葬儀社を紹介できない理由

我想う支援日誌
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本日5日は隣接市での朝一火葬、市民外火葬料で家族は3万円加算されました。

1月3日昼、前橋市民会員逝去の一報が入り高崎市の病院までお迎え、途中で前橋斎場の火葬予約状況を確認すると1月9日が最短で6日後になると分りすぐに計算をします。

利用プラン「ぱっく60」直葬+永代供養散骨=11万円税込

・安置48時間までは含まれる
・高崎市病院(往復36km)は追加ありません
・火葬する隣接市斎場まで(往復23km)も追加ありません
・安置4日間の追加5,500円×4=税込22,000円
・ドライアイス2回追加まであり得る 9,900円×2=税込19,800円
・追加総額税込41,800円(保冷剤1回の追加で賄えても追加総額税込31,900円)

以上の計算からすぐに隣接市での火葬予約を済ませ、病院で待機してる家族に連絡して了解を得ましたが、年末年始を始めとした繁忙期は5分差で2日間遅れる事もあり迅速な対応は不可欠です。

年末27日逝去も前橋火葬が年明けになるので30日に北方の隣接市で火葬したと書きましたが、少しでも家族の負担を軽減は我々以外にはできません。

安置1日2万円、3万円で長々と安置でさせて稼ぐせこい葬儀社もありますが、長い安置は費用面だけでなく正月明けの仕事や精神的な負担も大きいので基本最短安置を目指します。コロナで病院での面会が出来なかった家族なら長々安置せずとも1日ゆっくりお別れ時間を取れば問題ありません。

本日火葬に行くと葬儀支援を始めた当初、葬式施行のイロハを見て学んだ葬儀社が斎場で家族葬をしてたようで「武井さん」と声を掛けられ、数分でしたが話す中で年末に非会員さん依頼3件を断り、菩提寺の葬式依頼も受けないから今は年間数十件お断りしてる状況であると伝えました。

すると「なら紹介すればいくらか稼げるから断るより良いのでは――、」と言われましたが、過去に数件紹介した事があるけど駄目なんだよねと伝えます。

「あー、武井さん所は信者みたいだもんねぇ」と言われます。

別に信者ではありませんが、以前当方で葬式した家族は他の葬儀社を紹介しても良い評価はありません。斎場からの帰りの車中、斎場でのいきさつを千明に話すと「会員さんからも良く言われるから紹介は難しいですよね」との事、何を言われるのか聞いてみました。

あんしんさんは、社交辞令とか接客用語とか表面的な親切心というか接遇は全く無いし、代表に下手なこと言えば「馬鹿か!」って怒られちゃいそうだけど、私達家族のことを本気で考えてくれてるのは凄く伝わるから怒られても不思議と腹も立たないんだよね。

それと本当に困った時は黙って対応してくれるから涙が出るほど嬉しくて心底有難いと思うし、恩着せがましいことも言わず、当たり前の事をしてる態度だから本当に『安心をサポートする支援センター』なんだなぁって思ってる。と異口同音で言われるらしいですが、僕に直接言う会員さんはいませんってゆーか、聞いてないのかもしれません。

結局、葬式を流れ作業のように全ての家族に同じ対応をするのが大多数の葬儀社なのでしょうけど、うちは個々の家族毎に様々な事情や諸条件があり、可能な限り各々への対応をする違いなのでしょう。

だから会員登録してない方の葬式を会員さんが連絡してきたり、突然電話で亡くなったからと依頼されても非会員と未登録者は受けませんから「紹介して欲しい」と言われますが紹介はしていません。

年末年始の余命宣告をされた家族がまだ数件ありますので、火葬予約が通常の流れに戻ってからの逝去であって欲しいと思ってます。

うちは紹介できる葬儀社はありませんけど『葬儀社紹介ブローカー依頼』で葬式した家族は後悔とまで行かなくても納得できるのだろうか――、と思ってしまう。でもそれしか知らなければどうって事はないのかもしれませんね『知らぬが仏』ってのもあるよなぁ。

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