焼骨関連の基礎知識

日々の「我想う」
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葬儀業界には結構いい加減な事も多く、そのひとつが何処の斎場担当者も当り前のように言う「箸渡し」なる言葉です。ネットで確認すると、あの世への箸渡しと書いてあるけどよく考えてください。なら「橋渡し」で「箸渡し」ではありません。ようするに、後から取って付けた語呂合わせと屁理屈でしかありません。事前相談で遺骨をどうするかの相談は増えてますから、遺骨の知識や、火葬の慣習、納骨など遺骨(焼骨)に関する知識の回です。

日本は元々が土葬ですから、土葬した遺骨を箸渡しなどできるはずがありません。ならば何故箸を使うのか? 答えは単純明解「火傷するから」に過ぎません。今でも熱いまま拾骨する斎場もあるはずですから、そこでは箸で拾骨するしかありませんが、多くの斎場は一旦ステンレス皿に取り分けるので手で触れる温度まで下がります。最後に故人が残した身体の一部、祖父母、両親なら、自分が存在するのは祖父母、両親がいてくれたお蔭ですから「ありがとう」の言葉を添え、感謝の念と「お疲れ様」の労わりの心も添え、手で拾ってあげるべきと思いました。勿論、生理的に駄目な人は遠慮なく箸で拾えば良いのです。

家族全員でワイワイガヤガヤ言いながらの拾骨、大抵の人は「手で入れるのは初めて」と言いながらも、故人との距離感が近くなるのか好評です。皆さんも自分の大切な家族の拾骨は、熱いまま出て来る斎場でなければ手でいれてあげてください。斎場担当者は箸を渡すでしょうが「手で入れます」と言えば問題ないはずです。

『火葬の基礎知識』
・火葬炉の火は800℃ほどの火が入ります
・最高1200℃くらいまで温度は上がります
・棺を入れる際、下に金具がありますが大抵は、強度が高く、軽く、錆びにくいチタンです
・またチタンの溶解度は1660℃と高温にも耐えてくれます
・新しい斎場に大きな煙突はありませんが屋上などに小さな煙突はあります(ろ過して煙は見えない)

『焼骨の色に関する知識』
・骨に付着する緑色は、死体と熱せられたチタンが触れた部分と思っていいでしょう
・上下顎の部位に赤褐色があったら歯医者の治療痕の可能性が高い
・花の色は殆ど付着しない
・木綿で真っ赤な新品トランクスを履かせれば焼骨全体がピンクになる
・頭蓋骨内側などオレンジっぽい色は血液の可能性が高い
・膝の間接など太い骨の内側がスポンジ状になっており、粗いほど骨粗しょう症が進んだ骨です
・拾骨の際に比較的説明できる確率の高い骨(足から入れます)
「かかと」「膝の皿」「大腿骨」「骨盤」「尾骶骨」「指の骨」「背骨」「肋骨」「肩甲骨」
「喉仏(第二頸椎)」「下あご」「上あご」「頬骨」「左右耳の穴」「頭蓋骨(前は薄く、後頭部厚い)
・稀に骨髄部分が真っ黒になる事あり、骨髄が燃え残った状態だろうと思うが正確には分りません

『棺に入れられない物、入れたい物と理由』
・金属は当然駄目、メガネなどプラスチックは一旦解けて冷えると固まり付着するので駄目
・メガネは拾骨した一番上に広げてメガネを掛けるように置き、フタを閉じれば良いでしょう
・本は空気の層があり燃え残るので入れてはいけません
・食品は刺身でも麺類でも大丈夫、酒は180㏄の紙パックなら問題ないでしょう
・故人が供養してた木製の位牌類は棺に入れ持たせてあげましょう
・故人が好んで着てた服、着物など入れられます(出来れば逝去前、病院に持参で着せて貰えます)
・杖や釣り竿の多くは樹脂制なので駄目です
・普段から帽子を被ってた故人なら、好きだった帽子を被せてあげましょう
・六文銭(三途の川の渡し賃を入れるなら660℃で溶ける1円玉6枚が良いと思う)
(但し硬貨は貨幣損傷等取締法の適用を受け正確には犯罪、紙幣なら犯罪にはなりません)
・ペースメーカーが埋めてある故人は、必ず斎場に事前報告する必要があります

『火葬炉前に置くもの・他』
・結論を言うと、骨壺以外は何も置かなくても問題ありません(遺影・位牌など)
・多くの斎場で、白木膳、供物類、生花類、などは全て置けません
・直葬の場合など火葬炉前での香典受付はできません
・火葬棟は「写真撮影禁止」が普通です(何か写ったら騒ぎになるからだろうと思う)
・棺搬入は火葬予約時間の30分前が通例、最後のお別れ、斎場により焼香後に火葬なら時間が掛る為
(予約した火葬時間とは、火を入れる最終時間のことです)
・焼香の回数、線香の本数は「基本1回・1本」と思っていれば間違いありません
・火葬時間は斎場により60分~90分、大きな人は時間が掛り、小さな人は早くなります

『拾骨・火葬証明書』
・東日本は7寸骨壺に全拾骨が基本、西日本は4寸骨壺に一部拾骨が多い
・前橋は「死体埋火葬許可証」が火葬証明書となる「埋葬」は土葬の事、市で土葬は禁止してない
(とは言え、群馬県内に土葬を許可してる墓地はありません)

『納骨・遺骨処理』
・墓内に遺骨を巻いたり木綿布に包んで納骨する地域と、骨壺を納骨する地域がある
・四十九日は本来納骨する日ではない(忌明けですから仏様の仲間入りをする日です)
・日本は本来土葬ですから、即日納骨が本来あるべき姿に最も近いです
・散骨が増えてますが、一部粉骨を手元供養は、お勧めです(火葬証明書も入れる)
(手元供養はいつでも手を合わせられ、年老いて墓参り出来なくなっても問題ありません)
(粉骨なら、故人の実家の墓、ゆかりの地など少量撒くことも可能、旅行にも持って行けます)
(夫婦なら最後は自分の遺骨と一緒に散骨して貰うこともできます)
(転勤、転居など持って行けます)

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