

事実あんしんサポートは90数%が利用者と病院、施設等からの紹介、残りは店外懸垂幕を見て気になってたと言われる人達で一応経営として成り立っています(病院、施設へのバックマージンは一切ありません)

但し全国には同じような考え方をする人がいても不思議ではありませんから、立ち上がりから現在に至るまで、あんしんサポートの実態を伝える必要はあると、葬儀屋の経営者が絶対にしない考え方や事実を隠す事なくブログで書き続けているとも言えます。

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