「終わりに」免税事業者で支援を続けます

我想う支援日誌
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あんしんサポートは免税事業者で支援を続けます

インボイス発表から4年後施行の想定をした事で2年間で半分以下に減らすのは簡単ではないと「菩提寺の葬式と墓があれば受けない」「嫌な人は受けない」など前代未聞の思い切った公言は菩提寺のある会員さん達は衝撃だったと思いますが2021年6月30日決算まで5年間の猶予は助かりました。

また2018年11月には予想外の胃癌発見から8日間入院の切除や体力的な衰えも実感するなど、すべて結果論ですが縮小路線への切り替えは間違って無かったと思えるし、わざわざ「受けません」と公言した理由も納得は出来なくても理解はして貰えたでしょう。

結論として『インボイス登録はせず免税事業者として葬儀支援を続けます』

後ろ向きでなく、可能な限り長く支援事業を続ける為の手段

設立当初から一般葬儀社の4割料金と言われる低料金の葬儀支援でしたから、一般葬も受けてた当時から客単価15万円位、一般葬、菩提寺の葬式を受けなくなると客単価8万円台までさがりました。

ただ200数十施行とは元旦から大晦日まで、ほぼ毎日葬式してる感覚、それでも以前経営してた美容業の1/10、わずか3,000万円台の小さな事業にも関わらず1,000万円以下まで下げる方針と聞けば大多数の人はネガティブ思考と思われるでしょうが実際は真逆です。

僕の目指す超低料金、高品質、更に死後手続きを筆頭にして家族毎に必要なアドバイスも行う葬儀支援は「家族経営」か「2名体制」でなければ出来ないと分りましたので、これから支援事業を始めようとする人、支援事業に舵を切る葬儀屋さんへの参考書には成り得るだろうと思ってます。

更に言えば老人社会でも、気力があり、身軽に動ける健康と体力があれば、例え70代でも可能であり、且つ普通に食えると分れば葬儀支援を目指す人もおられるでしょうから、良くも、悪しくも参考書にはなってくれるかもしれません。

無理をせず、見栄は張らず、対象者も絞り込み、免税業者枠まで下げ、消費税を利益とする事で赤字プランの補填もできて長く続けられる可能性を実例として残せば2030年代に役立つはずです。

かつて全国から研修会で来県した人達が立ち上がれなかった理由は「計算すると赤字で続けられない」でした。16年前は机上の空論でしかありませんでしたが、すでに16年間継続してるわけで儲かりはしませんが食える実証はできた思う。

益税の使途は次のようになります

当支援センター利用者も消費税は加算されますが、その恩恵として超低料金でも豪華で高品質な葬儀支援が受けられます。免税事業者に消費税を払いたくない人は好きな葬儀社を利用すれば良く、その意味でも完全会員制を敷いたのは今思えば正解でした。

消費税利益の最高は909,091円、仮に90万円の益税で100施行なら補填金は1軒9,000円、当方各プラン内容は9,000円加算しても一般葬儀社では不可能な料金設定であり、赤字解消には成り得ませんが、どんな恩恵があるのか実例としていくつか抜粋してみます。

各プラン超低料金で利用できる

「豪華な祭壇前で安置」
直葬プランも含めた全プランで写真の祭壇(30万円相当の供物が飾られてます)前で納棺安置を無料で利用できるのは1軒1,500円補填(200件使用時)できるからです。

「地域内距離不問」
下記地図でも分るようにお迎え先によっては数百km走る事もありますが走行距離による加算をしないのは、事前に明確な料金が分り安心できるからで車両、燃料、人件費は益税補填されます。
・ピンク色地域内の移動は走行距離、時間帯など加算は一切ありません
・県内の全白色地域の場合+11,000円以外は、走行距離、時間帯の加算は一切ありません

「人件費補填」
人件費0円計上プランも同様の補填でカバーしています。
「直葬プラン」「ぱっく60プラン」「完全委託プラン」は人件費0円計上で支援しております。

「使用葬具ダウングレード回避」
低料金化を図ると使用品の質を下げたくなるものですが、誰が見ても違和感の無い高品質な葬具使用の維持にも補填され、残念ながら赤字解消できるほどの利益ではありませんが、それでも事業継続の足しには成ります。

いくつか例の挙げましたが補填金が無ければ全プラン値上するしかありません。
実際は電気代高騰の影響による葬具値上も出てますので、我慢比べの限界を超えれば値上となりますが、その場合でもできる限り値上げ幅を抑える企業努力は惜しまないつもりです。

僕にとって大事なのは支援内容の充実

僕の知る限り多くの経営者が拡大は出来ても、最後の最後まで縮小、撤退できないまま破綻の道を進むのを見てきましたが理解も納得もできません。そんな見栄を張って良いのは自分一人で事業してる場合限定で社員や家族が1人でもいたら見栄より会社を守るのが何より優先するのが経営者だからです。

『人は執着を捨てれば楽に生きられる』僕が座右の銘としたのは、引くことのできない経営者ばかり見て来たからで、突き進むだけでは戦争には勝てません。勝てなくても負けない戦略が立てられない軍司や司令官も戦争には勝てないと思うからです。

あんしんサポートには近隣は勿論、片道2時間も掛けて来館され、一軒、一軒長時間を割いて本音で相談して入会された会員さん達がいます。

入会を許可したからには、あんしんサポートが続く限り『死後の安心』を守るのが使命、社員でも家族でもありませんが会員数は結構な大企業より多く、わざわざ来館された人達の安心感を守る為なら見栄や事業規模はどうでも良いのです。

2017年以降初めて公言した内容でした

全7話+1話、感じ方は人それぞれでしょうが、この発想は家族経営理容室からの学びと、自身の老いを実感する年代になった事、そして葬儀支援が天職と思えるほど適職だったことでしょう。

後進への助言として、自分の生き方や考え方が法律に触れず、他人に迷惑を掛けず、道徳に反する事でないなら不言実行より有言実行が確実に前に進める手段であると断言します。

2017年~2023年まで7年間について初めて公言した事がいくつもありましたが、5年、10年先を見て走ることで多少の見当違いがあっても軌道修正できる体験談ですから、これからの人生に於いて少しでも参考となる方がおられるなら書いた価値はあると思います。

               あんしんサポート葬儀支援センター 代表 武井 利之

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