3,000円で御守り入会

我想う支援日誌
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千明ちぎらより若い人達の入会

葬儀屋の入会システムは知りませんが、当支援センターは1回葬式をすると非会員となり、当方から再入会を勧める事はありませんが、火葬中の集金時に再入会(要3,000円)される家族が殆どです。

故人の配偶者なら「あんしんサポートの葬式」を経験した直後ですから「使用葬具」「利用プラン内容」「葬式の雰囲気」「我々の人柄」「総支払額」まで全て理解した直後だから再入会も分かりますが、40代、50代の子供しか居ないのに再入会される方も多いです。

「僕が死んでも人手さえあれば千明が続けるけど、千明より年下だと、あんしんサポートが無くなってる可能性のほうが高いと思うよ」と伝えると「後継ぎはいないのですか?」と言われる。

後継ぎが居ない理由

当方プランを見れば分かるように薄利(赤字)も必然の高品質、超低料金事業なので利益は出ません。そんな利益の出ない事業を子供に勧める親がいると思いますか? 僕でも子供には勧められません。

もっと言えば当支援事業は親子だからと継げるものでなく、同様の考え方の人でなければ無理に継がせたとしても決して長続きはしないでしょう。

365日・24時間・正月も関係なく無休、超低報酬の仕事・・・貴方はしたいですか? 普通の発想なら誰もが嫌がって当然、もし僕が違う仕事をしてて当支援事業の引継ぎ提案されたら絶体受けません。

僕自身は周囲が思うほど立派な人間でなく何処にでもいる凡人、ただ父親逝去の一報からの激流と良くも悪しくも17年間の流れやしがらみの中で、振り返る間も休日もなく、電話1本で追いかけられるように突き進んで来たから続けていられるだけです。

NHK全国放送、新聞記事、講演会などで「あんしんサポート事業」を目指した方は少なくとも数十名はおられましたが、10数年間で誰一人として立ち上がる事さえ出来ませんでした。理由は単純明快、儲からないどころか赤字になるプランばかりだからです。

まず倒産はしませんが・・・

事業停止は「倒産」と「廃業」があり、あんしんサポートは設立依頼17年間無借金経営なので倒産することはありませんけど、当支援事業は1名では無理、されど3名では料金値上げ必須の『2名限定事業』ですから、2名が同じような思考と発想と業務分担が出来なければ継続できません。

そもそも365日・24時間対応で無休の仕事をしたい人はいませんので、我々が老いれば出来なくなり廃業の道を選択するしかありませんから、残る家族が若い時には再入会が無駄になると伝えます。

ところが「でも自分もいつ何があるか分かりませんから入会させてください」と言われる方が多いので「使えなくなる可能性が高いけど、それで良いなら」と伝えると「3,000円でもしもの時の安心御守りと思えば安いもんです」と言われると言葉が出ません。

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