葬儀支援17年で思うデメリット

我想う支援日誌
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デメリットは少ない

17年間メリット・デメリットと考えたことさえ無く、改めて考えてもデメリットは思いつきませんが、あえて言うなら設立準備からの17年間は無休に近く、突然の電話で時間に関係なく呼ばれる事、多少体調が悪くても、熱があっても起きられる範囲なら動くしかないことかな。

6年前の胃癌摘出で入院した8日間、インフルエンザで高熱を出した1日は出勤してませんが、胃癌入院中4件の施行があり、摘出した翌朝は鼻から胃までチューブが入り、点滴しながら病室でパソコン仕事してたら医師に驚かれたけど誰にも代わって貰えない作業なので仕方ありません。

その経験は体調管理の大切さを教えてくれたようで、糖尿病、脂肪肝、胃カメラ等は医師の助言に従って定期検査を続けるきっかけと成ってるから、デメリットがメリットに変換されてる気がします。

設立した2008年6月以前は仕事も含めると100回以上海外に行ってましたが、開設してから海外は勿論、一泊二日の国内旅行でさえも行ってませんからデメリットだと思うけど、毎日葬式してる感覚の年間270施行の経験から、ちょっと空いた時間があれば有効に使う習慣が身に付きました。

掃除、除草、段ボール整理、車の整備等は勿論、用事が無ければ湖、河原、山間やまあ、ダムなど車で1時間も走れば行けますから「おにぎり」を食べに行ったり、何も考えたくない時はスロットに行ったり、仕事用の服装や靴を買いに行ったりと時間を有効に使う術も身に付くなどメリットに変換してます。

普通は労働量が増えると利益も比例するものですが、赤字プランが多ければ労働量と利益が反比例する事もあるので、その辺りは葬儀支援のデメリットと言えるでしょうね。

別途収入があったから出来た思い切った設定

当時は婚礼と美容の社長で葬儀支援で利益を得る必要はなく、例え赤字でも対象者に必要な支援だと思えば実施、その実現には赤字補填できる事業も行う必要があり、自分達の持てる時間の全てを使って対応する覚悟が必要、だから当方理念から外れる人、お客様扱いされたい人、傲慢・横柄な人など入会拒否してきました。

団塊世代の終幕期2030年に向け葬儀屋が増え「金」さえあれば依頼先に困る事は絶対ないけど、生活に余裕の無い家族が入院後に逝去すれば、その後の生活に支障が出て当然、ところが親戚はかばってくれる処か家族を責める現実、だから葬儀支援が必要であり「そんな家族が対象者」なのです。

誰でも必ず迎える終幕なのに何で残る家族の生活を脅かす100万円以上もの費用が必要なのか、安く見せ掛けて必ず追加させる嘘つきプランがまかり通る時代錯誤の葬儀業界、10万円の年金で生活する人にも30万円、50万円と高額な布施を当然の如く請求する寺の何処が有難いのか!?

当時の僕は葬式代500万円だとしても問題なく払える状況でしたが価値観を感じなかったのです。葬式代が高額になるのは「見栄」と「自己満足」の結果、住職の言う読経と戒名で浮かばれるなど戯言で、人の弱味に付け込む脅しの霊感商法としか思えませんでした。

ただ、これも自己満足

だから、少し安いでなく誰もが利用できる超安い設定に拘ったのかもしれません。利益は出ず、それでも市民にとって必要な事業なら本来行政が行うべきもの、という声は何度もメール等で頂き、その通りだと思いますが、それを実現した行政はありませんから僕の嫌いな評論家の意見でしかないのです。もっと言えば言うだけの無責任発言など、何の価値もありません。

行政に押し付けて自分は暴利を得る評論より『挑戦し続ける事』が大事と教えられた無責任な意見ですが、それも目指す葬儀支援達成への糧としては役に立ってますから、デメリットとはメリットを得る前段に発生する反面教師となるヒントかもしれません。次回メリットです。

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