
「葬儀支援とは葬儀屋と何処が違うんですか?」誤解されないよう初めて言っておきますが、勿論違いは分っていますが、相談に来られた夫婦に聞かれ、端的に答えられない自分がいて少し慌てちゃいました。長々と説明すれば答えられますけど、あんしんサポートの実態を知らない人に簡単に説明するには、なんて言えば良いですか?

端的に違いを説明するなら――、
『葬儀屋』とは、依頼した葬式を家族に替わって施行してくれる所
『葬儀支援』とは、葬式の施行も含め人の死にまつわる全ての相談ができる所かな

あぁー、言われてみれば確かにそうですね。葬儀屋さんは、お葬式はしますが、それ以外のことは紹介しかできませんね。私が勤務してた葬儀社は全国区で県内最大でしたけど、葬式以外は全て紹介して手数料を受け取るシステムだったと思いますし、それが当り前だと思ってましたから、代表が家族に「葬祭費」「年金」「保険金」「預貯金」から始まり「墓の対処方法」「不動産の名義変更」「相続放棄」「お勧めの遺言書」など、次から次と、家族が知りたい事を家族に分るように話すのを見て、凄い!と思ったし驚きました。

ってゆーか、死後の葬式は『残る家族の生活が守れる葬式』にすれば良いだけで、家族の負担を抑える事だけ意識すれば、葬式内容について、あーだ、こーだいう気は無いし、霊感商法する気も無いしな。ぶっちゃけ、一般庶民が葬式を気張った所で自己満足以外のメリットはないし、今の一般葬は『温かく送る』という視点からは根本的に間違ってると思ってるからな、以前してた一般葬で温かく送れた実感は一度たりとも無かった・・・これも一般葬受けなくなった理由のひとつなんだよ

ですよね、代表の葬式打合せを見ていると最初にいくつか聞くじゃないですかぁ、
1. 故人と喪主の関係
2. どうしたいと思ってるか
3. 墓の有無
4. 宗教観、財布事情、
こんな感じで聞いて「なら、これか、これだね」って絞って選択させますよね。

うんうん、中々良く見てるじゃん。
『1. 故人と喪主の関係』
・故人と家族の関係は個々それぞれ、家族毎の関係を知るのが大前提だからな
『2. どうしたいと思ってるか』
・この段階で上記1. が分かるし、財布事情も検討がついてくる
『3. 墓の有無』
・墓に対する認識を間違えてる人はとにかく多いからな
・後の墓守が居ないのに墓に入れれば済むと思ってる人が多いしさ
・一般葬儀社で葬儀したと思えば、同じ内容の葬式して墓閉じまで費用が出るしさ
『4. 宗教観、財布事情、』
・この辺りは、明確に分からなかった場合限定だな

事前相談である程度確認してある人は、私がとったメモは参考になりますか?

うん、相談中にとってくれてるメモの効果は大きい。正直なところ話した内容を覚えてない家族も多いからね。ただ入会時に話した内容と、逝去後に話す内容に違いは無いから、その点は心配してないけど。

それは横で見ている私も感じます。代表の口から費用を掛ける話しは出ないと分っているのか、家族が安心と信頼感を持って相談しているのは顔で分ります

俺は葬式より存命中のほうが遥かに大事な時間だと思ってるし、そんなの冷静に考えれば誰だって分かる事だけど、事前相談に来てくれた時と、その後に掛かった費用も含め財布事情が厳しくなることはあっても余裕になる事は無い、余裕が無いって言える人、そんな印象を持ってくれる事が事前相談ではとても大事だと思ってる

大変とか、お金が無いみたいな事を本音で言える人――、ですかぁ

葬儀支援の目的は上に書いた通り
『人の死にまつわる全ての相談ができる事』だけど、相談後は
『死後の心配を一切せずに生活できる』事が、葬儀支援だとも思ってる

えっ? すみません。よくわからないのですが・・・

葬儀支援とは『残る家族の生活が守れる費用での葬式をする』もあるけど、それ以前に『相談後は死後にまつわる全ての不安や心配を一切せずに生活できる』事も併せたものが『葬儀支援』だと思ってるんだよ。これが葬儀屋との決定的な違いだよ

言われてみれば確かに違います。葬儀社の事前相談は葬式をする人を確保する為でしかなく、家族で無く葬儀社が依頼者集めに行っている事前相談ですから、明確な見積もりが出ない、出せないと言うし、その結果、葬式後の請求書は予想以上に高額になっても事前に見積もりを出して無いから文句言われにくいんです。

へぇー、そうなんだぁ、正確で明瞭な見積もりすらしないのか・・・

はい、でも代表の話しは、対象者を抱える家族が、内容も費用面も不安なく心配せず生活できて、さらに死後の内容、費用や様々な諸問題に対しても、その時は相談できる人がいる安心感を持って貰う為の事前相談なんですね。

まぁな、端的な違いを言えば、そこから今回みたいな細かい話しになるかもしれないし、端的なままで終わるかもしれないけど、千明が事前相談で説明できる程度の違いは理解できたと思うけど・・・

はい、これからは端的にも、詳細にも違いを語れます
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