№6 存命中「元気な時に墓閉じを済ませる」

生前・死後の手続きアドバイス
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ちぎら
ちぎら

事前相談してると、墓を閉じたいとか、墓をどうすべきかみたいな話題が結構出ますけど、墓の処理や墓守の問題について聞かせてください。

代表
代表

最近多い問題だよね、寺の墓所に行くと無縁墓の立て札を沢山見掛けるけど、個人的には人としての倫理に問題があるし、決して褒められる行為ではないと思う。相談者が言うように、住職の自宅を建てるのにも寄付、屋根を直すから寄付、門を直す寄付と、お寺の好き勝手でやりたい放題だったり、毎年新車を買い替えてたり、住職にも人としての倫理や道徳に欠ける人が沢山いるのは確かだけど、だからと言って先祖の墓を放っておいて良い事にはならないし、初めに言っておくと『墓の相続放棄はできない』(祭祀承継は民法897条で決められている)なら、どうすれば良いか話すね。

・墓守が決まらないと最終的に家庭裁判所が、祭祀継承者を決定します
・この決定に不服があっても拒否権がありません
・通常2~3年間管理費が滞納すると無縁墓の扱いとなります
・寺、民間、公営など墓の管理人が撤去した場合、掛った費用を請求される事もある
・相続放棄できない以上、支払い義務が発生すると考えておくべきです
・ならば、家族親族で話し合って墓閉じ、金銭面でも精神面でも良い判断でしょう

ちぎら
ちぎら

前橋で公営の嶺霊園墓地なら、年間数千円の管理費だけで、他には全く費用が掛らないのに、寺は年間1万円から掛かって尚且つ、寄付はとるし、葬式はその寺しか使えないし、世話してやってる感が強いし葬式の布施は40万円、50万円だもん寺離れするのも分りますよね。事前相談してて「寺の布施は仕方ない」って言われると年中無休、24時間体制、赤字覚悟のパックで支援してる人間からすると「はぁ!?」って思うし、とっても腹立たしいし、こんな人の支援はしなくないって思うのが本音でしたけど、代表が「俺達は寺の生活を守る為に全ての時間と、命まで掛けてやってるんじゃねぇ!」って菩提寺の葬式は受けなくなったから、今は腹も立ちませんけど。

代表
代表

あはは、相当溜まってるね。布施の話しは後にして、墓について話しを戻すと、以下の点に留意してことを進めると良いでしょう。
1. 墓守が最低でも二世代居なければ墓閉じを考えるべきです
2. 墓が欲しい人は自分達の代だけで済む墓以外は駄目です
3. 墓閉じは年を重ねると難しくなると思っていい
4. 閉じるならできるだけ早いほうが間違いない
5. そもそも墓が必要かどうか家族で話し合うのが先決だね

ちぎら
ちぎら

墓閉じする場合の最善策を教えてください

代表
代表

1. 墓撤去と処分に掛かる費用を見積る (最低3軒は見積もって貰う事)
2. その際、骨壺の数や遺骨の人数も調べて貰います
3. 墓閉じ、遺骨処理、双方の合計料金が出たら墓閉じの可否を考える
4. 費用的に無理なら、費用が貯まるまで墓閉じの話しはお預けです
5. 費用的に可能なら、この段階で初めて寺に墓閉じの旨を伝えます
6. 墓閉じの理由は考える必要はありません
7. 喧しいタイプの住職なら宗教が変わったと言えば良いでしょう
8. もし離檀料と言われたら断り、それでも言ったら放っておけばいい
9. 数年間放置で墓を閉じる等の約定はあっても離檀料などありません
10.仮に裁判になっても契約書に記載が無ければ負ける事はありません
11.但し閉眼供養(1万円~3万円)は依頼します(石屋が希望します)
12.指定の石屋だけと言われたら、見積額以内なら依頼します
13.見積額が高ければ寺に減額依頼か、自分依頼したい旨を伝えます
14.そのどちらも駄目なら『8.』同様に放っておくのもありです
15.遺骨は低料金で散骨等処理してくれる所に依頼します
16.寺の墓を閉じ、寺の永代供養墓は全く意味がありません
17.その理由は檀家継続、年会費又は寄付は続くからです

代表
代表

4. 閉じるならできるだけ早いほうが間違いない。と言った理由は次の通り、年金生活に入ると収入は減り、年金は毎年下がってる現実であり、高齢になると医療費や投薬費用などの費用が増えるし、自宅で過ごす時間が長くなるので、電気水道光熱費は現役時代より増えます。端的に言えば年老いてからの墓閉じは負担が大きくなり難しくなるのが現実だからです。

代表
代表

墓の撤去と遺骨の処理費用は依頼先により、数倍の差は普通にあります。過去の実例では寺の墓を閉じと永代供養墓納骨で総額500万円の見積りでしたが当方で見積もりしたら総額50万円でした。その差10倍と余りの違いに驚きは隠せませんが、それが葬儀関連業界の実態です。ぶっちゃけ、胡散臭いにもほどがある現実と思って対処したほうが無難です。

代表
代表

最後に「なら放っておけ」と言う理由について、墓守不在、宗教変わり、など墓を守れないから墓閉じして借りてた墓所を返却するのは、実に筋の通った対応ですから、筋を通した人に対し『離檀料』を払えだの、『高額な費用の石屋でなければ駄目』だのと言うのは寺の傲慢でしかありません。こちらが筋を通しているのに、筋の通らない寺なら、こちらも相応の対応をするのは当り前です。

 賢い墓閉じの仕方
上記クリックで具体的な墓閉じの流れが分ります。また墓閉じ費用は依頼する石屋により、過去最大10倍差までありました。墓を建立して貰った石屋さんだから――、その考え方は不要。墓閉じの必要な費用は次の3種。
・仏式の場合『閉眼供養1万円~3万円+交通費等』洗米、塩、酒など使用する僧侶もある
・墓の撤去、カロート埋め、墓石処分
・墓から出した遺骨処理(散骨と手元供養以外は、行政の改葬許可が必要)

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