葬儀屋に必要なのは資格じゃない

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結論から言うと必要なのは資格でなく『家族に寄り添う心』です。資格と言っても葬儀業界には、それほど大した資格もありませんし国家資格もありませんが、どんな職業に於いても資格が一番大事、なんて事は無いと思って良いでしょう。それは人生の中で誰もが経験しているはずです。

例えば、医師の免許は学校の成績で左右されますが「医は仁術」は、その通りだと思えます。医者は病気を治すこと、人の命を救うことだけを見るのが鉄則で、患者の地位、お金が優先してたら決して名医とは言われません。また脳外科などでは手先の器用さも要求され、勉強ができるから出来るものではありません。これは『教師』『法律家』はもとより『料理人』など、あらゆる職業に共通するもので『宗教家』も同じ、葬式の読経と適当に付けた戒名で高額な費用を、わざわざ布施と言い変えて受け取る事でなく、生き方に迷ってる人や、人生で失敗した人などへの生きる道や術を解いたり、導くのが本来の仕事なはずです。

ならば葬儀屋にとって必要なものは何かと考えると、現在ある1級葬祭ディレクター試験内容を見ると、下記のようになっているようです。だから不要というのです。

① 作業試験 幕張(7分)飾り幕の張り方
② 作業試験 接遇(2分)挨拶や話し方
③ 作業試験 司会(6分)話し方や文章力
④ 実技筆記試験(60問/40分間)利用家族へのアドバイス等だそうです
⑤ 学科試験(正誤判定問題:50問、多肢選択問題50問:計100問/50分)
 (社会的環境・公衆衛生・法律・行政手続・遺族心理・宗教等の関連知識)

②③は論外、社会の中で生きてくには当たり前の事だからと、①の幕張りとは、いつの時代の葬式を対象としてるんだ?  ちなみに10年近く幕を張った記憶はなく、幕は十枚以上所有してますが、全てケースの中で眠ったままです。

13年間葬儀支援をして葬儀屋に必要なのは以下の知識とスキルです。

一言で言うなら
『家族に寄り添える心と知識と能力』で、その詳細は以下のようになるでしょう

・遺体保全に必要な知識と、想定外の遺体に対する対応能力
・遺体に関しては無駄と不要の判断が的確にできる知識と経験
・家族の不安を取り除き安心感を与えられる知識と応用力とスキル(費用含む)
・遺影写真作成スキル(少しでも料金を下げる為)
・文章構成能力(家族に代わって挨拶分や礼状文を書く為)
・低料金で高品質を実現する為の対問屋、メーカーを含めた交渉能力
・24時間、365日いつ仕事になっても問題無い切り替えスイッチがあること
・全ての信仰、無信仰者の立場で葬式を組立、施行できる能力
・好き勝手言う親戚などから家族を守れる能力
・利用する家族毎の希望を叶えてあげようとする姿勢と努力
・葬式後の遺骨処理、法要、納骨、墓閉じなど全てに自社対応できること
・人の死後に必要な年金、葬祭費を始めとした手続き方法と、借金、遺産相続、更に遺骨や墓閉じ、法要など、その家族の疑問に全て回答できる知識

最初に書いた遺体保全の知識すら、正確に持ってる葬儀担当者は少ないと感じます。それが残量構わず毎日取り換えるドライアイスに繋がり、追加費用の増額にもなってるし、遺体の口さえ閉じられない葬儀屋はいくらでもいます。

如何ですか、これが葬儀施行する人間として必要な知識と能力ですが、葬祭ディレクターの1級でも全く追いついていません。葬儀業界の質を向上させる目的で大手葬儀社が中心となり設立したのなら、本当に必要なスキルを習得させるべきです。

個人的にはかつて美容業経営者だった、美容師や理容師の国家資格も不要と感じます。美容師と理容師は本来なら薬剤である化学の知識、伝染病学、生理解剖学などが必要な知識になると思いますが、現実は知識など持って無いからです。また国家資格とするなら、美容師、理容師の地位や収入はもっと厚遇されるべきです。何一つメリットは無いのに国家資格は理解できません。

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