だから胡散臭い「霊感商法」

我想う支援日誌
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霊感商法とは(ウィキペディアより参照)
霊感商法とは、霊感があるかのように振舞って、先祖の因縁や霊の祟り、悪いカルマがあるなどの話を用いて、印鑑・数珠・多宝塔などを法外な値段で商品を売ったり、不当に高額な金銭などを取る商法である。

ようは『霊的な脅しで高額な金品を搾取する行為』だと思うが、死後の世界を誰もが納得できる方法で明確に正確に伝えられる人などいない。でも、それが問題なのでなく霊的なものをネタにして高額な金儲けをするが事が問題なのだ。

実態からして神社仏閣で販売してる『御守』『お札』『祈祷』など数百円~数万円程度の金額なら問題視されないと思って良いだろう。お守りを持てば健康で、事故にあわず、病気に成らないと本気で信じてる人は少ないだろうが気休めになり『持ってないと事故にあう』と脅されてる訳でもない。

実際、無信仰を公言する僕自身も毎年元旦の夜中に数十年来通う神社に行き、115円を良い御縁賽銭箱に投げ入れ、我が家と千明家で800円の御守りを十数個買い、境内横で1杯200円の甘酒を家族で飲むと『今年も元気で正月を迎えられた』と思える恒例行事を続けている。

余裕のある人や信仰の厚い人は毎年10万円奉納するとか、100万円奉納するとか、樽酒を奉納する人もいるでしょうが全ては奉納する人の判断で、脅されたり強要されてるわけではない。

なら現行の葬式はどうなのでしょう。
葬儀支援を始めた当初は菩提寺の葬式ばかり、ある葬式で病院から搬送した故人を自宅安置、早々に菩提寺住職が来たので我々は外で待機してると「供養しないのか!」と突然住職の大声が聞こえた。枕教を終えた住職が帰ると怒鳴った訳を聞く――、

「商売も暇で余裕が無いから通夜はせず、戒名は一番安いので――、」と言った途端に怒鳴られたそうで、結局は居士大姉戒名で40万円の布施だそうです。

「余裕が無いなら15万円の信士信女で良いよ」とか「15万円で居士大姉を授けるから心配せんで良い」と言ってくれるなら納得もできるけど、結局は怒鳴って脅して高額な布施を要求なのだから呆れる。宗教者を名乗る人間が絶対してはいけないのが『霊的な脅し』なのだから霊感商法としか思えません。

布施(謝礼の事、そもそも数十万円を施しとして渡せる人がどれだけいるの?)
15年前2008年当時は信士信女戒名と読経で15万円、居士大姉戒名は30万円、40万円が前橋市の布施相場でしたが、10年ほど前だったろうか、突然それも一斉に信士信女戒名で30万円、居士大姉戒名で50万円、60万円と値上がり『一斉って談合罪じゃねぇ!?』とも思った。

また葬儀社の担当は「供養ですから」「普通は」「大抵は」などの言葉で『しなければいけないと思わせる言い方』で棺を高い物に交換させたり、供物類を買わせたりするのも霊感商法と誘導商法、なら最初から追加させたい棺をプランに入れておけよって事。

大体に於いて住職も営業も「あんた死んだ事があるのか!? それは経験談なのか!?」と聞きたくなるけど経験談であるはずもなく誰かの受け売りに過ぎず『宗教者は勿論、人の「死」や「病」等をネタに金品の売買など言語道断』押し付ける側は思わなくても押し付けられてると思う家族のほうが大多数なのです。

葬式は故人の希望と家族の判断で決める事、住職も葬儀屋も故人の兄弟姉妹でも生計が違うなら口出し無用、依頼された事だけをすれば良く嫌なら断ればいい。

どちらも霊感商法と気付いてないのか、横車だと分って押しているのか分らないが、霊感商法に気付かず、良い事、正しい事でも言ってると思ってるとしたら始末が悪い。

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