何も知らない人の葬儀支援は不可能

日々の「我想う」
この記事は約6分で読めます。

この12月もすでに数件、逝去後の依頼があり、お断りしました。突然電話で依頼してくる人達の理由は次の3パターンしかありません。

①「こんなに早く亡くなると思って無かった」
②「あんしんサポートを利用した知り合いから良くして貰ったと聞いていた」
③「今、ホームページを見て電話している」
① と ② の重複も多いです。

① の家族は、なら、いつ亡くなると思ってたの? 死後の事はいつから考えるのですか? 
② の家族は、なら、知り合いから会員制だと聞いてたでしょ!? 
③ の家族は、電話すればいつでも引き受ける葬儀屋を探している人です

大多数の葬儀屋は ① ② ③ どのパターンでも快く引き受けてくれます。一般の葬儀屋への依頼なら問題ありませんし依頼先に困る事もありません。一般葬儀屋で受けないのは「お金がないひと」だけ、あんしんサポートはお金が無いからと断ることはありませんが、非会員さんからの依頼は、病院、施設など公的立場からの紹介以外は全て電話を受けた時点で断ります。

公的立場からの依頼を受ける理由は、普通に葬式できる余裕がある家族に紹介する事はありません。病院、施設などは家族の経済事情を把握してるから故の紹介だからです。

特に、②「うちを利用した知り合いから良くして貰ったと聞いていた」と言ってた知り合いは、具体的な事も、会員制であることも聞いてるはずです。「良くして貰った」内容は家族毎に価値観が違いますから、家族の事情や希望や考え方など全てが分かって初めて出来ることで、逢ったこともなく、話した事も無い人の事情や希望など分かりません。さらに性格や考え方も一切分らず、うちの考え方も分らないのに引き受けられるはずがありません。あなただったら全く知らない人に納得、満足させられますか?

できるのは、一般葬儀屋と同じ程度の事しかできません。それで良いなら、うちで施行する必要はありません。死後費用等に不安があれば、事前に考え動くのが普通の感覚、逝去後まで決めないのは、金銭的余裕があるか、人間性がいい加減な人だけです。事前に決めなかったのは自分ですから、引き受けてくれる葬儀屋に依頼すれば済むことです。

改めて『あんしんサポート葬儀支援センター』の葬儀、葬式に対する考え方と信条を書いておきます。

『あんしんサポートの信条・目的』
・誰もが死後費用の心配をせず生きられる世の中にしたい
・残る家族の生活を守る事が目的、葬式はその手段でしかありません
『葬儀は大事、でも残る家族の生活はもっと大事、だから絶対に無理をしてはいけません』
『葬儀とは家族が家族との別れを受け入れる為の時間、死後で無く存命中にしか出来ないのが葬儀』
『逝去後に騒ぐ必要はない。残る家族の生活が守れ、無理をせず、温かく送ってあげることです』
※凡人の我々が上記の信条と目的を実現するには、事前相談無しに達成できないのです
※過去の慣習はどうでもよく、家族の生活を守り、その家族に必要な葬式を立案施行するのが使命です
(過去の慣習が素晴らしいものなら否定しませんが、現状の葬式は残る家族の現実を無視した流れです)

「一般の葬儀屋、葬儀社の目的」
今の葬儀屋はイベント制作+貸室サービス業です。一般的に行われている地域の葬式慣習や宗教者の希望に沿った葬式内容を家族の代行をしたり、先導しながら、できるだけ多くの利益を出すことが目的ですから、誘導商法と霊感商法を駆使して、家族の泣き所や、無責任な親戚を利用した商法が極々当たり前の商売です。でも、これが悪いとは思っていません。それで家族が納得する葬式ができるなら、それはそれで商売として問題はありません。

しかし余裕の無い家族も沢山おられますし、余裕が無くても終幕は訪れます。ピンピンコロリが理想ですが、そんな人は極々少数しかいません。多くの人は病院や施設、或いは自宅介護で過ごした後の終幕ですから、その間に多額の費用が掛り、年金だけでは賄いきれない現実はいくらでもあります。終幕後は入院、入所費用の残と死体処理費用、死亡診断書等々で数万円は掛ります。

