「シンプル・イズ・ベスト」改めて実感

日々の「我想う」
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2021年3月31日で猶予期間が終わり、4月1日から税込み表示が義務化されるため、あんしん館壁面の大型懸垂幕、続いてホームページ、さらにパンフレット(印刷まだです)の完全データが出来上がりました。制作過程で過去のパンフレット類を全て確認しましたが、2つの大きな違いに気づきました。

「1」50代から60代に掛けての10数年、容姿の見た目変化はとっても大きく結構笑えます

上段左上から「中学3年」「35才」「54才」   下段左から「58才」「61才」「66才現在」

家業倒産で引っ越しした時、全ての写真を紛失しているので子供時代の写真が殆どありません。それにしても50代から60代の変化は激しい――、今はヘアカラーもせず自然のまま完璧な爺さんになりました(爆)

「2」シンプルから始まり、過剰な付加価値時代を経て、シンプル・イズ・ベストだと分る

本日のテーマはこちらです。
ど素人から始まったせいか、少しでも豪華に、少しでも付加価値を付けてと考えてたのでしょう。
・黒塗り霊柩車の所有
・葬式の様子が分る写真アルバムの制作(無料)
・火葬中の清めの席に「故人を偲ぶ」A4用紙を配布
・男性は紋服姿、女性は観音様姿の綿衣裳の作成
・全故人に僕自身が行う死化粧などなど・・・

自宅安置では室内全壁面の天井から畳まで白幕を張り、白黒屏風を2対立て、後飾り祭壇を豪華に飾り、考えられる全てを豪華にすることばかりを考えてた時期もありました。そのうえ全てのパックが低料金ですから、当然喜ばれるし、それがベストと思って数年過ごしました。

ところが施行数が数百となってくると「葬儀支援、真の目的」が見え始めます。
我々が対象するのは富裕層ではなく、金銭的な弱者が中心でなければ成らないという事でした。簡単に言うとアルバム、灯篭類、供物類、死化粧、綿衣裳などは葬儀社と比較すれば断然安いのは間違いありませんけど、対象家族にとって安くても負担増となることです。

そこで次のように考えました。
① 利用者を限定する事で、利用者間格差を少なくすべき
 ・裕福な家族が多いと、余裕の無い家族相手は嫌になっても不思議ではない。なら富裕層は受けない
 ・その為には事前相談、事前入会必須とし、対象外の人達の入会は受けない
 ・高額謝礼を要求する菩提寺に依頼できるなら、あんしんサポートの対象外
 ・余裕の無い家族は一般葬はしない
 
② 誰が見ても違和感のない葬具だけを使い、超低料金で施行するには――、
 ・葬式祭壇に飾る供物類は葬式後は不要な物ばかり、なら売らず無料レンタルすれば豪華になる
 ・葬儀社は棺など選ばせるが、誰が見ても違和感の無い項目だけで選択は一切させない
 
③ 少しでも費用を抑えるために――、
 ・絶対に必要な最低限の項目だけでパック構成する(最も儲からない手法だけど最低価格にできる)
 ・返礼品は会員25%OFFなら、儲からないから売りつけない
 
④ その他
 ・死化粧は故人が使ってた化粧品で家族にして貰えば無料になる(難しい時だけ僕がすればいい・・)
 ・生花不要な状態に造花で飾っておき、棺用の生花は注文できるようにしておく
 ・家族葬は10名以内に抑え、火葬中の食事はせず無料休憩所で待機して貰う(食うなら拾骨後でいい)
 ・宗教者謝礼は超低価格でお願いする(2021現在、相場の1/7以下で実施中)
  (本葬経、初七日法要、炉前、居士大姉戒名で7万円)(居士大姉戒名のみ2.5万円)(枕経2.5万円)
 ・葬式、遺骨処理、墓閉じ、盆法要、年忌法要など全てに対応しないと会員が困ることになる
 
こうして、ひとつひとつを改めて考えると、最低限の項目で設定し、使い回せる物はレンタル、棺、骨壺など使い切りの物は全て薄利で設定しない限り「誰もが死後費用の心配をせず生きられる世の中にしたい」が達成できないと分り、利益や経営より、利用者の安心を最優先した内容と料金の設定に踏み切りました。
例・山型フタ付6尺白布棺 19,000円(税込20.900円)・7寸白骨壺銀貼箱付 5,000円(税込5.500円)

また最大経費となる人件費を抑えるには、3つの問題をクリアする必要がありました。
 
1. 最低限の人数2名体制で365日対応するしかない
2. 24時間、365日仕事をしても労働基準監督署に呼ばれない体制(役員だけの法人にする)
3. 上記2項目を達成すると、受注可能な施行数に絞り込む必要があり、そのためには――、
 ・事前相談、事前入会必須とする
 ・逝去後の入会は受けない
 ・逝去後の非会員さん依頼は受けない
 ・菩提寺の行う葬式は受けない
 ※何も知らない人達ですから、家族目線の施行ができない人達とも言えます
 ※但し、病院、施設を始めとした公的機関からの依頼は非会員でも受ける(内情が分っているからです)
 
結局のところ、設立当初から数年間、1,000件の施行未満くらいまでは豪華に、高付加価値と考えてきましたが、1,000件を超えた頃から我々を必要とする家族が本当に求めるものが見えてきたのです。 それは――、

「残る家族の生活を守るには、少しでも安くなる方法を見つけ出してあげること」
「何も足さなくても良いパックは必須」
「直葬・直葬+永代供養散骨・家族葬・永代供養散骨、パックはこれだけあれば充分であること」
「喧しい親戚がいる家族用に「親族葬パック」は設定するが、我々として不要だと考えているパック」

支援活動を始めて14年後の今、利用対象者目線のシンプル・イズ・ベストに辿り着いた感じです。ただ本来の意味とはかなり違い、家族が惨めになったり、寂しくなったり、泣きたくなる内容では意味がありません。

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