世渡り下手

我想う支援日誌
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手抜きが出来ない

適当に手を抜いてやり過ごせる性格なら楽だろうと思うのですが、手抜きが出来ないというか手抜きの仕方が分らないのは中学生時代からで、バスケット部監督指名でキャプテンでしたが、目標を持って始めると終わるまで止めない性格なのは分かってました。

だから普段は何もしないキャプテン、ただ試合前になり「今日はやるぞ」と言うと出来るまで止めませんから、全員に緊張が走り真剣なのが分かるほどでした。

他人を気にした記憶はなく根が愚図だから憶測だけど自分に勝気なんだと思う。『不言実行』できるほど意志は強くないから『有言実行』が基本、中学2年から40年以上吸ってたタバコは10数年前に「止めた」と公言してから1本も吸ってませんから口に出した事はやる性格のようです。

この性格だからか手抜きの仕方が分らず、始めたら背伸びと無理をしながら全力投球して疲れきってる自分に『馬鹿か!?』と問うてることすらあります。

妥協できない

あんしんサポート葬儀支援センターを客観視すると『そこまで無理しなくても』と思うことばかり、当支援センターの行う支援内容の多くは無償提供なので利用者からの感謝はされますが、自分で自分の首を絞めてるのも確かなのも分ってはいるのですが・・・・

『見えてるものを見えない振りができない』性格なのでしょう。残る家族の生活が守れて温かく送れる葬式が施行の第一目的ですから『超低料金』『追加不要』『違和感の無い葬具』『出来れば豪華』『家族に寂しい思いをさせない』等がプランや基本のプロセス過程・流れとなるが、それだけでは完成しません。

『供物類が飾られた無償の豪華な祭壇』『家族が納得できる戒名』『故人を囲んでの雑談』『故人と家族の写真撮影』そして『僕自身が行う拾骨』と、単なる先導でなく出来るだけ寄り添う事で温かい葬式と感じる家族も多く、家族親族が話し易いよう話しを振りながら数時間立ちっぱなしで過ごす事も多い。

弱者が対象者の基本ですから超低料金は一番の課題、それだけでも良いのでしょうけど、上記のような数々の対応を思いつけば実行を繰り返した16年間を冷静に評価するなら、もしこれが他人がしてる事なら『素晴らしいし、好感も持てるけど利口じゃない』と思うだろう。

そんな自分が嫌いじゃない

自分は何の為に生まれてきたのだろう? と考えた事のある人は多いでしょう。きっと生まれてきた事そのものが、両親や祖父母に笑顔を与え、生き甲斐を与え、赤子の時は笑顔が癒しに成ったでしょうから、生れてきた、それだけで充分価値はあるんだと思う。

ところが幼少・少年・青年・壮年そして老年期まで来ると自分の価値観はなんぞや!? と思う人も多く、その一人が僕でしたが、葬儀支援事業を始めてからの16年間は予想はしてたものの、予想以上の新たな自分と価値観を発見できた事と自分が存在する理由も見えたような気がします。

この16年間を聞いた人の半数以上は『馬鹿じゃねぇ!?』と思われるだろうし自分でも同様に思う。ただ自分の為が大前提だけど、利益無視で他人の為に動けてる自分が嫌いじゃないし、当方千明の言いぐさじゃないけど「堂々と胸を張り誇りを持って生きてる」の言葉に納得です。

365日・24時間・薄給で17年目と聞けば利口でなく、世渡り下手で、馬鹿じゃねぇかと後ろ指を差されてるかもしれませんが、だから得られる『充実感』『満足感』『自己肯定感』『自信』は嫌いじゃない。

人の価値観は様々「金・富」を最大の価値観とし続いて「名誉・地位」の人が多いようだけど、良し悪しは別として僕の中にある価値観は、どちらでもありませんでした。世間の一般論はどうでも良いのですから、自分の価値観を見い出して追い続ければ、きっと幸せな人生になると思う。

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