毎年数件はあるのが10年前のパンフレットを保管している方からの問い合わせです。
NHKが8分30秒ほどの全国放送をしてくれたのが9年前の6月でしたから、自分の時はこれを利用しようと思い大切に保管しておられたのでしょう。料金や内容変更があれば全会員さんには郵送しますが、一般向けの広告宣伝は10年近くしておりませんのでそのままだと思っておられるのでしょう。
消費税は2008年設立当時、税込5万円火葬支援パック完成の2011年3月、更にNHK放送2013年6月でも5%でしたが、2014年4月1日~8%に引き上げられた際、便乗値上げと思われる値上ラッシュで5万円継続が不可能となり、試行錯誤して現在の69,000円+税(税込75,900円)となりました。
死後費用が高額過ぎる問題は早い段階から意識しており、消費税8%引き上げで5万円火葬支援パックの継続が困難になった時点から、墓閉じは進み散骨は絶対増えると設立2年目2010年には散骨場を取得しておりましたので、火葬+散骨=10万円+税と形を変えて直葬5万円を残し現在も続けています。
デフレ不景気が続く中、葬儀代と謝礼の引下げが当然進むと思ってましたが、葬儀社も宗教者も時代錯誤も甚だしい「豪華」「個建て家屋」「価値がある」と更なる料金値上げを打ち出す理解不能な状況に入った事で時代に沿った支援事業の促進化を図る必要があると考えました。
机上の空論レベルの段階で発生したのが「コロナ感染」、多くの人達は2020年3月「志村けんさん逝去」の一報で本格的に意識されたり、行政が大きく動き出した感がありますが、前年12月の時点でアメリカで12,000名以上、日本でも3,000名がインフルエンザで亡くなっておりましたので、いい状況ではありませんが葬式の変化はコロナ感染で10年は前倒しになると予測しました。
当然、葬式形態は変わり、規模は縮小されますから『火葬料金で可能な家族葬プラン』の設定に動き始めたのが2019年12月~2020年2月で以下が基本的な考え方でした。
火葬料金で可能な家族葬プラン
10万円以下で直葬プランを設定しても実際は追加必須のため、それなりに形を整えると15万円ほど掛かるのが実態です。部屋の片隅に置かれ、昔ながらの平棺使用でも10万円は超える葬儀社が大半ですから、15万円で読経・居士大姉戒名付き、祭壇供物付きの家族葬が実現できれば2030年代の団塊世代終幕期への布石も打てると実現に向け、無い頭をふる回転させ完成したのが――、
『超お勧め、家族葬プラン(読経・居士大姉戒名付・祭壇供物購入不要)』です
当方で葬式された家族の多くは「利益が出ない事は我々家族にも分りますので料金は上げて良いから私が死ぬまで続けて欲しい」と言ってくれますが、10年前に配布したチラシパンフレットを大切に保管しておられる方が毎年何人もおられるのです。
2022年12月17日の今日も1件は電話連絡から事前相談、1件は電話をしてこられ事前相談を予約されたそうです。一体どれだけの人が今も5万円あれば――、と思っておられるろだろうと思うと出来る限り低料金で高品質な葬儀支援にしておかなければと思うわけです。
残念なことに10年前のパンフレットを保管しておられる方々はネットとは無縁の人達ですから、今日のブログは勿論、ホームページも見たことさえありません。
時代の流れですから仕方ないのは分っているのですが、2023年の不景気は円安のインフレですから、輸入品の多い葬具の値上がりが心配です。
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