ライフライン(命綱)の両横綱である『水道』『電気』の電気代の急激な高騰は一般家庭でも生活に支障をきたすレベルでオール電化なら電気代2倍も普通に起きてることでしょう。
あんしんサポートの1月の電気料金は対前年比170%、施行数や葬式内容が同じではありませんから単純比較はできませんが大幅な原価上昇になってるのは間違いありません。
また使用する葬具類の値上げも10~15%前後値上されてる物、更に燃料費(ガソリン代・灯油)は皆さんご存知の通りですから影響が出ないことなどあり得ません。
一般的には「原価の高騰により利益を減らす――、」と記載する訳ですが当方の場合『赤字が増える』と書くのが正しい表現で、使用する葬具類、諸経費が電気代と燃料費の高騰の影響で何処まで上昇し続けいつまで続くかです。
商売の基本は『原価+利益=売価』ですが、あんしんサポート葬儀支援センターは16年前の設立時の目標が『国民健康保険から支給される葬祭費5万円で火葬できれば一銭も無くても不安なく死ねる』という商売の常識から大きく外れた設立目標からスタートしました。
何故そう考えたかのきっかけや当時の流れは『1章・偶然からの強烈な流れ』でご確認ください。
ただ2014年4月消費税8%引上げにより便乗値上げとしか思えない値上が相次ぎ5万円火葬支援パック継続は不可能となり、その後紆余曲折した後「69,000円+税」を設定、消費税10%引上げ時の更なる値上げと赤字幅が多くなっても我慢し続けてる現状です。
- お迎え搬送①ご遺体のお迎え
・ピンク色地域内は走行距離追加一切ありません
・県内白色地域は距離関係なく10,000円+税加算
・深夜、早朝など時間帯による追加一切ありません
・基本2名体制で搬送に伺います
・基本寝台車に家族は同乗しません
・乗って行った車であんしん館に向ってください
・後で病院に取りに行くのは大変です
・あんしん館から帰る際も乗せて貰う等面倒です - 搬送シート安定枕付き搬送シート
・後頭部がスッポリ納まる豪華な印象の枕
・病院施設によっては大型顔当て布使用 - 最初の安置
・祭壇には30万円相当に供物が供えてあります
・供物類は一切購入する必要はありません
・供物類を自宅に持ち帰ることはできません - 使用する棺③山型フタ付6尺白布棺(布団一式付)
・最大180cmの故人でも膝を曲げれば納まります
・体格のいい方が合掌を組める高さがあります - 保冷剤
・死亡時刻から24時間以内の火葬できません
・基本入室時間から起算して48時間です
・死体専用冷蔵庫での保管もあり得ます
・48時間以降は24時間毎5,000円+税加算
・安置後は火葬場まで逢えません
・火葬前に逢える安置は10,000円+税加算
・60時間を超えるとドライアイス追加発生します - 線香具一式
・病院到着後、最初に行うのが末期の水と線香です
・口閉じ専用具で開いた口を閉じます
・豪華な祭壇前で穏やかな顔の故人に癒されます - 死亡診断書
・届出は当方で代行します
・火葬時に死亡診断書コピー1枚渡します - 霊柩搬送
- 火葬中基本無料休憩所待機
・高崎斎場は1名でも待合室利用必須
・待合室利用時は清掃員3,000円+税加算
・他の県内斎場は無料待機可能(最大10名) - 拾骨
・前橋斎場のみ拾骨は代表自身が入ります
・焼骨部位、付着色の説明を行い各自手で拾骨
・沼田、渋川、伊勢崎は熱いままの拾骨です
・信仰により拾骨しない選択できます - 人件費⑨火葬までの全人件費
・直葬は支援プランに付き人件費0円で設定
・「ぱっく60」「完全委託」も0円設定です - 支払い額75,900円(69,000円+税6,900)
各項目単価(税込表記)
使用品、追加の出ない搬送料金、そして人件費0円設定など、日本で一番低料金で一番豪華と公言する理由がご理解頂けるでしょう。
国保から支給される葬祭費50,000円に最小限の負担額で設定したいと、赤字必至は承知の上で設定した直葬プラン69,000円は散骨等の利益を補填することでプラン料金は据え置いてきました。
設定から7年の時を経た2023年、日本史上一番高い電気料金、燃料費で全国民が感じるほど家族の生活は圧迫されてますが、年金生活者や弱者は更に圧迫された生活となっているのは明白ですから、できることなら料金は据え置いたままで支援を続けたい。
各単価を見て分るように単価設定が超激安で且つ値引き、端的に言えば全部利益でも69,000円でしかなく、諸費用と経費を加えれば誰が見ても赤字は納得でしょうけど、それ自体は当支援センター理念・信条・目的達成の手段であり使命なので全く問題ありません。
されどこれ以上諸経費が高騰すれば各プラン料金の見直しが必要となるのも明白、当支援センターの存在が死後費用の心配をすることなく生きられる「礎」となってる家族の事を思うと限界まで我慢比べをするしかないと思う2023年2月の心境です。
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