№73「反面教師だから湧き出る」

日々の「我想う」
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代表
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今回は、教わる理念と湧き出る理念の違いについて、僕自身を対象に探ってみようと思う。以前、ちぎらが№66話で言ってたように、業界で同じことを言い、行動してる人を知らないって事は、誰かの真似でなく、誰かに教えられた事もなく、僕自身も不思議に思い続けてる事でもある。

ちぎら
ちぎら

21年間葬儀業界にいますけど、私の知る限り同じことを言う人に逢った事も、聞いたことさえありませんからね。業界の常識とは全てに於いて違うのに、一本筋が通っているのは私にも分るし、13年間全くブレ無いですからね。

代表
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家族親族の葬式は10数回経験してるから、決して少ないほうでは無いけど、最大ポイントである父親逝去の流れを挙げてみれば何か見えてくるかもな――、
① 37年間蒸発してた父親逝去の一報が裁判所から届く(普通は経験しないだろ)
② 父親の最後を看取ってくれた女性とじっくり話す機会が得られた
③ 直葬、散骨という現実も含め『葬式とはなんぞや』と考える機会を与えられた
④ 当時経営してた美容室の顧客の中に、ちぎらの存在があり店長に連れて来られた
⑤ 当時業界8年のちぎらは僕の葬式への疑問を否定する事なく全て受け入れた
⑥ 結果、お客様を騙してる事に気づき営業の仕事が出来なくなった
⑦ 責任を感じ、ちぎらが食える仕事を葬儀業界で探した
⑧ 葬儀屋喜ばれてる、寺はお気持ちと、素晴らしい人達に思える発言ばかりだった
⑨ ところが葬式をした家族からは葬式、布施とも「高い」と異なる評価だった
⑩ 嘘つきだと分り闘争本能に火がついたというのが本当のところだろう
⑪ なら家族の本音がどこにあり、その本音を最優先させるべきと考えた
⑫ また誰でも死ぬのに、何故に高額な費用が必要か納得も理解も出来なかった
⑬ 同時に自分の中に信仰心など無いことも分った
⑭ 5万円火葬支援パックから始まり、弱者目線だけでひとつひとつ実現してきた

ちぎら
ちぎら

そうですね、葬儀屋さんやお寺さんに行って話しを聞いた時「やっぱ葬式の仕事をするような人は人間が出来てるんだなぁ」ってとても素直に受け入れてましたからね。ところが嘘だと分った途端「ふざけるな!」って豹変した感じでしたよ。

代表
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そっか、だとすれば今の感覚や発想や思考が生れたきっかけは、2つの事柄からって事だろうな。そう考えれば何となく理解できる気がする。


『父親の最後と看取ってくれた方の言葉や印象』
たった一人だけの火葬、遺骨は背中に背負ってハワイの海に散骨、これが父親の遺言だったそうで、送ってくれた女性からは満足感と、死後も変らぬ絆を感じた事で、葬式って何だろう。葬式とは何かを知りたくなった。


『葬儀屋と寺の建前と本音と嘘を知ったこと』
聞かされたままを素直に信じただけに、嘘だったと分った時は怒りが込み上げたし、人の死をもてあそぶような言動が許せなかった。また葬式をした家族の本音は葬儀屋と寺に嫌悪感に近い感覚さえ持っていたのに対し、火葬だけをした父親を看取った女性は満足感に溢れていた。


以上を分析すると僕の中に湧き出る感覚を与えたのは『反面教師としての葬儀屋と寺』なのです。だから『家族目線』で考えられるし、葬儀屋と寺の言う事、する事を受け入れる前に解析してみる習慣が身に付いたのでしょう。さらに解析すると、その多くは家族目線からは、ほど遠く自分達の利益を守る為でしかないと判断できたわけで、あんしんサポートの葬式関連の全ては、自分達の儲けだけを優先してきた葬儀社と寺の否定から始まり、生まれ育ってきたようです。


だもん、葬儀屋と寺に対し否定的な家族にとって、あんしんサポートの存在は自分達の味方と思えるはずです。勿論きっかけはそうですが、その上で宗教観、倫理観、本質、更に死体の知識など葬儀支援を行う上で必要な知識を吸収したり、現状の問題点を洗い出したり、更に僕の嫌いな否定だけする評論家に成りたくはないから、全てに対し対応策を創り出す必要があった事が幸いし、一歩、一歩、設立前から言い続けてる団塊世代の終幕期、2030年代に向け歩み続けられたんだろう。

ちぎら
ちぎら

先人の言葉や書物の受け売りでなく、実際の葬儀屋さん、お寺さんがしている事への反発や否定と、利用者のクレームや希望や要望を組み合わせる事が『新たな発想を湧き出させてきた』ってことなのですね。

代表
代表

分析してみると、どうもそうらしい。先人の葬儀屋がしてきた事を教師とするか、僕みたいに反面教師とするかで、進むべき道は真逆だからな、僕の人生を振り返ると役に立ってるのは圧倒的多数が『反面教師』、素晴らしい人の話しを聞くと『凄いなぁ』と思うし感動もするけど、僕に真似ができるものではない。でも反面教師になる人達の言動は、自分が何をすべきか明確に教えてくれるから僕にもできる。週刊誌を筆頭に、人はゴシップや悪口が好きだけど、僕は文章を読んで貰う為に書いているのではなく、具体的に実践できるものとして書き続けてる。今回の分析で葬儀支援が不要になるのは、死後を福祉として行政が行うまで――、なのも分ったよ。

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