№32 自分の生活を守るなら「香典は欲しがるな」

日々の「我想う」
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ちぎら
ちぎら

ケアマネさんからの紹介で、奥さんの具合が悪いと相談に来られた市外の方に「香典は欲しがるな」って言ってたでしょ。何となく意味は分りますけど、具体的な詳細を教えて貰えませんか。

代表
代表

あー、あれはね、葬儀屋は「香典収入があるから家族葬より一般葬なら実際に出す金額は少なくる事が多いです」と一般葬を勧めるようだけど、その感覚は昭和時代の話しじゃねぇ!?って思うのと、最終的な出費が増える可能性が高いからだよ。
昔は家族の絆も強かったし、隣近所の付き合いも「お醤油貸して」って言うほどだったし、親戚縁者との結びつきも強かったのは昭和までの事。葬式に呼ばれて行くと1万円とか、数万円、関係によっては10万円を包む訳で、いつか自分の家の葬式には、同じ金額を包んでくる――、この、お互い様の感覚が大前提にあるけど、今の時代、周囲のお包みを当てに葬式をするのが決して良いと思えない。


疎遠の親戚、隣保にとっては迷惑が本音だろう。それに高額な費用は葬儀屋と宗教者に支払う訳で、それが供養とも思えない。今の葬式は家族の為でなく、葬儀屋と宗教者の利益の為、実際に葬式した家族なら僕の言葉は納得する人のほうが多いだろう。今回の相談者は決して余裕のある人じゃないし、奥さんが逝去すると年金が減り旦那の生活が大変になるのが明らかだから、下記のように考えたわけよ。


1. 葬式は故人と深い親交のあった人だけで行えばいい
2. 葬式より、後に残る家族の生活優先、親交の深い人なら当たり前に理解できる
3. だから無理せずできる葬式をすれば良いと考えられる
4. 相談に来られた男性は70代、自分の年金は月額7万数千円ほど
5. 奥さんの年金も月額7万円ほど(現在町営住宅に住んでいる)
6. 月額7万数千円だと、生活保護の申請をしても簡単ではないのは明白
7. 我々が出来るのは、とにかく費用を抑え、葬式後の生活を最優先させること
8. 墓は兄が寺の墓所に所有、これだと墓に入れるだけで最低10万円は掛る
9. 更に世代が代われば、甥姪と揉める確率が高い
10.妻の兄弟姉妹は葬式や墓で色々言いそうと言う(葬式と墓で200万円以上必至)
11.でも普段の付き合いは一切なく葬式で顔を合せるだけ(葬式は何度も包んだ)
12.このケースは奥さんが逝去したら、妻側の親戚との付き合いは無くなるケース
13.来館した旦那も出来れば自分だけで送りたいと言ってた
13.なら「ぱっく60」11万円税込が一番安くあがるし、遺骨まで全て完了する
14.だから「香典は欲しがるな」それが「総額費用を抑えられる事に繋がる」

ちぎら
ちぎら

なるほど・・・何となくは分ってましたが、改めてこうして詳細を書いて貰えると、初めて逢った人なのに、過去、現在、未来を全て考慮した上での発言なのが分りますし、相談者の態度や口調が、不安から始まって、安心から信頼へと変化するのがとても良く分ります。

代表
代表

葬儀屋の香典収入うんぬんは、出来るだけ大きな葬式にして売り上げを稼ぎ、利益を得たいのが根底なのに対し、うちは相談に来た人目線だけを貫くから、うちが儲からないのは、内容と料金を見れば素人でも理解できるレベル、なのにアドバイスでは相談者である自分の事を本気で考えてるのが分るんだろう。とは言っても、葬儀屋でなく葬儀支援センターなわけで、当然と言えば当然のことなんだけどね。

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