家族がしてあげる、しておくべき事

我想う支援日誌
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化粧・髪・髭・手足の爪は家族で整える

12年前、前橋から車で1時間以上掛かる総合病院までのお迎え、肝臓癌で逝去した50代女性、当時あんしん館は無く自宅で安置、故人の顔は黄色より緑色の強い黄疸、息子達と直葬の打合せをすると、次男が美容師と分かり「なら化粧は出来るか?」と確認「出来ます」との答えと余裕のある家族では無かった事から「化粧品は持ってきてあげるから自分でしてみるか?」との流れになりました。

死化粧は難しいですから、側で指示しながらでしたが化粧すると予想通り美人さんに仕上がり、息子達も満足したようで、葬式後「自分達で化粧させて貰えたのが良かった」と伝えられた事から、最善の死化粧はどうすべきかと考えるきっかけとなりました。

僕の自己満足より家族の思いと故人の思いが優先、故人の娘や孫娘が故人使用の化粧品で化粧してあげたほうが故人は嬉しいだろう、、白髪を隠し、髪形を整え、手足の爪を切り、男性なら髭を剃ってあげるのは納棺師より家族がすへき事、家族にできる事、これがベストと思えた。

存命中・死後に家族がすべき事

口閉じ、目閉じ、頬膨らませ、傷処理などは専門知識が必要だから葬儀屋がすべき事で家族は処置を見てる必要すらありませんが、化粧、爪切り、髪形などは家族の手でしたいと言うより、すべき事に思えます。

これは死後ばかりでなく存命中にしか出来ない事もありますので、当支援センター入会相談で、今日からすべき事として口頭で伝えてますが、ひとつの例を記載しますので参考にしてください。

動画撮影・相続関連

突然の終幕もあれば、死亡原因第1位「癌」は必ず余命期間があり選択はできません。スマホで簡単に動画が残せる時代ですから、元気な時は勿論、病になっても動ける期間に動画と肉声を残しておく事です。動画撮影は子供や自分達も含め日常化して、撮影した動画はパソコンに保存しておかれると良いでしょう。

相続関係は遺言書と成り得るものを残しておいたり、逝去後に問題が出そうな案件は対策を実行しておく事、過去の経験から要注意案件のひとつとして、離婚した配偶者との間に子供がいて、離婚した配偶者と同居しており、自分名義の不動産、動産がある人は対策を講じず自身再婚してたら大変な事になります。

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