千明の母親の誕生日

我想う支援日誌
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誕生日のついでに散骨

僕の両親はすでに他界してますが千明の母親は84才で存命しており、住居は前橋の北にある赤城山を越えた向こう側、車で90分とちょっと遠いけど、当社散骨場の山林には近い事から出来るだけ散骨の日は時間を空けて親孝行の真似事ができるよう配慮してます。

初めて逢ったのは千明の父親が逝去した日ですから15年位前でしょうか、人見知りするタイプの人で葬式期間中は殆ど会話らしい会話をした記憶がありませんけど、今は娘の千明より僕に話してる時間のほうが多い。

11日が誕生日で同居してる長男家族が祝ってくれてたと思うけど、老人域の人達は欲しい物はなく、食べたい物もありませんけど、話しを聞いてくれる人が欲しいようで、行った時より数時間話しをした帰り際のほうが断然元気になってるのが常です。

同じ話題を何十回と聞いてます

出来るだけ時間を空けて行くのは『話しを聞く為』難聴もあり会話が通じない事もままあり、新しい話題はせいぜい1つくらいで他は全て何度も聞いた話、、それでも毎回初めて聞いたような素振りで相づちを打ったり、答えたりしてあげれば時間と比例して元気になってくれます。

同居してる息子夫婦は揃って口が足らないタイプだし、孫娘はお婆ちゃんが何度も聞き直すから話さなくなってるらしい、以前は息子にも話してたようですが話しをすると「それ前に聞いた」と言われると言葉に詰まり、それを何度も経験したから話さなくなったようです。

同じ話しを何度もする――、僕自身も『これ前にも言ったな』と感じる事があるから、老人は当り前の事と理解してあげれば良く、関心を持って話しを聞いてあげる事が現時点では一番の親孝行になると思うのですが、無休で片道90分の距離ですから千明単独で実現するのは難しいです。

でも散骨のついでに親孝行の真似事がさせてあげられたらの思いです。電話で確認したら11日は「鍋焼きうどん・ケーキ」で祝ってくれたらしく、うどん大好き婆ちゃんですから納得、現在時刻12日10時20分、到着は12時頃、散骨を済ませ婆ちゃんを乗せて沼田で食事、その後の数時間は話しを聞くつもりです。

昨夜は午前2時に搬送で起こされ寝不足で眠い・・・後は戻ってきてから続きを書きます。 

13日午後1時30分執筆開始

本日は朝一番で火葬に入り、拾骨は斎場担当者にお願いして、10時に他市の方の入会相談、11時30分、火葬した焼骨の散骨依頼と入会相談まで終わり、これから昼食、午後2時30分~入会相談です。

昨日は予定通りの流れで婆ちゃんの希望で回転寿司を食べたあと、ワークマンが開店だったらしく寄ってみると、作業着ではない服も超低価格で売ってたので、毎日1万歩が目標の人ですから、冬用の帽子、上着、パンツを買ってから喫茶店でアップルパイとコーヒーで婆ちゃん談話でした。

午後4時に小学校まで孫娘のお迎えだそうで、孫娘も乗せて自宅に戻り、婆ちゃんが作った野菜類を土産に貰って戻ってきました。途中で電話は何本もありましたが逝去の一報はなく、スロットをしてから、スーパーでパンと100円コーヒーで夕食、事務所に戻ったのは午後10時前でした。

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