私が死ぬまで続けてください

我想う支援日誌
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会員限定制

事前相談で当方理念、対象者条件を提示した後、家族の希望も聞かせて貰い、双方納得の上で入会金3,000円(1回きり)で最大5名まで登録可、葬式1回施行までは何年でも会員権利継続、葬式後は非会員となりますので再度利用したい人は3,000円で再入会してます。

つい最近の家族葬に列席した方らしいですが入会しておらず、電話の印象から逝去後の依頼と思われましたが非会員なので受けませんでしたと千明ちぎらから報告を受けました。

時々登録者全員分の入会金を払っておきたいと言われますが「死ぬのは一人づつだから、実際に利用して再入会希望なら葬式の支払い時に手続きすれば良い」と伝えるが、会員数を増やしたい訳でなく、入会金集めをしたい訳でもなく、入会登録した後は費用も含めた死後の心配をせず過ごせる為の会員制度だからです。

存続期間など誰にも分りません

広告宣伝を撤廃してから利用した家族からの紹介が大半、利用者の本音を聞いて来るので説明は楽ですが、60代前半と70代目前の2人だけで続けていると聞くと「私の時まで続けて貰えるのでしょうか?」と聞かれますが「あんたの為に生きてるんじゃねぇ、そんなの分からねぇ」と本当のことを言います。

僕自身15才で家業倒産を経験しているせいか、事業の存続は経営者の意思だけではどうにもならん状況が起こり得る事を身をもって知ってるからか、仏教熟語『諸行無常(全てのものは消滅する運命で変わらないものは何ひとつとして無い)』は一流企業に於いても「理」ことわりと伝え、後継者問題については以下のように伝える。

当方支援は赤字覚悟も多く儲かりませんから、例え子供でも勧められず、親子関係うんぬんより、同じ考え方ができない限り受け継げません。あなたは儲からない仕事を子供達に継げと言いますか? あなた自身は我々と同じことをしたいと思いますか? できますか?

葬儀支援が儲かるなら全国全県に存在してるはず、されど16年経過した今も無二の存在ですから、普通の頭脳を持っていれば増えない理由は分ります。

自分は出来ないのに後継ぎを作れと言える神経が理解できません。当方の内容と料金を見ても儲かると思う常識外れの人か、自己中人間と自分で言ってる人ですから入会拒否対象です。

ただ倒産の確立は企業化した葬儀社のほうが圧倒的に高く、社員や社長が「勿論続けます」と言ったら正確には嘘、「続けたいと思っています」が正しい日本語、いつ、何が起こるか誰にも分からず、何年続けられるかは上場企業も含め誰にも分からないが本当のところです。

それが条件なら入会しなければ良い

自分の終幕までの事業継続が条件なら、既存の葬儀屋で入会できる所は皆無、また3,000円だけの入会金で20年後、30年後の約束など出来ませんから、「それだと困る」と思う人はわざわざ予約してまで来館する必要はなく、紹介で来ても断る可能性が高い人です。

儲かろうが、儲かるまいが「金」を受け取る以上は商売だと思う人は葬儀屋に行けば良く、当方の数倍~10倍を支払えばお客様扱いしてくれますので、双方の価値観が一致するはず、高額な支払いはその恩恵を受ける為だから当然であり仕方ありません。

年間50~60件断る伝えると「えっ、断るんですか?」と言う人もいて、赤字になると言っても、きっと自分の価値観の中で儲からない事は続けないと思うのでしょう。そんな事を言ったら自費で被災地に行き無償でボランティア活動をする人達は国・県・市等から日当が出てると思うのでしょうか? 自分の価値基準だけで他人を判断すべきではありません。人間として慈愛の心を持つ人もいるんです。

それと赤字の支援活動とは、受ければマイナスが増え、受けなければマイナスに成らないという事、他人は分りませんけど僕らの場合は生き甲斐ですから、ストレス発生し易い人は避け、その代表として自己中・横柄・傲慢・菩提寺住職などはストレスが溜まる典型の人達って事です。

当方支援の実現には365日・24時間対応・酒飲めず・旅行も行けず・正月もなく、夜中に起こされ徹夜、死後手続き、館内掃除、経営と経理、散骨等々、事業を進める上で必要な全作業を2人で行い初めて支援価格での施行が可能、それでも赤字も多く報酬は低い――、けど遣り甲斐と生き甲斐はめっぽうある事業です。

お互い様の心を取り戻して欲しい

もっとも当方の支援活動は誰かに強制されたものでなく、赤字支援も自己満足の好き勝手でやってる事ですから、恩を着せる気はありませんが、自分の主張ばかりで相手の事が考えられない人の依頼は受けたくないのが本音、恋人でも、夫婦でも、友人でも自己主張ばかりで相手の事が考えられない人から人は去るものです。

支援活動で最高のメリットは『生き甲斐』『感謝の言葉』支援活動を続けられる『健康維持』を心掛け、納得のいく支援ができれば『自己満足』、所謂いわゆる世間の多くが一番に掲げる「金」「金儲け」ではありません。

独居老人750万人、超高齢化社会に於いて必要なのは、今では死語になった「向こう三軒両隣り」の心、一言で言うなら『お互い様の心』が必要な時代であると思ってます。

当方支援で助かったと思う人は、いつか誰かを助ける側になって欲しい――、これも設立当時が言い続けてる言葉のひとつ、自分の本音を公言するには口先だけの評論家では駄目、まずは自分が率先して姿勢を見せ続ければ、周囲は認めざるを得なくなるもの、事実16年前は葬儀屋、寺から色々言われましたが、2024年の今は誹謗中傷は一切ないと言うか言えないのだと思う。

最終章に書きましたが、商人に大事なのは「金」でなく「信用」と「思いやり」、自分より弱い人には慈愛の心で優しくあれが、幼少~5才までの祖母教えですから三つ子の魂100までかもしれません。

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