№69「香典返しで喜ばれない物」

日々の「我想う」
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代表
代表

お茶屋さんに叱られそうだけど、香典返しの話題が少し前に出たから言うと、香典返しにお茶は使わないほうが無難。

ちぎら
ちぎら

えっ、お茶で清めるとか、故人とお別れする為にお茶を飲むとか言うじゃないですか? 確かにうちはお茶を勧めてませんけど――、理由を教えてください。

代表
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今はそんな物を勧める結婚式場も無いだろうけど、昔は結婚式の引き物で夫婦の名前を書いた皿とか、時計を配ったりしたろ? そんな物を喜んで使う人がいると思うか? 夫婦の自己満足で貰った人は有難迷惑、これに近い感覚で、故人とお別れのお茶なら返礼品でなく、葬式の場でお茶を出せばいい話しだろ?


それと、お茶好きは沢山いるから、100g1万円のお茶を飲んでる人も決して珍しくはない。その人が200g2,000円のお茶飲んだら何て言う「こんなの不味くて飲めない」って言われても当然、葬式のお茶は不味いって言わない? それを勧める葬儀屋の心理が理解できない。 極論を言えば「うちのお茶は旨い」と言ってる葬儀屋も、本当にお茶の味が分るのか? ってことだし、味の好みは千差万別「井戸の中の蛙」感覚でしかない。実はこの感覚、葬式の全てに於いて大多数の葬儀屋が当然と思い込んでる間違いでもある。この辺りも後日にでも書こうと思う。

ちぎら
ちぎら

あー、確かに良く聞く言葉です。言われてみれば納得だし、葬儀業界の返礼品は一般のギフトより高いですもんね。もっと安いお茶かもしれませんね。なら何を用意するのが好ましいのでしょうか?

代表
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俺にはお茶の旨い、不味いは分らないし、高ければ旨い訳でも無いだろうけど『葬式のお茶は不味い』が定評だよな。返礼品として考えるなら『残らない物』『何処の家でも使える物』が選択基準だろうから、うちではお茶漬けの素、梅干し、海苔佃煮などの詰め合わせを用意してある。これなら何処の家でも食べるだろう。


それと葬儀業界の返礼品は基本的に『A-50』5,000円とか『Y-30』3,000円のような記号は入ってないから金額は分らないのが普通と思っていい。更に前橋を例にとると5,000円の香典も普通にある地域で、1,000円~3,000円は新生活香典、5,000円以上は一般香典と区分けされるし、群馬県は当日返しだから、5,000円でも10,000円でも同じ物を返すことになる為、どうしても基準が10,000円香典となり、半額返しなら5,000円の香典は赤字になる。そこでうちの場合、3,000円の海鮮詰合せを用意しておき、会員25%割引だから2,250円+税=2,475円で5,000円は勿論、3,000円でも赤字は出ない設定にしてある。


もっと言えば、販売した所で25%割引で儲からないから、売りつけないし、1個から対応できるようにしてある。

ちぎら
ちぎら

このシステムに変更した時、葬家名でなく『施主』とした事で異論があるかと思いましたけど、5年以上経ったいまだに1件のクレームも無く関係ないんですね。

代表
代表

この業界はわざわざ無駄な経費を掛け葬儀屋が自己満足する傾向にあるけど、合理化できるものはすべきだし、前回の手で拾骨もそうだけど、昔は熱いまま拾骨したから箸が必要なだけで、そこに箸渡しなど変な理屈をこじつける必要はない。うちは全てに於いて支援のスタンスを貫く為、儲かれば儲けたいのが人の性、そこで『儲からない設定にすれば、押し売りはしなくなる』を実践してるだけのこと。同様なのが寸志を貰い続けば当たり前になり、それを良しとしないから、パンフレットやホームページで『寸志は一切受け取りません』って公言する。25%引くと儲からないと思えば売り付けない――、自分で自分にタガを掛ければ、自分のコントロールは難しくないし、意思の弱い人間でも成功する手法だから僕自身も利用している。

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