》その金額を包めば家族は助かる
時々式場に入らないくらい生花スタンドが並ぶ葬式もあるし、以前はうちでもあったが個人的には全く意味が分からない。
考えられるのは家族からすると単なる『見栄』、依頼者からすると『付き合いと見栄』だろうけど葬式の見栄に何の意味があるのだろう??
1時間並べるだけの生花に2万円は馬鹿らしい――、価値観の違いだから仕方ないけど、それが常識なら常識はいくらでも変えられる。
個人的には香典も反対だし豪華に見せるだけの供物も反対だけど生前お世話になった故人だとしたら家族に確認する習慣を作ればいいだろう。
僕なら『現金で貰ったほうが有難い』葬式費用でも、これからの生活でも全て金が必要だし現金なら何処にでも使える。
『合理的な思考の家族には現金で渡し家計の足しにして貰う』
『金のある家族、見栄っ張りな家族なら生花でもいいだろう』
いずれにしても家族に確認するほうが間違いなく喜ばれる
ただ現金の場合は名札を掲示するシステムは無いから葬儀社が芳名板を作れば済むことだ。
祭壇の両側か一番目立つ所に『香典芳名板』を大きく掲げ氏名や社名を書いた札を並べる。
金額は一律1万円にすれば出す側の費用も抑えられるし受け取る家族は生花より現金のほうが間違いなく助かる
もっと包みたい方は5万円なら名札は5枚掲示される事になるから、同じ名前でも良いし、下記のように全て違う名前にする事もできる
『武井利之』『あんしんサポート合同会社』『あんしんサポート代表』『あんしんサポート葬儀支援センター』『あんしんサポート社員一同』
個人的な感想だけど『今の葬式はかつてのバブル時代を彷彿させる』
葬式は1時間程度、葬式後の生花は少量棺に入れても他は全て花屋が持ち帰るし灯篭類は邪魔になるのが現実だし線香はそれほど使わない。
なぜ「現金」でなく「物」にするかと考えると現金では葬儀社を始め業者が儲からないからとしか思えない。
まぁ、それを生業としている人達にとっては死活問題なのは分るが本来その人達の為に葬式をしてるわけではないし葬家を優先するのは当然だろう。
かつての結婚式同様、豪華で派手になり続ける事は絶対になく必ずシンプルなものへと移行する時が来るのだから商売もそれを基本にすればいい。