10年先が見えてた恩恵

我想う支援日誌
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団塊世代が80代終幕期を迎える2030年に向けた予測
※ 独居老人800万人、年金減少、介護等税金増、医療費、結果として貧困老人が増えるから、、、
・確実に葬式数は右肩上がりで小規模になり費用も下がる
・直葬系は確実に増え続け将来的には50%近くまで到達し得る
・墓閉じは確実に増え法律に縛られない散骨が増える

ザックリ言えば上記が2008年時の近未来予測、だから対策をしておく必要がありました。

会員制~完全会員制、そして恩恵

あんしんサポートが目指す支援目的からの推測として※1「菩提寺葬式」「寺墓」※2一般葬」の排除は必須となる事から『完全会員制』への移行は必須でしたが、まずは会員制を敷き、非会員依頼も受けつつ完全会員制に向けた告知を進める必要があるのは最初から想定内でした。

※1 葬式、納骨時の宗教者費用が高額過ぎて宗教界のみバブル時代の感覚を引きずっている
※2 香典を当てにした高額な葬式の発想が間違い、家族が無理せずできる範囲の葬式
当然

完全会員制が必須の理由
突然の依頼で搬送後に「菩提寺の葬式は受けません」「寺墓の方は受けません」「一般葬は受けません」では家族を困らせるだけですから、受けない理由も含め事前相談をして納得できる方のみは完全会員制以外は考えられません
完全会員制の恩恵

何と言っても「お互いを知ってる事」逝去の一報が入れば、家族事情、事前相談時の話題、希望プランまで把握できてるのが最大メリット、希望、要望、費用も分ってますから、家族は不安なくバタバタせず病院等で待機でき、安置後も互いに探り合う必要はありません。

2030年代までは葬式依頼者争奪戦になる葬儀業界なれど、あんしんサポートは完全会員制なの会員以外は受けないで蚊帳の外、想定外の終幕もありますが、年代、家族からの連絡等で常に200名程度の予想対象者表を作成してありますので、ぶっちゃけ何処に葬儀場ができ、どんなチラシが入っても関係ありません。

会員逝去の一報が入った時点で火葬予約できれば安置日数も抑えられ、死後手続の概要も事前に説明してあるので、周囲の雑音に悩まされず落ち着いて行動できるのは家族のメリットです。

自分も10才年を重ねる

60才まで自分が老人になる自覚なく、老人になる自覚を感じ始めたのは65才~、70才にしてようやく実感が湧いて来たのが本音、ただ62才の時、年間270施行を超えると2人(62才と54才)だけでは限界の施行数だと分った事から70才でも可能な支援活動に切り替えるべく発想できたのが大きい。

時々会員さんにも言われるが「なら人手を増やせば!?」ですが、一般社員1名で最低400万円、有給・残業、福利厚生等で1名500万円は覚悟する必要があるが、500万円の利益増は施行数の倍増が絶対条件となり、2名増でも無理なので根本的に計算式が成り立ちません。

また当支援センターの活動は作業感覚ではどうにもならず、サラリーマン感覚では無理、担当者によって恩恵が異なったのでは意味がありません。それを一般社員に求める事はできませんから結果として、施行数を増やす事より2人で出来る範囲に抑えるべきとの結論に至ります。

70才以降も可能な施行数の想定は100施行、8年間で63%減らして良いならと長年の懸念けねん課題だった「完全会員制への移行」「菩提寺の葬式受けません」「寺墓の葬式受けません」「一般葬受けません」更には「広告宣伝の廃止」にも踏み切ったのが2016年です。

ただ菩提寺のある会員さんもおられましたから2年間の猶予期間を設け、意味の無かったNPO法人閉鎖、法人役員は絶対条件なので合同会社設立と実際の動きは2018年でした。

2030年からカウントダウン

2008年の時点での想定が2030年の※3目的(ゴール)から逆算した動きでしたが、唯一「加齢(老化)」した後の体力だけは想定しておらず経験して初めて分かるものでした。

設立当初の目的から外れることなく、目先の誘惑に屈せず、欲を描き過ぎず、無理をせず、『食えれば良い』の精神で過ごした17年間は『心穏やか』だったから弱者中心の支援が出来たんだと思う。

またゴールを始めに設定して逆走するカウントダウン方式だったから、想定外の「老化」も早い時点で対処できたり最大壁となる菩提寺問題もすんなり乗り越えられたのでしょう。

※3 誰もが死後費用の心配をすることなく生きられる世の中にしておく」とは、直葬も当たり前に葬式として国民が認識すること、出来れば国保からの葬祭費5万円で骨壺に納まれる事でした

恐るべき老人パワー

お世話に成ってる石屋さんは83才で現役、さすがに最近はガクッと来てると言ってましたが石屋ですから凄いです。お手伝いしてくれてる住職の中に98才の母親でバリバリ動いて120才で終幕を迎えた泉重千代さんが目標のお婆ちゃんがいて、今年も免許更新して学科満点だそうです。

お二人から見れば70才はヒヨッ子と言われそう。体調管理は必要だけど精神的に老いない事も大事な要素のようですから、八掛け(56才)くらいのつもりで気楽に楽しんで歩き続けます。

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