墓閉じで離檀料などあり得ない

日々の「我想う」
この記事は約3分で読めます。

墓閉じをする家族は増加の一途ですが、言葉では聞いてたけど、実際は一件も無かった
のが「離檀料」を要求する寺の存在でした。ところが5月に墓閉じを決めた家族が寺に
墓閉じの旨を伝えると、離檀料をくちにした隣接市の寺が出現しました。会員さんから
どうしたら良いかと電話が入ったと報告を受けましたが、ちょうど別件相談をしている
最中で電話に出られず間接的に伝えました。

寺からの言葉は「閉眼供養は当方で行ったら連絡をしますが、お気持ちで離檀料を支払ってください。通常20万円ほどです」と言われたそうです。

中々考えた言い回しだと思います。金額は通常20万円と明言していますが、その前段で
「お気持ちで――、」と言ってるのが、言い回しの味噌です。出来れば寺と揉めたくは
ないですから、言われるがまま20万円を包めばラッキーだし、20万円の金額に対して
何か言ってくれば「お気持ちですから――、」と言い返せるし強制で無いと言えます。
寺の言葉を聞いて『なるほどぉ』と感心しましたが、次にように伝えました。

「檀家になった際、寺を離れる時、離檀料の支払いがある旨を記載した書類は無かった
ですから、閉眼供養読経をして頂く為のお布施は、気持ちでお渡しするつもりですが、
20万円の離檀料を支払うのは難しいです」と回答をするよう伝えました。

すると「ならばお気持ちで結構です」と言われたと連絡があったそうです。当然の言葉
ではありますが、まともな感覚の住職で良かったと思います。檀家になる際は規約等が
書かれた書類を渡されるはずですが、それが昔なら尚更のこと、その中に「離檀料」が
書いてある事はまずありません。基本的に書いてあるのは、2~3年音沙汰が無ければ
墓は処分しますよ――、といった内容でしょう。昔は墓を閉じる事など無かったので、
そんな心配は無用だったのです。

何処の墓地でも無縁墓が増える傾向の中、墓閉じをして更地に戻して返却する檀家は、
当然のことではあるのですが、寺にとっても有難いことなのです。筋道を通さない檀家
は野放しで、筋を通す檀家から、お金を取ろうとするのは根本的に間違ってます。

但し墓については最終的に相続放棄はできません。最後は家庭裁判所が墓守を指示する
のですが拒否はできません。ということは、寺から墓を撤去しますからと事前予告され
返答もせず寺が撤去し、その費用は支払って頂きますよ。と言われたら、支払い義務は
発生するでしょう。ですから墓が不要になったら墓閉じはすべきなんです。石屋は自分
で依頼すれば良いし、寺の言いなりになる必要はありませんが、指定業者以外は駄目と
いう寺もあります。極端に高額な事は無いでしょうから、今まで墓所を管理して頂いた
布施だと思っても良いんじゃない?。勿論、納得できないほど高額なら話しは別です。

また檀家になる際の書類に離檀料等の記載があった場合は法的に有効となるでしょう。
ついでに言うと『墓閉じに理由はいりません』墓が不要になったで問題ありません。
もし墓閉じを寺に伝え、離檀料と言われたら、今回の話しを参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました