№61「病院等で組んでくれた合掌は一旦外す」

日々の「我想う」
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ちぎら
ちぎら

病院等から搬送してきた故人の合掌してる手が水分でパンパンに膨らんでることがあるじゃないですか、自分達で葬式出来なくて葬儀屋さんに依頼してた当時を思い出すと、全ての葬儀屋さんが、合掌を組んだまま安置してましたけど、代表は一旦合掌を外しますよね。その理由を書いておいて欲しいです。

代表
代表

合掌を外す理由は3つある。
『遺体冷却に支障があるから』
合掌したままドライアイスを当てると、合掌を組んだ腹部の冷却部位に支障が出る場合もあるし、手や腕を凍結させると解凍まで動かせないからだよ。一旦合掌を解いて手腕は身体の側面に置けば、腐敗の速い腹部と下腹部、更に気道と食道までの全てに対し冷却もしくは凍結させる事が可能となり、死臭の発生を防げるし、水分で膨らんだ手腕の凍結は避けられ、手の皮が破裂する危険性も激減する。


『むくんだ手足の水分を体内に分散させる為』

点滴が吸収できず手足が水泡のようになってるのにエンゼルバンドで締め付けたらパンパンに膨らんだままになるけど、一旦合掌を外しておけば、大抵の場合は普通の手足に近い状態まで身体が水分を吸収してくれる。必要があれば合掌を組み直せば良いからね。


『仏式以外の信仰がある故人なら合掌は不要な為』

故人の手を組むのを合掌と呼び、これは仏教用語ですが、葬式の時に「合掌、礼拝(らいはい)」の掛け声に合わせて行う行動を思い出してください。手の掌は合わせますが指を組ませた合掌はしないですよね? あの合掌を行うのはカトリック系で十字を切ったあと「アーメン」の言葉で組む合掌です。ただ日本では仏式として合掌を組む慣習ですから、故人が必ずしも仏教徒で無いこと、無信仰者が増えてること、更に上記に書いたように合掌を組むと遺体処置に支障がでる為でもある。

ちぎら
ちぎら

なるほど、慣習より実利を優先した結果の処置であり、信仰が分らないのに合掌を組んだままは変だという事ですね。そういえば最近は以前のように何処の病院でも合掌を組む訳でなく、組まない病院が増えてますね。

代表
代表

我々は宗教者の補助が仕事ではない。家族が安心して送れるお手伝いが仕事、っていうか『合掌』という仕草は、あらゆる場面でしている行為で『いただきます』『ごちそうさま』『ありがとう』『ごめんなさい』更には「お願い!」なんて時も合掌は行うから、ぶっちゃけで言えば、組んでも、組まなくても、どっちでも良いと言えるだろう。だから家族に確認した上で組む、組まないを決めるだけのこと、ただ故人より、家族や周囲の人達が故人に対して「今までありがとう」とか「お疲れさまでした」と感謝の意を表す行為だと思うのだが――、故人の合掌は、きっと自身が、天国やあの世に無事逝けるようお願いしてる姿なんだろう。

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