№12 終幕直前「死後手続きの確認と死後の着衣」

生前・死後の手続きアドバイス
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ちぎら
ちぎら

他にも終幕直前にしておくべき事って何ですかね。

代表
代表

まずは最低でも以下のものは再確認しておきましょう。
・遺言書の有無と法的に効力が有るか無いかの確認と訂正
・不動産がある場合の相続方法
・自動車名義変更、スマホ等の解約方法
・定期は全て普通預金に戻してあるかATMの暗証番号の確認
・生命保険、医療保険等の確認
・有価証券類の確認
・故人名義の借金の有無(あれば相続放棄も視野に入れる)
基本的な手続き関係はこのくらいかなぁ

ちぎら
ちぎら

手続き関係以外にもすべき事がありますか?

代表
代表

大多数は気づかない点として死後の着衣がある。病院や施設で逝去すると、多くの故人は浴衣を着てるけど4,000円近く掛るから、浴衣を着せたいなら事前に購入して看護師に渡しておけば2,000円ほどで済むんじゃないかな。でも入院で着てたパジャマでも全く問題はないし、キリスト教ならスーツを着せるのが普通だから、ようは何でも良いわけです。一旦全裸にして処置したり、清拭するから、浴衣が着せ易いだけの事だろう。処置費用は必ず掛かるから、詳細を確認して依頼する事と、家族が行う事を分けるといいよ。

ちぎら
ちぎら

病院なら死後直後に死亡診断するのが普通だけど、施設によっては死亡診断は何時間もあとになる施設もあるじゃないですか、その点は私も電話で伝えますが、改めて代表の意見を聞かせてください。

代表
代表

うん、分かった。まずは「死後の死体変化」の大枠を理解しておきくべきだね。最初の段階でつまずくと葬式期間ずっと引きずるからね。
・死後2時間ほどで顎の部分から硬直が始まる
・手足の硬直は死後4~5時間くらいから始まる
・死後硬直は死後24時間ほどで最高点に達し、その後硬直が解ける
・死後72時間ほどで死後硬直は解ける
・死体の腐敗が速いのは腹部と下腹部
・当然、室温が高く、保温すれば腐敗の進行は速くなる
・口は病院等でしてくれる処置で構わない(基本的に閉じない)
・口を完全に閉じるには専用器具を使うが、病院は持ってない

ちぎら
ちぎら

葬式を施行する人間にとって、この死体の変化の知識は必須ですね。この部分で施設の人は分ってませんし、看護師さんも知らない人のほうが多いような気がするし、葬儀屋さんでも正確な知識を持ってる人のほうが少ない感じがしますけど――、

代表
代表

うん、その通りだと思うよ。死を扱う人達なら、この程度の知識は持って当然なんだけど、正確な判断が出来ないから、雑や適当になったり、やり過ぎになる事のほうが多いんだろうな。

ちぎら
ちぎら

雑や適当は何となく分りますけど、やり過ぎって具体的にはどんな状況ですか?

代表
代表

良く見かけたのは布団安置の故人の顔の横にドライアイス置く葬儀屋が結構いるだろ? 納棺状態なら棺内を冷却する効果はあるけど、布団の顔の横では、ほぼ無意味に近い、あえて言うならドライアイスの消費量は各段に上がるけど、それで喜ぶのは葬儀屋だけなのに、葬儀屋は、とにかく間違いの無いよう万全を期してます。なんて言われると「そっかぁ」と思いがちだけど、基本的には無意味と思っていい。

代表
代表

さて、時間経過による死体の変化が分れば、死亡診断まで時間がある場合の対処方法です。
・仮に午後7時逝去で死亡診断が翌朝8時なら13時間もある
・病院、施設は季節に関係なくパジャマ姿で出歩ける室温です
・10時間も経ったら、腐敗臭がして当り前です
・死後直後から直接腹部に保冷剤や袋入氷を当てて貰う依頼をする
・病院、施設でドライアイスは準備できない
・当然のことながら、医師が来るまで数回は当て直す必要がある
・部屋は強冷房を効かせ、タオルケット1枚程度を掛けておく
・一旦死臭が出たら簡単にとれない(腹胸部の完全凍結しかない)

ちぎら
ちぎら

あのー、お腹にガスが溜まってる人もいれば、腹水が溜まってる人もいるじゃないですか、あ、それとペースメーカー入れてる人は火葬場に申告する必要があるから、逝去時点で教えて欲しいですね。

代表
代表

腹水が溜まっていればガスは溜まらない、腹水が無ければガスが溜まりやすいと思っていい。逝去から死亡診断まで時間があるなら、腹水を抜いて貰う事も可能だろう。腹部の冷却はガスが発生しない為の対処でもある。

ちぎら
ちぎら

これらを覚えておいて、対応してくれない施設や病院なら家族が対処する事も可能ですね。とにかく死臭の発生を防ぐの大事なんですね。

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