同じ後悔はさせたくない

我想う支援日誌
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家族の終幕で後悔させない為に

家族の終幕で後悔した事がありますか? 僕は3人への後悔があります。

幼少期を育ててくれた祖父母に孝行らしい事を何もしないまま終幕を迎えさせてしまった事、46才で逝った姉には残り少ない時間を本人に知らせず、子供達と最後の団欒や一緒にいられる時間を造ってやらず、人生最後の3か月を病院のベッドで過ごさせてしまった事です。

葬式は死んでから始まると思ってる人は終幕後に葬儀屋を探せば良い――、でも僕のように生前でなければ出来ない事で後悔する可能性がある人は、躊躇ためらわず、機を逃さず、すぐ実行しなければ、その後悔は一生付いてまわる――、消えない後悔を持つ経験者からの助言です。

僕のような後悔をしなくて済む状況ならする必要はありません「転ばぬ先の杖」の必要性を理解させられた苦い経験があり、且つ葬儀支援センター代表ですから尚更です。

生前、死後に必要な手続きはマニュアル化出来ても、しておくべき事は家族関係も含めた諸事情で家族毎に違いますから、直接確認した上で最善と思える方法や対策を伝えるので当方事前相談は早くて1時間、2~3時間も普通、途中でする雑談からアドバイスや対策が見つかる事も多い。

これも当支援センターが会員限定としてる理由のひとつ「葬式内容・料金」等の打合せは5分もあれば充分、HP・パンフレットで詳細、流れ、追加発生条件等も読めば分かるよう記載してあり、追加発生があれば内容・費用は搬送時点で最終支払い額も伝えるので請求書を見て驚くことはありません。

とても神経を使いながら長時間の事前相談、頼まれてる訳でもなく無償ですから、わざわざ話さなくても葬儀屋同様に避けて通れば済むことですから、本音を言えば面倒で疲れる時間なのですが、僕と同じ後悔をさせない為には避けて通れない話題でもあります。

相談家族の事は何も知りませんから様々な角度から話しを振り、例え1つでも家族の後悔を減らせたらの思いですが、初めて逢った人に家族事情等を色々聞かれたらどう思いますか? 決して良いものではないでしょ!? それを短期間で話せる空気感にするのは簡単ではありません。

逢って10分、15分で打ち解け気づいたら話してた、、と思わせる人懐こさと、死にまつわる法律、銀行関連、保険関連、法務局関連、遺骨、墓、宗教等々、自分の知らない様々な知識を持つ人物と認識しなければ信用はしませんから、人懐こさと信用の双方を短時間で得るのが最初のハードルです。

葬式未体験者は勿論のこと、経験者でも死後に騒ぐことが供養の如く言われる葬式経験しかないのは、後悔を口にする人のほうが断然多いが『何が分らないかさえ分らない』が大半、多くは「想像以上に費用が掛かった」と費用面を訴えるが供養の根本を伝え、理解しなければ解決には成らない。

それは葬式後に分かります

多分、僕に言われた時点では半信半疑に近いんじゃないかな、それでも言われた事を存命中から行い、終幕後の死体処理、遺骨処理と進んで行くと、言葉だけの供養とは違う温もりのようなものを感じ、最終的には『温かく送れた』との思いが残るようで理解してくれる家族も多い。

そう言えば、、散骨場を無償貸与(現在は自社所有)してくれた喪主が事前相談で僕の話しを聞き『そんな葬儀屋は見たことも聞いた事もない胡散臭い』と思ってたそうですが、実際に父親の葬式をしてみると、言ってた事は全て本当だったと分り疑った自分が恥ずかしくなり、疑った事への謝罪の意味もあって山林無償貸与を申し出たと言ったのを思い出します。

綺麗事を言うはなく、自慢する気もなく、全ては自己満足でしてる事であり、僕の言うことが絶対に正しい訳ではありませんが、同じ後悔をする必要も無ければ、させる必要もありません。

葬儀支援事業をする人間だから出来ることで、助かる人がいて、自己満足できれば、金にはなりませんけど充実感や生き甲斐が得られますから、金銭では買えない幸福感が得られるラッキーもあります。

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