№19「葬式は黒の礼服!?」

日々の「我想う」
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ちぎら
ちぎら

体調の良くない人とか、老人とか、この1年間で太った人とかに時々聞かれるのが服装の事で、黒の礼服、靴は、バックはとマナーとして色々書いてあるらしいのですが、その辺りはどうお考えですか?

代表
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結論から言うと裸で無ければ何でもいいが本音だな。『馬子にも衣装』で、外見を整えなければ悲しそうに見えない人は、礼服を着れば良いし、家族全員が持ってるなら着ればいいけど、喪主であるお婆ちゃんは礼服を着るのが大変――、なら全員が私服で構わないし、礼服の無い人はそれっぽい支度で全く問題ない。仕事中に来てくれた人なら作業着だった全く問題ない。基本的に恰好に拘るのは中身に自信が無いからだよ。これは過去の自分を分析して得られた感覚だから一般論として間違ってないと思う。

代表
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大事なのは何かを考えれば分ること。葬式より残る家族の生活のほうが大事、礼服より故人を偲ぶ心のほうが大事、もっと言えば恰好だけで人を評価するのは、器量が浅く狭い人間だと自分で言ってるようなものだね。それと、葬式を迎えるまでに家族は散々出費をしてる事のほうが多く、葬式後は着ない礼服より、もっと価値のある使い方がある。我々が持つべきは世間の常識より、家族の実情を最優先だろう。

ちぎら
ちぎら

なら、レンタルとかすれば良いですかね?

代表
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そんな必要はない。結構昔からの知り合いで、以前経営してた美容室のお客様でもあった女性の旦那さんが亡くなって、何年振りかでその女性に逢ったら、脳溢血で車椅子に座って、言語にも障害が出てたので驚いた。子供達から「礼服着せたほうが良いですよね」って言われたけど「そんな物は要らない、母が一番楽に過ごせる恰好で良い」って伝えたら、当日はジャージのズボンで全く問題無く過ごした。来てくれた人達がどう捉えたか分らないけど、少なくとも母親は締め付けられず楽に過ごせた――、それだけで充分だろう。

代表
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マナーとは『こうすべき事』ではない。他人に嫌な思いをさせない事がマナーの基本だから、相手の恰好を見て非難したり、軽蔑の目で見るほうがマナーの無い人と言える。評論家が好き勝手言うのは、どうでも良い人達だから構わないけど、葬儀屋は一般で言われるマナーうんぬんを賢察せず言うべきではないし、言うなら担当する家族にとって最善の方法をアドバイスすべき、最善とは傍から見てでなく、その家族にとっての最善で、引き受けた以上は最後まで家族を守るのも仕事だよ。

ちぎら
ちぎら

我々の真っ黒の恰好もそうだと言ってましたね。

代表
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その通り、葬儀業界の中にある狭い了見の常識が間違いと正すには、まずは自分達から始めないとね。そのひとつが13年間続けてる黒の恰好だけど、黒のジーパンだけで最低年間6本は購入するわけで、葬儀屋さんより新しい物を着てるはずだよ。

ちぎら
ちぎら

ほんと、黒のパンツは履ききれないほどあるし、靴も年間数足は買うし、黒のベストとジャンパーも着きれないほどありますよね。

代表
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あはははっ、若干買い過ぎの傾向はあるな。恰好(支度)その意味でも家族が余計な神経を使わずに済む葬式形態が好ましいのよ。今の葬式は家族が余計な神経を使う事ばかりで、根本的に間違ってるとしか思えない。コロナ騒ぎを機に葬式を考え直す絶好の機会だと思う。

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