葬儀支援を始めて15年目、少なくとも数千人の方々と逢い、家族や当人の葬儀支援をさせて貰いましたが自分なりの『指標(目印)』を持って生きてる人が少ないと感じる。
だから後悔に繋がったり、失敗だと思う結果になる確率が各段に上がり失敗や後悔が続けば人は臆病になるし臆病になればより悪い方向への悪循環になる。
年末年始は生き方や目標や反省などする人も多く転換期にし易い時期ですから『今より良い人生にしたい』と思う方なら参考になるかもしれません。
正直なところ改めて考えた事はありませんが文字にすると『流れ』『目的』『代償と覚悟』『行動』『確認と修正』『継続』だと思う。
先日、車の乗り換え記事を書きましたが、改めて読んで貰えばこんな小事でも、人生を左右するような大事でも指標の基本は同じだと分ると思う。
『流れ』は自分の意思でどうこう出来る問題ではありません。葬儀支援を始めたのも父親逝去から一連の流れ中で自然発生してますから、自分がしたい事でも流れが逆流なら難しいだろうし、僕みたいに嫌々でも流れがあればスムースなんだと思う。
流れ以降で実践してる『目的』『代償と覚悟』『行動』『確認と修正』『継続』 をひとつひとつ解説してみますので御自分の考え方や現実と照らしてみては如何でしょう。
ただ今回の内容は教えるとか教わるではなく、あくまで僕の発想ですから、一例として読んで頂き自分に適した指標創りの参考にして頂ければと思います。
『目的には事業目的と個人目的、最低2つがある』
『事業目的』15年前に考えた事
団塊世代が終幕期を迎える2030年代、個人事業者だった人、低賃金労働者だった人を筆頭に生活だけで精一杯になる人達は増え続けるだろう。
配偶者が逝去すれば収入は半減、されど生活費は変わらず、また医療の進歩により寿命が延びれば医療費は増額し更なる生活苦が続く時代になるだろう。
配偶者の医療費、施設入所費で生活すら侭ならない状態での逝去は当り前、葬式費用などの蓄えが無くても不思議ではないのです。
老人生活の中で費用削減可能なのが、現行の高額な葬式であり、高額な理由は霊感商法と日本人の中にある道徳概念を揺さぶる誘導商法に他ならない。
また現行の葬式は金銭的余裕の無い人には選択肢すらなく火葬だけの葬式は蔑まれる現実さえあり、葬式代をローンで組む家族もある現実。
国家とは人が居なければ存在せず、人は生まれたら必ず終幕があり死体放置責任を問うのだから最低限の死後費用(骨になるまで)は国、県、市町村が行うべきものだろう。
されど全て家族に丸投げで責任のみ問う現実、故に日本で生活する人達の誰もが死後費用の心配をせず生きられる世の中は絶対条件と考えた。
『達成必須の目的条件』
》年金から支給される葬祭費(埋葬料)5万円だけで可能な火葬プランの実現
》継続的な費用が掛からず、葬祭費程度の費用で可能な遺骨処理プラン
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以上15年前に持った事業目標であり、あんしんサポート葬儀支援センターが存在する絶対条件、利益は勿論、自分達が食えるかなど一切考えず、業界内外から絶対出来ないと言われた5万円火葬支援パックの完成だけを目指して発進しました。
当時は最低10万円以上だった直葬プランでしたが幸いにも3年後2011年3月、5万円火葬支援パック完成で第一目標の達成に至りました。
ど素人で家族目線しか分らず、自分達の出来る事を精一杯支援する姿勢と絶対無理と言われた5万円火葬を可能にした事で新聞、テレビで何度となく記事にして頂けました。
事業目標で大事なのは『対象者を明確にする事』『対象者が欲する内容と料金である事』『時代の少し先を行く事』だと考えました。
スタート時点では2020年までに目指す支援内容の実現と充実、団塊世代終幕期の2025年には全国全県で支援事業の実現と考えてました。
支援内容と充実については個人採点80点/100点まで達成、全国全県については2点/100点で止まりましたが、それが実力なのでしょう。
次回『個人目的』です
人生の指標、ひとつの参考例
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