前回、こんな僕でも駄目な経営者だと思う人達の共通点だけ書いたので、偉人に共通点が無いかの如く思われた方もおられるでしょうけど、僕が読んだ著書だけで言うと『共通点』は2つほどあります。
コロンブスの玉子
松下幸之助さんは、人々が欲する物、楽になる物、便利になる物を生み出せと実践、中内功さんは薬で儲かれば良いとスーパー競合品は低価格で販売、今のドラッグストアの形態を最初に行った人、伊藤雅俊さんはイトーヨーカ堂の創立者でダイエー中内さんと日本一を争った人、本田宗一郎さんはホンダ自動車の創業者で根っからの職人気質、当時不可能と言われたV8エンジンを執念で成し遂げた人です。
わずか40年前、誰もが携帯用コンピュータ(スマホ)を持ち歩く時代が来ると思った人などいない時代に、そう思ってたのが孫正義さんであり、ネットで買物なんてしないと思ってた時代に違う認識だったのが楽天の三木谷浩史さん、今は当たりでも誰も気付かない時から確信してた先見性が凄いんです。
諦めるという事知らない人達
偉人と呼ばれる人達の共通点のひとつが『できるまで諦めない』事、成功できない人、達成できない人は漠然とした「目標」はあっても「明確な目的」がない事でしょうか。その意味では発明王エジソンからヒントを得てる偉人はいるかもしれません。
偉人の人達はアバウトな発言はせず、とても明確に目的を持ち達成できるまでは、例え無理難題で頓挫した場合でも目的達成を目標として走り続けた人達です。凡人の僕で例えたほうが分るかも――、
例えばですね、「弱者への葬儀支援を目標とします」と言ったとします。さもさもらしい言葉だけど、いつ、なにを、どうするのか、具体策は何も言ってませんから余程精神的に強い人でない限り、さしたる結果も出ないまま「頑張ってます!」みたいな事になるだろうと思う。
幸いな事に根が坊ちゃん育ちの自覚があるので俺に不言実行なんて無理、の自信?があったから「国保から支給される葬祭費5万円で骨壺に納まれたら一銭も無くても死ねるじゃん」と具体的な公言をした事で必然的に『明確な目的が設定され』目的達成までの3年間は目標を持って走れたわけです。
問題は、これが計算の上で行ってたら凄い人――、なのですが、僕の場合はあくまで結果論であって単に運が良かっただけ・・・なのがちょっと寂しい気がします。
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