葬式使用品の選択を何故させる!?

日々の「我想う」
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13年間で1.000件以上の葬式施行してきましたが、うちは基本的に『選択』はない。
あえて言うなら、昔は部屋の鴨居に飾ってた四切遺影を飾る家が減った為、2Lサイズ
にして居間や仏壇内に飾る家族が増えてるからの対応くらいでしょう。四切遺影は葬式
だけ使用するなら要らないものだし、家族葬なら会葬者は全員が誰の葬式か分かってい
るのですから、大きな遺影は必要ありません。

あんしんサポートは設立当初から各パックに含む項目の選択などありませんから、気に
しませんでしたが、一般葬儀社のパックは、一応入ってはいるけど、違うものに選択の
確認をされると聞き驚きました。最初は意味が分かりませんから「どういう事!?」と
聞くと、例えば『棺』なら、パック内料金に含まれるのは昔からある白木の平棺(ひら
かん)と呼ばれた、石で釘を打った棺――、と言えば分る人もいるでしょう。

それを「普通は」「一般的には」「大抵の家族は」と「最後ですから」の言葉で誘導、
現在主流の『山型フタ付、布棺』に変更させ加算すると言うのです。中には色が白から
ピンクやグリーンに変更すると料金加算もあるようです(原価は全部同じだと思う)

この感覚は全く理解できません。変更させる前提で組み込んでおくほうが変でしょ!?
なら最初から「普通は」ってのをパックに入れておくべきだろ!? それに平棺と布棺
ってそれほど原価が違うとは思えないけどなぁ、せいぜい違って数千円だろうと思うが
売価になると数万円の差が出るのが理解できない。

そう言えば昔、美容室の経営指導をしてた頃、美容室の経営者に薬液単価と料金設定を
聞いてたら「5人分1.000円の薬液でパーマ5.000円だったから、5人分1.800円の薬液
ならパーマ8.000円は貰わないと――」と聞いて驚いたことがあります。だって1人前
200円と360円の違いだから、その差は160円でしかないのに売価は3.000円と考える
根拠を聞くと「なんとなく――、」ようは何の根拠も無いってことです。

パーマ剤にはいくつかの種類があって、仕上がりの風合いが違いって、求めるスタイル
によって薬剤は使い分けるからプロなんです。風になびくような流れのあるソフト感を
求めるならシスティン系薬剤、アフロヘアーのようなボリューム感を求めるならチオ系
更に髪を傷めたくないとか、アイロンパーマならと考えるのが、美容師として当然だと
思うけど、原価で料金設定する美容室が大半でした。

この発想は根本的に間違ってるし、自分で信用を無くしてる事に気づかないのが問題、
例えばね「アフロにして欲しいけど8.000円のパーマでお願いします」って言われたと
して、それがシスティン系薬剤なら、柔らかい感じに仕上げる薬剤ですから、まともな
アフロにはなりません。結果的にお客様の要望には応えられないでしょ。そんな時には
パーマは5.000円のを勧めて、別途でトリートメントを勧めりゃあ良いんです。何でも
高きゃ良いってもんじゃない。この話しなら理解できるでしょう。

これを葬式に当てはめると、家族は素人さんなんだから、家族の希望要望と予算などを
聞いて担当者が立案・選択して勧めれば良い事、プロの自覚があるならですけど――、
それを高いのが良いとばかりに勧めるのは、悪徳商法と言われても当然だよね。

だから、あんしんサポートで使用する葬儀用品の基準は『誰が見ても違和感の無い物』
これ以上でも、これ以下でもありません。この基準だけが誰でも一定の満足感を得られ尚且つ、料金も抑えられるからです。

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