プロフィールと葬儀支援を始めるきっかけ
2007年9月のある日、八王子裁判所から一通の手紙が届いた。そこには15才で生き別れた父親が逝去、残した遺言書の開封に立ち会うか委任状を書いて送るよう書かれていた。
当時美容業の社長をしており、ホテルの婚礼美粧の仕事があって行けませんでしたが、父親の最後を看取ってくれた女性と後日お逢いしました。 そこで聞かされたのは、たった一人だけのお葬式と散骨という考えた事もない葬式だった――、ところが、その女性の見せた満足感に興味が湧き、葬式とはなんぞやと考えたのがきっかけです。
その後は葬式を色々学びますが、現行の葬式は葬儀屋と宗教者の生活を守る為にしているのか!? としか思えない現実、更に余裕の無い家族には「火葬だけの葬式」すら選択できない料金がまかり通っているのと、葬儀屋と宗教者は『霊感商法』と『誘導商法』で成り立つ特異な業界なのも分ってきた。
逝去の一報が届いて10か月後、助成金があれば、少しでも料金を抑えられると考え10年間NPO法人で活動したが、助成金もなく、募金分配金もなく、葬儀のNPOでは何ひとつとしてメリットは無く法人閉鎖、その後は合同会社に組織変更して現在に至っています。
正直なところ葬儀屋は胡散臭いと思ってたし、今もその感覚は変わりませんし、他人の遺体など見たくもない――、誰でも普通に思うことは僕も同じなんです。 葬儀屋ではありませんし、葬儀屋をしたいと思ったこともありませんが、国内唯一、無二の存在と言われる『葬儀支援』は天職だろうかと自分でも思えるほどです。
あんしんサポートの目的は葬式ではありません。『残る家族の生活を守ること』ですから、葬式は目的でなく、目的達成の手段でしかありません。 今では5.000名を超える会員さん用に設定した各パックの中には、赤字になるパックもあり利益は少なく、サービス業としての一般葬儀社とは違います。その意味では到底お客様ではありません。
でも会員さんが喜んでくれる姿や「本当に助かりました」の言葉を聞く度、自分の煩悩がひとつ浄化されるような思いですし、こうして公言し続けてる事が自身へのタガとなり、今さら一般葬儀社同様のサービス業には成れません。ただ今にしても思えば、親として最後の教え「これがお前の天職だよ」と亡き父親が導いてくれたと思えるのです。
日本一と言われるほど超低料金、高品質の維持は、365日24時間無休、全てを2人だけで行う以外に方法がありません。自分の持てる時間の全てと命を賭けての仕事です。 かつての社長業は、あんしんサポート設立から5年後、全てスタッフに無償提供、6年目から一筋で走り続けています。「いくらあれば死ねるのかね――」そんな馬鹿げた心配をしなくても死後費用の心配をすることなく、日々穏やかな心で過ごし終幕を迎えられるのが当然、そんな世の中にしたい――、その思いだけで走り続けています。
正月も盆もなく旅行すら行けず、徹夜さえあり肉体的には辛い時もあり、周囲からは大変な仕事と言われますが、我が命尽きるまで生涯現役で今の支援事業が続けられたら『我、この世に生を受けた価値あり』でしょう。65才~は国が認めた老人、それでも他人様から必要とされ、健康の心配までして貰え、自身の生き甲斐にもなる晩年期を過ごせてる今、とても幸せな人生を生きてる実感があります。 最後に葬式をされた会員さんへの言葉を書いておきます。
本当に助かったと思うなら、いつか自分が誰かを助ける立場になって欲しい――、それがお互い様の世の中にする一歩になる。
あんしんサポート理念・信条
- ・誰もが死後費用の心配をすることなく、生きられる世の中にしたい
- ・葬儀は大事、でも残る家族の生活はもっと大事、だから絶対に無理をしてはいけません
- ・供養したいと思うなら、故人のことを忘れないこと、これが供養の基本
- ・執着を捨てれば、人は楽に生きられる
- ・葬儀は存命中に行うもので、家族が家族との別れを受け入れる為の時間のこと
葬儀支援の対象ではない人――、
- ・金銭面で余裕のある家族(依頼する葬儀社に困ることはありません)
- ・お客様扱いされたい人(当方会員はお客様ではありません)
- ・横柄な人、上から目線の人(嫌な人の為に頑張る気にはなれません)
- ・菩提寺住職に葬式をお願いしたい人(お寺の生活を守る為の頑張りではありません)
- ・一般葬をしたい人(一般葬をするのは余裕の無い人ではありません)
- ・葬式内容に強い拘りのある人(一般葬儀社なら金で何でも引き受けてくれます)
- ・逝去後突然の依頼は受けません(一般の葬儀社を探してる家族だからです)
- ・逝去後の入会はできません(当方の考え方は葬儀社と全く違うからです)
会員対象者は次の通りです
- ・葬式費用に不安のある家族(理由は問いません)
- ・現行の高額な葬式に異論のある方
- ・病院、施設、行政など公的な立場からの依頼は突然(非会員)でも受けております
- ・死後費用に不安や心配があるなら、遠慮せず、迷わず、すぐ電話してください
- ・入会相談電話は午前10時~午後7時(年中無休)
すでに1,000軒以上の会員家族が利用されていますから、あんしんサポートで実際に葬式をされ、支払いまでされた方の本音を何人も聞かれると良いでしょう。それが悪評なら、そう思えば良いし、好評ならそう思えば良いでしょう。大小問わず、どんな葬儀社でも『真の姿』は実際に葬式をして支払いまでした人以外は絶対に分りません。また親戚も含め、周囲とあなたの生活水準が同じではありません。それを忘れてはいけません。