『目標は妥協しない』

我想う支援日誌
この記事は約4分で読めます。

最悪な葬儀屋と寺が最高の反面教師

葬儀支援センター開設を決めたものの、葬式の実態は何ひとつ知らない素人でしたから1年間は既存の葬式と葬儀業界を体験しつつ、最初の目標である『税込5万円火葬支援パック』の実現に向けて必要な葬具やスキルを学ぶ期間に設定、打合せは全て自分で行い葬式施行は完全委託としました。

初めて葬式依頼した葬儀屋は想像と違い高かろう悪かろうで最悪、料金、品質、使用品、スキル等は葬儀屋毎に相当な違いがあり霊感商法と誘導商法を使う邪道な商売、寺は情け深く弱者の味方と思ってましたが、読経戒名で50万円要求、お金が無いと言えば供養の心が足らないと脅したりほざく住職さえいた。

あの世に金はなく、葬式代と布施を使うのは葬儀屋と住職や家族、その「金」を掛ける事の何処が供養なのか!?と怒りが込み上げてくると『絶対に完成してみせる』の思いは信念と言えるほど強くなりました。

もし葬儀屋と寺が情け深い、慈悲の心を持っていたら、恐らく葬儀支援センターは無用と留まったでしょう。

妥協しない5万円直葬プラン内容

※ 旧前橋と隣接地域内(当時は自宅安置限定でした)
① 病院施設等へのお迎え搬送(安定枕付き搬送シート・距離、時間帯不問)
② ドライアイス48時間分(約15㎏・梱包紙)
③ 掛け布団の上に掛ける掛布・故人の胸元に置く守り刀
④ 線香具一式
(棒線香・渦巻線香・アルコールランプ・りん・経机・防火マット・花瓶・末期の水セット)
⑤ 死亡届出代行(死亡地・故人本籍地・届出人現住所)
⑥ 死亡診断書コピー1枚
⑦ 6尺山型フタ付白布棺一式・棺台
⑧ 自宅~斎場までの霊柩搬送(距離不問)
⑨ 7寸白骨壺・銀貼箱
⑩ 搬送~火葬までの全日程人件費(平均3日間)

以上が5万円直葬プランで設定した内容、ところが初めての葬式で依頼した搬送業者への支払いが「病院~自宅」への搬送と「自宅~斎場」の2回で50,000円、これに棺・骨壺・他の葬具類も含めると5万円の実現は不可能に近いと判明、ならばと公言することで背水の陣を敷きました。

2024年現在の今も多い※1詐欺プラン(各プラン必須項目なのに追加させるシステム)不完全な内容ながら低料金を表示、実際は「これは追加」「あれも追加」と追加させるだましプランでは意味がありませんので、プラン料金だけで可能な直葬プランを公表したのです。

不要な項目もある

但し葬具の中には不要な項目もあり「白装束」「位牌」は仏教専用なので信者以外は不要、家族葬、直葬系なら「遺影」も不要、遺影が欲しい人は四切でなく居間か仏壇に置けるLサイズ、2Lサイズがお勧めです。

病院、看護師のいる施設では鼻・口・肛門等を塞ぐエンゼルケアと全身を拭く清拭も死後処理として行いますので、改めて湯かんをする必要も無くなりました。

貧富の差で葬式の違いが出てはならん

施行実態を学んだ1年間、豪華に飾った祭壇もあれば、寂しい祭壇の葬式もあるのを知り、余裕の無い家族を精神的に老い込む祭壇の在り方に疑問を覚えた。公営斎場の馬鹿でかい祭壇は金を使わせたいの!? 行政の公営斎場はもっと思慮深い対応をすべきです。

直葬でも、家族葬でも、全て同じ祭壇を使えるよう、これ以上飾るとウザイと感じるまで飾ったら30万円相当、搬送直後は全プラン供物の揃った祭壇前で納棺(クリスチャン除く)供物類の購入は一切無用です。

最難関は人件費

以上の発想で2011年3月完成した5万円直葬から始まり、2023年実現した宗教者付家族葬17万円(税込)まで、妥協は一切せず走り続けてみた結果、最大の難関は『人件費』である事が分かり、一般社員がいれば労働基準法に準じる必要がある事から、法人役員2名で踏ん張り続けてます。

そう考えると当支援センターのような低料金、高品質の葬式を希望する家族は1人、2人の零細事業への依頼を前提としたほうが無難、大手葬儀社で低料金は絶対と言えるほどありません。

妥協しないのは利用者に対しても同様

当支援センターは老人世帯、独居老人、諸事情で余裕の無い家族でも死後費用の心配をすることなく余生を生られ、且つ残る家族の生活が守れる葬式の実現ですから、事前相談した見積り額と請求額は同じ低料金ですから、いくらあれば死ねるかの不安はありません。

ゆえに当支援センターが無用と思える項目は全て排除、どうすべきかも全て提案、実践してる詳細は次回に書きますので、参考にされると良いでしょう。

コメント