徳川幕府の影響を今尚受ける葬式

日々の「我想う」
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ちぎら
ちぎら

先日お葬式をした家族のお子さん(30代くらい)から、聞かれたんですけけど「檀家とか菩提寺って何ですか? 俺達も何かしなきゃいけないんですか?」と聞かれたから、島原の乱などでキリスト教の拡大を恐れた徳川幕府が、宗教規制の一環として、何処かの寺に属さなければならない『寺請制度てらうけせいど』が今の檀家制度の始まり、法律で決まってるわけでもなく、君達が縛られる必要はないよって、代表の受け売りで答えておきましたけど、問題無かったでしょうか?

代表
代表

全く問題ないと思うよ。千明も知識を持ってると思われてる証拠だな、ならもう少しだけ突っ込んだ話をしておこうか?

ちぎら
ちぎら

お願いします。今の状態だと更に質問されたらお手上げですから・・・(*_*;

代表
代表

正確に言うと『寺請制度』と『寺檀制度』じだんせいどがあって、寺檀制度は俗に言う菩提寺と檀家の関係で元々存在したもの、この関係を利用して制定したのが寺請制度だと思えばいい。寺請制度は今の市民課みたいで生年月日や出生地、身分や続柄、収穫高まで記載され個々の管理と、キリスト教や日蓮宗の布教を弾圧する目的も持っていた。確か檀家の家系図を管理したのも寺だったと思う。

ちぎら
ちぎら

それが今現在も法的に続いてるわけではないですよね?

代表
代表

うん、法的な縛りは一切ない。最後の将軍徳川慶喜よしのぶは1867年10月に政権を朝廷にかえしたのが大政奉還 たいせいほうかん、寺請制度は4年後の1871年に廃止された。今でも檀家と菩提寺の名は残しているけど当時の役割は一切ない。例えば織田信長が焼き払った天台宗本山の比叡山延暦寺を例にすると、当時の都である京都に東日本の人が行くには比叡山を通る必要があり、その道筋に何か所も関所を作り通行料を取って、その金を年利50%の高利で貸して暴利を貪ってのたが延暦寺と言われている。その横に無料で通れる道を作ったのが信長で、その実行役が明智光秀、そう考えるとこの件で信長は悪魔のように言われてるけど、そうとも言い切れない気がする。何の根拠もなく、お坊さんは偉いと思い込んでる人もいるけど、こんな史実を聞けば、妄想でしかないと分るだろう。

ちぎら
ちぎら

不思議なのは、信仰のある人達が信仰に従ったお葬式をするのは当然だけど、無信仰の人達が仏式の葬式をすることです。代表が言うように無信仰なら火葬だけの葬式で当然だと思いますが――、なんでですか?

代表
代表

いくつか理由があると思う。
》1871年の撤廃後も、檀家制度を上手く利用した仏教界が長けてたって事だな
》多分、当時の僧侶は人間的に成熟してた人も多かったんだろと推測できる

ちぎら
ちぎら

私の実家地域や子供の頃、葬儀社勤務時代は、それが当り前だと思ってましたから、代表と知り合うことが無ければ、今でもそのままだったと思います。

代表
代表

長年に渡り築き、人生の師と称される僧侶像を壊したのが今の僧侶達なのは間違いない。法話でどんなに偉そうなことを言っても、実生活が違えば受け入れられるはずがない――、簡単に言うとそんな当たり前な事さえ分からない僧侶はいくらでもいる。人間力が無いのに持ち上げられたら、何処までも煙のように舞い上がる僧侶だっているわけで、そんな僧侶が不信感を増長させてるんだろうな。

ちぎら
ちぎら

なるほどぉ、徳川幕府の敷いた政令のお蔭で暴利を貪れた寺が、廃止後も上手く利用したのが今の葬式って事ですね。

代表
代表

大枠はそう思って間違いないだろう。僧侶とは宗教者だから最大目的は『布教活動』なのに、布教してる僧侶は見たことがない。中には葬式が最大の布教活動と言ってる僧侶もいるが横着者の発想でしかない。だから『葬式坊主』『葬式仏教』と言われるのは当然だろう。宗教とは死ぬ為のものではない。どう生きるかの指針となるのが最大目的なんだからな――、

ちぎら
ちぎら

ってことは今の高額で無駄に派手な葬式は僧侶が作り上げてきたわけですか?

代表
代表

いや、多分違うと思う。僧侶は葬儀屋を見て欲を増してきたんじゃないかなぁ――、どちらかと言えば、葬儀屋が僧侶を持ち上げながら暴利を貪り易くしてきたのが先で、葬儀屋が儲かるのを見て僧侶は布施を値上げしてきた。葬儀屋に布施の値上げ相談すれば、払うのは家族で自分の腹は全く痛くないから、葬儀屋は快諾して、尚且つ寺の擁護に回ることで、お互い様に儲かる図を作ってきたってとこだろう。

代表
代表

終戦後の日本は奇跡の経済成長をしてきたから、それでも通ってきたけど、バブル崩壊後もそのままの感覚で来たし、少子化で年金だけで生活する老人、簡単に結婚して簡単に子供を作って育てられない夫婦、ちょっとした事があればすぐに離婚して生活苦になる母子家庭など、大変な時代なのに、仏教界だけがバブル感覚でいれば当然、消費者は嫌気がさすし、檀家が減れば布施の値上で対処しようとする僧侶も沢山いるんだから、離檀する人が増えるのは極々当然、終いには「離檀料」まで取って自分達の生活を守ろうとする姿勢が評価されるはずがない。最終的に離檀料が取れないくらいの事は寺も承知してると思うけどなぁ、

ちぎら
ちぎら

もしかして、ネットのような情報源の普及も影響してますか?

代表
代表

だろうな、ネットの普及で与えられるだけの情報から、探す情報へと変化してるのも大きいだろう。中共問題、アメリカ大統領選、韓国の実情、さらには日本メディアの諸問題等に気がついた人達は沢山いるだろうが、宗教や葬式の在り方についても同様で、様々な考え方が存在すると分り始めて来た――、ってこと。個人的には、ある意味恐さもあるけど良い傾向だと思ってる。

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