宮型・リムジンの意味が分からない
16年前は神輿のような宮型霊柩車も良く見掛けましたが、いつの間にか見なくなると、代わって増えたのが、やたら長いリムジン霊柩車、棺搬送だけの車両にリムジンを使う意味が分かりません。
「リムジンに乗せたいと言った家族がいると思う!?」葬儀屋が勧めるからで、見栄っ張りの家族をターゲットにした料金引上げ専用車両、どんな商売でも正道は「より良いものをより安く」棺が運べる8ナンバー車両であれば料金が安いほうが良い!が常識人の基本姿勢です。
当支援センター霊柩車の歴史は、黒塗りクラウン霊柩車(ホームぺージ動画の霊柩車)から始まり、病院へのお迎え搬送時、患者さんの心理として嫌だろうとワゴン寝台購入、施行数が270件になると多市での同時火葬も増えた事から、フォードモンデオ霊柩車両追加で3台稼働となりました。
問題は僕自身の老化、このまま会員数が増え続けたらの想定は不可能との判断から霊柩車両は1台にするのですが、その辺りの詳細は次回に書くとして、2024年の今、ワゴン寝台車で斎場搬送する業者は増え、宮型は姿を消し、リムジン霊柩を見る機会も減ってます。
若い頃から10年後の近未来予測をして動くタイプで、その点だけは他人様より少し長けた自覚はあり、22年後の団塊世代終幕期を迎えるまでにすべき常識の意識変革も間違って無かったと思ってますけど、意識の変革については予想外のコロナ感染が10年間前倒しにした点はツキのある人生のようです。
霊柩車の後ろに着いて走るのは危険
寝台車で斎場搬送と考えた理由は2つ、ひとつは病院お迎えでも支障の少ない車両である事、もうひとつは霊柩車の後を家族親族の車両が連ねて走るのが当り前だった16年前、霊柩車は法規以上に低速で走りますから、葬列車両の後に着いた一般の人達からすれば迷惑でイライラします。
道中の信号通過も危険性があり、親族の老人が連なって走るのは更に危険、もし事故が発生すれば社会問題に成る可能性は年々増加する回避策でもある事から、故に当支援センターは、あんしん館開設時から霊柩車と家族親族は連なることなく、斎場で待ち合わせなのです。
最近は老人の自動車事故も増えており、この発想も間違って無かったと実感、直葬系のプランは火葬当日斎場の火葬棟で待ち合わせ、家族葬は親族が先に出発し駐車場に駐車して火葬棟に向かいますから、故人を乗せたワゴン車は最後に出発しても早く到着する事が多いです。
葬儀屋と支援センターの違い
女性数人が並んで霊柩車を見送る様子は、葬式代行業と言うより「豪華」「派手」「高級感」を演出して高額な請求をするイベント会社の様相を呈してますが、当支援センターは残る家族の生活が守れる死後処理を行う事が使命ですから、いつも言うように似て非なる存在です。
2030年代に向け儲けたい人達が設立する葬儀屋も増えますが、中には当支援センターに近い発想の葬儀屋も在るはずですから、家族の価値観に近い依頼先を決め必要な手続きはしておかれると良いでしょう。
コメント