何と比較してるのだろう、、
時たまYahoo知恵袋が目に留まり『自身を不幸』と称する方の発言を拝見、我が身に問うてみると自分を不幸であると思った事は1度も無いかもしれません。
幸福・不幸では両極端だから中間点を「普通」とするなら1日の中でも心境は変わるし、誰と比べるかによっても違うはず、いずれにしても何らかの基準ありきです。
例えば、税金の無い国で生活する人と比較したら日本人は不幸と言えるかもですが、戦時下の国の人と比較したら幸福だろうし、戦時下の国の人でも負傷してない人は幸福、負傷者は不幸、更に負傷しても存命してれば幸福、死亡した人は不幸と考えると上も下もきりがありません。
日本人同士でも「お金」を基準とすれば金の有無で幸不幸に分かれますが、金はあるけど身体が弱い、家族仲が悪い、孤独など様々な条件を加味すれば幸不幸が違ってくるかもしれません。
自分以外の他人と比較した事がない
僕自身で言えば『誕生から数か月後に祖父母に引き取られ5才まで母親の存在は知らなかった』『15才で稼業倒産した後は家族離散で祖父母と同居』『家族と同居は生涯で10年間』『頼れる人は無く自分の能力で生きるしかない』など書けば色々あるけど他の人生を知りませんからずっと『普通の人生』です。
伯母達から「お前は苦労したから」と言われましたが、僕自身は苦労した記憶はなく、その時、その時で必要な事をしてきたに過ぎない当たり前の人生、父親が家族を捨て単身蒸発したけど、その程度のことは沢山の人達が経験しており父親の蒸発が僕の人生を決めてる訳でもありません。
同級生で豊かな人もいて、遊びでも、学校でも羨ましいと思った事は何度かありましたが、だから自分が不幸だと思ったことは1度もなく常に『普通』、唯一数十年の時を経た今にして思えば、過去に様々な経験が出来たのは不幸でなくラッキーであり『幸運』だった気がする。
もしかしたら――、
子供の頃、スイカを食べながら、僕よりお姉ちゃんのほうが大きいと言ったら、父親がスイカを丸ごと僕の前に置き「なら好きなだけ食ってみろ」と言われた。欲で食べて噴水のようにスイカを噴き出したら苦かったし「どうだ、無理して食っても苦しいだけだろ」と言われた。
スイカに限らず、小遣い、持ち物など何事に於いても他人と比較すべきではなく、特に食べ物は育ちが悪いと自分で言ってるようなもの、下品だから食べ物で文句を言うなと言われたのを思い出します。
小学低学年だったから、父親の真意は理解できませんでしたが、いかなる時も他人と比較しないのは、この経験から教えられたのかも――、だとしたら父親からとても大切な事を学んだと思う。
現実を受け入れるから前向きに成れる
ポジティブな人(肯定的・前向き)と、ネガティブな人(否定的・消極的)がいますが、ポジティブな発想をする人は良くても悪くても今を受け入れ、自分の問題であると思考する人、ネガティブな人は現状を否定し今の状況を自分以外の他人のせいにする傾向の強い人ではないでしょうか。
稼業倒産後の一家離散で悪口や文句を言い合える人が周囲に存在しなかったのが幸いしたようで、転んだ子供は家族等がいれば泣きますけど、誰も構ってくれなければ泣き止むのと一緒、僕にとって稼業倒産は自立心を成長させる特効薬で、その後の人生に於いての肥やしとなりました。
空元気を推奨します
人生を生きる上で辛い時期、大変な時期は誰にでもあるが、お勧めは『空元気』どんな状況下でもポジティブな発言をし続けること、これを続ければ自然に前向きな発想をしている自分に気づくはず、ただ空元気でなく本物のボジティブになるには最低でも3年は掛かるだろう。
コツは、できるだけ具体的な内容にして言葉にして公言し続けること、僕の経験則で言うと国保からの葬祭費5万円で骨壺に納まれば一銭も無くても不安なく死ねると『5万円火葬支援パック』の実現を目指して葬儀支援センターを開設した訳ですが、設立当初は倍額の10万円でも不可能でした。
それでも逢う人、逢う人に5万円火葬支援パックの話を伝え続け少なくとも数百名以上の方々に直接伝え、更には施設・各団体での後援会でも公言し続けたところ大半の人達は「無理でしょ?」の反応、しかし「実現したら助かる人は沢山おられる」の言葉に励まされてた気がする。
大半の人達が「無理」と考える事を出来ると公言し続け達成すれば「凄い!」と称賛され、失敗すれば非難される可能性もあるけど、空元気と公言を1年以上続けた頃には自分の潜在意識に刷り込まれてたようで、諦める事など微塵も考えていませんでした。
あらゆる所で堂々と大風呂敷を公言し続けたのですから、出来なかったら笑い者? 大袈裟に言えば『背水の陣』や『Burn the Boats』だったのでしょうが、根が軟弱な僕には幸いしたようです。
空元気から本気には3年掛かるだろうと書いたのは『5万円火葬支援パック』の公言から完成まで3年間を要したからですけど、僕より能力の高い人ならもっと早く実現するのかもしれません。
失敗とは自分が諦めた時の表現で自分が諦めない限り失敗とは言わない、2008年の公言から3年後、2011年3月完成が自信となり9年後の2020年1月には、直葬プラン全国平均と言われる15万円(税別)で住職による読経・居士大姉戒名授与・更に供物の揃った祭壇での家族葬プランも完成するのです。
空元気を身に付ければ『不幸か、幸福か、普通か』そんな事すら浮かばない人間になれます。
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