口に出して書き出せば忘れない

我想う支援日誌
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自己満足がスキルアップ

この数日間の施行を思い出すと、、、「何家なにけだった!?」と認知症? と思うほど思い出せませんけど、火葬に入り拾骨に呼ばれるまで60~80分は無料待合所で、各々の家族に必要なアドバイスをし続けてました。

火葬中では終わらず、火葬後あんしん館に移動して「各銀行預金の引き出し方」「国保葬祭費手続き」「年金手続き」「介護保険証等返却」「車両名変」「故人名義の不動産名義変更」「投資信託手続き」等の手続きと処理順などアドバイスをしてたら家族が何となく理解するまで2時間ほど掛かった家族もいます。

葬式が済んだ家族は死後手続きへの意識が集中するのか真剣な人が多く、内容は一般論でなく「その家族にとって最善と思われるアドバイス」年々的確なアドバイスに成り、家族のほうが真剣になるから無料相談でも2時間も掛けてるが、何処か『自己満足』してる自分を感じます。

死後手続は法律、法務局、税務署、銀行、保険関連、車両関連、墓、電話、ネット、住宅等々、生活全般に対する様々なアドバイスですから、家族が知りたいと思えば、少なくとも数か所に足を運ばないと得られない情報であり、抜け道のようなアドバイスはしてくれません。

各々専門家を紹介すれば簡単ですが、無料で相談できる事は少なく費用と労力も必要となる。少しでも家族の負担を軽減させるには、相談内容を聞き即答できない問題は納得するまで調べた上で伝える。この作業を16年間2千件以上繰り返し続けた賜物であり正に継続は力なりです。

経営指導の経験が根底にあるのだろう

経営者人生35年、起業前は美容室の経営指導をしてましたから、相談内容で即答できない事は次回までに調べるだけでなく、追加される質問の想定と回答も準備しておく習慣が身についてるのでしょう。相手が経営者でしたから、適当な返答では信用と実績を失うから身に付いたものでしょう。

その代わり的確なアドバイスで成果が出れば「信用」となりセールス無用で独占販売というメリットがあるので、全ては己の力量次第、営業職は嫌いでしたが結果さえ出せば上司の機嫌を取る必要は無い仕事です。

ただ能力は凡人なので自分の持てる時間の全てを費やす必要があり、帰宅は早くて午前0時、普通で午前2時、遅い時は午前4時もあり、数時間後の午前8時30分には自宅を出る生活でした。

実際は『こうすれば繁盛する』そんな特効薬などありません。あったら1冊の本にすれば100万円でもベストセラーになると断言できる。ようするに、そんなものは無いんです。

経営者の「技術力」「考え方」「能力」「立地条件」「スタッフ」等々、様々な諸条件の中で『繁盛』という最難関に挑戦するのですから、重要なのは経営者の思考でなく、今来てくれてる『客層』を中心に集客可能な客層に合わせた店造り、能力に乏しい経営者の言う事を聞いてたら繁盛店など夢のまた夢です。

極論を言えば自身の力量では繁盛店を創れない経営者の思考に価値はなく「有無を言わせない」事が繁盛店への道、あとは経営者を納得させられるだけの『能力(先見性・知識・実績・創造力)』の有無と、全力投球し続ける僕自身の覚悟ができる相手かです。

各々の事情が違う中で最善と思われる道を全力で走る――、過去の経験が葬儀支援でも役立ってる典型、葬儀支援に先人はなく誰にも教えて貰うことは出来ない点も、かつての経営指導に近いものがあります。

35年前起業した時、美容室はパーマ&カットがメイン、団塊世代が40代に入る時期でしたから『カット&カラー』特にヘアカラーをメインとした美容室に方向修正しなければ近い将来に行き詰まり、ヘアカラーが売りの店が創れたら競合店も無く繁盛店への近道になると考えた。

美容界を離れて12年が経ち美容界の動向は全く分かりませんが美容室減少してる可能性は大きい。

言い続けるから目標も達成できる

施行した大半に同じ事を何度となく話し、都度質問を受けて答え続ければスキルアップし当然、法律にも抜け道(法律違反ではない)にも詳しくなり、その結果として家族の負担が少しでも減れば、支援目的も叶い自己満足もできて、いつの間にかスキルアップもしてます。

事前相談では『存命中で無ければ出来ない手続き中心』で死後手続きにも触れる程度、逝去後は存命中に行った手続きの確認と死後手続きの具体的な話し、これを毎回のようにしてれば僕でも忘れず、事前相談の時点では即答できない相談内容でも、火葬日までに調べておけば、更なるスキルアップに繋がります。

それと得た知識はすぐに使うことです。新しい情報は知ってた情報のように速攻で使う事で記憶に残り、できればブログのように書面でも残せば、忘れた時の備忘録にもなります。

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