ところが、看護師さんは当然のように「売店で浴衣を買ってきてください」と言いますが、4,000円ほどの出費になります。たかが4,000円ですが、家族によっては、されど4,000円なのです。だから前々回書いたように、事前に購入したり、自宅からパジャマ等を持参しておけば、4,000円の負担を減らせるわけで、これが死後の様々な場面に起こるので、合計すれば数十万円の差になる事もあるのです。

残る家族の生活が守れる葬式とは、この小さな節約の数々を具体的に伝える事と、低料金パックでも家族が寂しい思いをせず、納得、満足できる葬式施行を提供することです。書き出せば、一般葬儀屋との違いは、これでもかというほど書けるでしょう。だから「良くして貰った」「助かった」と知り合いに話すのだろうと思います。うちは紹介して欲しいと言った事は一度もありませんし、すでに5,000名の会員がいるので、利用した家族は、会員を増やしたいと思って無いと聞いてるはずです。

但し近い将来、葬式をすることになり、財布事情に不安があるなら、遠慮なく事前相談の予約をして欲しいと伝えてあります。だからでしょうか、1度利用した家族の多くは、2回目以降は事前に来館したり、電話で現在の状況などを伝えて来られる方ばかりです。当然、過去は過去として、今現在のあらゆる事情を伺い、もしもの時の具体策を考えたり、相談することになります。

その結果、得られるのが『死後の事は一切考える必要が無い「安心感」です』この状態まで来て初めて、信条と目的である『誰もが死後費用の心配をせず生きられる世の中にしたい』が現実のものとなります。これで分るように、あんしんサポートは富裕層を対象としてません。今の葬式は様々な事情で余裕の無い家族、年金で暮らす老人世帯などが納得、満足できる選択肢がありません。

低料金の代表は直葬ですが、部屋の片隅に置かれ、線香具が置かれる程度で10万円、それでもドライアイスが無い、霊柩車は追加など、ハンドルの無い車を販売してるようなフィッシング商法、詐欺まがいの商売がまかり通る業界には嫌気がさします。誰もが死ぬのに顔を背け続ける行政にも腹は立ちますが、遠吠えしても何も解決しません。自分達で出来る支援活動を始めた14年前から、理念、信条、目的は何一つとして変わっていません。

実際に利用した事の無い人達は、どんな文章を書いても理解できないかもしれません。業者側の僕が何を言ったところで商売文言だと思われるかもしれません。さすがに14年間も続けると「絶対に追加される」とは言われなくなりましたが、最大目的の残る家族を守る術は、個々の家族で全て違いますから、文章では書ききれない部分が多過ぎるため、パンフレット、ホームページ等に――、
『利用した家族に本音を聞くのが一番正確な情報』と書いているのです。『利用者が悪評を言ったら、それが真実だと思えば良い』『利用者が好評を言ったなら、それも真実だと思えばいい』のです。良し悪しは我々が決めるものでなく、利用した家族のみが決められるものだからです。

『あんしんサポートの事前相談、事前入会とは』
・家族の事情と価値観を全て本音で話して頂きます(お金が無いが一番多く最初に出る話しです)
・あんしんサポートの理念、信条、できる事、できない事を全て伝えます
・相談家族にとって最善と思われるパック及び、逝去後の流れを提案します(費用面も含め)
・個々の対象者逝去後に必要と思われる手続きの全てを大枠で伝えます
・当方が納得した家族には入会希望の有無を確認します
・希望者は入会金3,000円と手続を行います(最大5名登録可、登録者1名の葬式後までずっと会員)
・会員の葬式が済むと非会員となります(必要な方は再入会、要3,000円)

この事前相談、事前入会後の家族は対象者(自身含む)の死後と費用の心配は一切無くなります。しかし、この段階が全くない、突然の依頼に対し心から納得、満足できる葬式を提供する事はできません。これが、事前相談、事前入会してない方の依頼を受けない理由です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました