お一人様!?がしておくべき事

我想う支援日誌
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一昨日、昨日、本日と続き、最近増えてるなぁと感じるのが所謂いわゆる※1お一人様』の入会相談は圧倒的に女性が多く「誰にも迷惑を掛けたくない」と言われますが結論を言うと『誰にも迷惑を掛けず死ぬ事はできません』

正確な数字を出してませんが、孤独死は女性より男性のほうが倍以上多いような気がするし『入会相談に来られるお一人様も女性が多い』この辺りも孤独死に男性が多い要因のひとつかもしれません。

老人夫婦の生活は独居老人予備軍、どちらが先かで『男やもめにうじがわき、女やもめに花が咲く』になり、お茶飲みなど人の出入りの多い女性は小綺麗にするが、誰も来ない男性の自宅は整理されてない事も多いようです。

※1 正確には「お一人様」でなく家族親族がいても付き合いの無い人も多く、迷惑を掛けたくない、今更付き合いたくないという人は『お一人様対策』が絶対条件です

完全は無理でも最小限の迷惑に留める事は事前準備で可能ですから、いつその時が来ても良いように備えておくことで、まずは予備知識として以下の条件を理解しておくことです。

『誰にも迷惑を掛けずに死ぬことなど出来ません』

第一に誰にも迷惑を掛けず死ぬ事は出来ない自覚を持つこと、その上で迷惑を掛けたり、世話になる部分を最小限にするにはどうするか?と考えましょう。

『自分の「死」知らせてくれる人』

葬儀社に入会しても「死亡」した事を葬儀社に伝えなければ動けません。

『死体と遺骨の処理』

① 死体搬送 ② 安置保管 ③ 死亡届出 ④ 火葬予約 ⑤ 火葬場搬送 ⑥ 火葬 ⑦ 遺骨処理まで全て完全委託で行ってくれる葬儀社への依頼と支払い

③ の死亡届人は法律で定められた下記の人限定です

親族(6親等以内と姻族3親等以内),同居者,家主,地主,家屋管理人,土地管理人等,後見人,保佐人,補助人,任意後見人,任意後見受任者」です。

届出人記入欄には「届出人資格」「住所」「本籍」「筆頭者」「電話番号「署名捺印」「故人との関係(甥でなく姉の長男という書き方)」を記入する。

署名は葬儀社代書でも問題はなく、捺印は朱肉を使う印鑑であれば100円ショップの物でも構わず、渡藤など数種ある「氏」は特定の文字で無くても大丈夫、遠方の親族が来なくても届出できます。また届出人に対し連絡が行くことは殆どありません。

『住居の整理や始末と未払金の処理等が必要です』

この部分は信頼に足る人物に依頼するか、費用面も含め対応してくれそうな葬儀社探しは地域包括支援センターで相談されると良いでしょう。

『財産や借金があれば法定相続人が相続する事になる』

この点は『遺言書で対応できる』ただ、お一人様の多くは自宅やマンションを市に寄付したいとか、遺言書に「市に遺贈する」と書いてあると言いますが、結論を言うと管理が必要な物件の『遺贈を市が受けるとは思えません』

すぐに売買できる不動産なら別ですが、前橋市のような地方の中小都市は不動産が動いてない地域も多いですから管理や管理費が必要な建物を簡単に引き受けるとは考えにくいです。

土地だけなら受けてくれるでしょうが、いずれにしても相続でなく遺贈希望なら遺贈先に事前確認しておくべきで、遺贈拒否されたら法定相続人に権利が移動するわけで、法定相続人に渡したくないからの遺贈の意味がありません。

個人的には独居者は施設で世話になる可能性も高いですから、不動産担保で入所可能な施設を探しておくのも良いでしょう。

また遺言書の記載内容について、法務局は勿論、公証人役場でもアドバイスはしないでしょう。遺言書として通用するか否かの確認をする場所です。

書くべき内容、書いた遺言書の管理について、とりあえず地域包括支援センターに行って確認しては如何いかが? 相談内容の間口も広いのでお勧めです。

当方事前相談では、この辺りの実態を聞き相談者に最適と思われるアドバイスをするのが事前相談の大きな目的でもあります。

独居老人が700万人を超えた日本で葬儀支援を望む人達が増え続けるのは必然、せめて各県1つで良いから死後の全てが相談できる支援センターがあれば本当に困ってる人達には大きな助けになるのですが・・・

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